昨日は大阪のバレエ教室さんとの月イチのホームページ生徒募集面談を行いました。

こちらの教室さんは先月ホームページを作成したばっかりで、私のお客さんで唯一音楽でない教室さんです。

私は主にピアノ教室のホームページ制作と集客サポートコンサルティングを専門に行っているのですが、ご希望があればピアノ教室以外のご依頼も受けることがあります。

まあバレエ教室ですからね、なんとなくクラシック系だし、幼児向けだし、ピアノの生徒募集と同じ感じでいけるんじゃないかという、楽観的な想像でお引き受けしました。

こちらのホームページはまだ出来上がって1ヶ月ちょっとの新米サイトです。

今回新しく取得した独自ドメインで作成したのですが、こちらのバレエ教室さんには、もう9年も前に無料のホームページ作成サービスで作ったホームページが別にあります。

なので今この教室の名前、固有名詞で検索をしても今までの古いホームページが検索の1番に上がってくるんですね。

検索エンジンはまだ古いホームページの方が公式ホームページだと思っていて、先月作ったばかりのホームページはまだ全然低く見られているというわけです。

なので最初はこの検索エンジンの認識を変えさせる必要があるわけですね。

何をやるかと言うとまずは、古いホームページのトップページに、ホームページを引っ越しました、リニューアルしましたっていう事を記載して新しいホームページにリンクを貼ることです。

人間の訪問者に対しても新しいホームページができたことを告知するのは大事ですが、検索エンジンに対してもこうしてリンクを貼ることで新しいサイトが公式ホームページであることをアピールすることができます。

本当は301リダイレクトとかcanonicalタグというものを使って、新しいホームページに古いホームページのページランクを転送できると良いんですけれども、無料のホームページ制作サービスなどではここまでの編集はできないので仕方ありません。

あとは SNS ですよね、こちらのバレエ教室さんにはだいぶサボってはいるものの Facebook のアカウントが一応あります。

そしてこの教室の固有名詞で検索するとこの Facebook アカウントが古いホームページの次の二番目に出てくるんですね。

どうやら検索エンジンはこの Facebook ページもこのバレエ教室の公式の SNS アカウントであると認識しているようです。
更新をさぼっていてもちゃんと分かるんですね。

なのでこの Facebook ページに掲載しているホームページの URL も新しいホームページの URL に差し替える必要があります。

こうすることで「公式ホームページはこの URL だよ」ということを検索エンジンに伝えることができるんですね。

このように、それぞれのホームページがどのサイトからリンクを貼られているかということを検索エンジンはちゃんと見ています(Google Search Console の外部リンクの項目で確認できます)。

よそのサイトから貼られているリンクのことを外部リンクとか被リンクとかバックリンクとか言うんですけれども、これって検索上位表示対策(SEO)にとっても大事なことなんですよ。

昔はよく外部対策なんて言いましたけれども(相互リンクなんて言葉も流行りましたよね)、この外部リンクを獲得することは今でも SEO 対策においてはやっぱり重要です。

バレエ教室でもピアノ教室でも他のビジネスでも、ホームページが検索結果で上位表示されるか、固有名詞で検索した時にちゃんと上がってくるかどうかは、そのサイトへのアクセス数を大きく左右し、ひいては生徒集客の結果を大きく左右する要因となります。

ですからピアノ教室のホームページでも SEO 対策としての外部リンクの獲得はとても大事なんですね。

ホームページから生徒が集まらなくてお困りのピアノ教室さんは、出来る範囲でも良いですからこのバックリンクの獲得にも取り組んでみると良いかもしれないですよ。

ただしひとつだけ注意したいのは、外部リンクというのは基本的には自然に発生するものであって、人為的に作るのは Google のガイドラインでは止められているということです。

ピアノ教室のホームページを出していると、よく SEO 業者から電話がかかってきて「おたくのホームページを上位表示させてあげますよ」という話が来るんですけれども、 こういう業者は基本的にこの外部リンクのパワーを使って SEO を行っています。

これははっきり言ってGoogleのガイドライン違反であり、 SEO としてはブラックな手法です。

業者にお金を払って人工的に作成した外部リンクのことをペイドリンク(金銭の授受がなされたリンク)と言って、これはペナルティにあたる行為です。

「バレなきゃいい」

と思う人もいるかもしれませんが、いつかばれて圏外に吹っ飛ばされます。

ですのでこういう話には手を出さないことを私はお勧めしますよ。