世田谷の桜もそろそろ見納めである。
今年は一斉に咲いて一斉に散るパターンのようだ。
確か私がスガナミ楽器を退社した年の春もこんな咲き方だった。
もう6年も前の話である。
今朝もいつもの羽根木公園に散歩に行ってきた。
程よく風もあり、桜の花びらがひらひらと散っている。
桜の花は咲いている様子を見るのも美しいが
散る様もまことに美しい。
一斉に満開になったから散るのも一斉だ。
風が吹くとまるで雪のように一斉にひらひらと舞い落ちる。
桜吹雪とは言ったものである。
まことに美しい。
日本に生まれて本当に良かったと思う時間だ。
散った後、地面に広がる様子も美しい。
これもまたうっすらと雪が積もったかのようである。
満開の桜の下は薄ピンク色の雪化粧。
風と共に一斉に舞う花びら。
本当に、夢のような世界である。
何より、今年はコロナで宴会もされていないから、辺りが酒臭くない。
このポイントは非常に高い。
この時期の羽根木公園は、朝の散歩でもビール臭い。
朝になっても飲んでいる学生達も一組二組は必ずいる。
今年はそれがないから、静かに純粋に桜を楽しむことができる。
花びらが散った地面もほとんど人に踏まれていないから、まさに雪化粧にふさわしく綺麗なままだ。
きっと今年はどこもこうなんだろう。
私は普段はピアノ教室ホームページ製作と集客いうインドア派の生活をしているが、やはりこうして外に出て、自然の美しさに触れるということはとても大事だ。
ピアノ教室の先生も室内で過ごすことが多いだろうが、たまには外に出て、ぜひこの時期の桜をのんびりと眺めて癒されてほしい。
コロナもなかなか収束せず、昨日あたりから第4波なんて言葉も出始めてきた。
春休みだというのに、ピアノ生徒募集の波は期待したほどは起きておらず、なかなかピアノ生徒が集まらない地域もあるかもしれない。
せっかくの春募集だというのにピアノ生徒が増えないと気分が落ち込む時は、ぜひ一旦外に出て、一時だけでもぜーんぶ忘れて、桜に見入ると良いだろう。
コロナ禍の桜はお勧めだ。