※このページの内容は2022年1月に大幅改訂しました。
こんにちは。
理想のピアノ生徒が集まるホームページ集客コンサルタントの永井玄太です。
このページでは
- ピアノ教室の集客方法を知りたい!
- ピアノ生徒募集のコツを知りたい!
↑そんなピアノ教室・音楽教室経営者の先生向けに、インターネットを使った生徒を集め方、増やし方をご紹介していきます。
東京のヤマハ特約店(スガナミ楽器)でホームページ担当をしていた私が、実際に母親のピアノ教室を2年弱で生徒7人から44人(満員)まで遠隔で増やした事例を基に、その後さらに、日本全国の崖っぷちピアノ教室さんを再建(延べ1,000人以上の生徒を集客)してきた経験を追加した、2022年最新版のピアノ生徒集客方法になります。
※ピアノ教室ホームページ制作はこちら
※料金システムはこちら
※会社概要はこちら
※代表 永井の経歴詳細はこちら
- 元担当者は語る「個人ピアノ教室の生徒集客は楽器店よりも圧倒的に有利」
- ピアノ生徒が集まらない理由
-
ピアノ生徒募集(集客)の方法
- ピアノ生徒集客の全体像
-
集客ツールの選び方
-
メイン集客ツール:ホームページ(ブログ付き)
- オススメは WordPress
- 独自ドメインを取得する
- レンタルサーバーの契約をする
- 無料のホームページ製作サービス
- アメブロ等の無料ブログは要注意
-
サブ集客ツール(ウェブ)
- SNS
- YouTube
- Googleマップの店舗紹介
- その他、教室紹介サイト
-
サブ集客ツール(リアル)
- チラシ
- 看板
- 地域の情報誌、新聞折込広告
-
メイン集客ツール:ホームページ(ブログ付き)
-
ホームページに掲載する情報一覧
- ペルソナを設定する
- ピアノ講師の情報
- 教室の特徴
- ピアノレッスンについて
- ピアノ発表会・イベントについて
- アクセス情報
- よくあるご質問
- 新型コロナ対策
- 体験レッスンの案内と導線
-
写真
- 本物の生徒写真が使えない場合
- 検索上位表示対策(SEO対策)のコツ
- ピアノ生徒が集まる講師ブログのコツ
- ホームページを育てる方法
- ピアノ教室のHP集客が軌道に乗るまでの流れ
- よくある4つの失敗パターン
- 他のピアノ教室ホームページ集客事例・実績
- まとめ:ホームページで理想のピアノ生徒を集客しよう!
元担当者は語る「個人ピアノ教室の生徒集客は楽器店よりも圧倒的に有利」
あれは2015年頃、私がまだヤマハ特約店のホームページ担当として、東京23区の全センター(教室)のピアノ生徒募集をしていた時の事です。
私は
個人ピアノ教室の生徒集客には、楽器店のそれよりも圧倒的に有利な方法がある
という事に気付いてしまいました。
そしてそれを、こっそり実家にいる母のピアノ教室で遠隔で試したところ、生徒が7人から44人まで、2年弱で増えたのです(体力的に満員)。
崖っぷち!母のピアノ教室生徒を2年で遠隔で7人⇒44人まで集客した話
「来月の発表会が終わったら、生徒さんが7人に減っちゃう」
2015年4月、「ピアノ生徒が集まらない」と青い顔をして言ったのは、親戚の法事で久しぶり会った母でした。
私の母は、埼玉の実家で小さな個人ピアノ教室を運営(経営)しているピアノ講師です。
当時すでに指導歴40年以上という年齢でした。
体力的にもう多くの生徒は持てないとは言え、最近はピアノ生徒が集まらず、その年はピアノ発表会を期に生徒が3人辞めて、7人まで減少してしまうと嘆いていたのです。
「昔は口コミだけで来たんだけど、最近は全然生徒が集まらないよ……」
「生徒募集なんて玄関先の小さな看板くらいだし……」
「ネットなんて自分では見るだけで、メールしかできないな……」
そんな風に、今の時代、どうしたらピアノ生徒が増えるのか分からず、じりじりと生徒が減少していく事態に悩んでいたのだそうです。
私の母は、名をはせた講師でも名演奏家でも何でもありません。
40数年前に東京音大のピアノ科を出たというだけの、ごく普通の「住宅街のピアノの先生」です。
インターネットなど無い時代からずっとアナログで自宅ピアノ教室を運営(経営)してきて、当時やっとスマホでネットデビューしたという母です。
今の時代、もはや看板と紹介だけではピアノ生徒はなかなか集まらない事は分かっていても、ネットでピアノ生徒を増やす方法など分からず、どうしようもなかったのかもしれません。
困り果てた末に母は
「介護のパートでも始めようかしら……」
とまで言い出したのです(父は10年前に他界していました)。
息子としては「いやいやいや、ちょっと待て」という話ですよ。
せっかく今までずっと、細々とではあってもピアノ教室を続けてきて、指導経験も積み重ねてきた子ども好きの母です。
還暦も過ぎて、今さら介護のパートだなんて、それは無いでしょう……
さすがに黙って見ている訳にはいきませんでした。
その後私は、ゴールデンウィークを返上して母に簡単なホームページを作ってあげ、ピアノ講師ブログの文章を日々メールで送ってもらい、遠隔でピアノ生徒集めを手伝ってあげることにしたのです。
それから2年弱――。
2017年4月には、母のピアノ生徒は44人まで増えていました(体力的に限界とのことで、ほぼ満員)。
新入会のほとんどは、母ご希望の幼児~低学年のお子さんで、皆さん教室通いにも定着しているので、しばらくは安定した生徒数を維持できる見込みです。
こうして無事、母のピアノ教室を繁盛させることができたのです。
個人ピアノ教室の集客が楽器店よりも有利な理由
さて、上述の母のピアノ教室を再建した際、私が行った集客方法とはどんなものだったと思いますか?
当時ヤマハ特約店のホームページ担当として行っていた秘伝の生徒募集法だったのでしょうか?
答えは、全く逆です。
私は楽器店がやっている集客方法ではなく、楽器店にはできない集客方法を行ったのです。
当時私は既に気付いていましたし、その後日本全国のピアノ教室さんも再建する中で実証してきましたが、はっきり言って、ウェブ集客においては、個人ピアノ教室のほうが楽器店よりも圧倒的に有利です。
これは楽器店教室側に立ってのウェブ集客と、個人教室側に立ってのウェブ集客、その両方を経験してきた私だから言えることかもしれません。
楽器店教室よりも個人教室の方がウェブ集客に有利な理由(メリット)は、大きく分けて2つあります。
それは①人間向けの強さと、②検索対策の強さです。
①「個人の魅力」と「レッスンの実態」をオープンにできる!
まず人間向けの強さ、つまり実際にピアノ教室を探しているお客様に向けてのアピール力が違う、というメリットがあります。
音楽教室の商品はレッスンです。
レッスンとは「密室にある無形の商品」です。
「外から見えず、形もない商品」を、どうやってネットで信頼を得て買ってもらうか?
これがネットを使った生徒募集の課題と言えるのですが、ここで重要なのが、「ピアノ講師 “個人” のキャラや価値観」等と、「実際にどんなレッスンをやっているかの実態」を知ってもらうことです。
教える側も習う側も人間同士なんですから、相性というものがあります。
相手の雰囲気や印象だって、気になるのが普通ですよね。
先生の「人間味」はとっても大事なキーワードなんです。
これが、個人のピアノ教室であればオープンにできるのですが、楽器店やカルチャーセンターなどの教室(大きければ大きいほど)ではそう簡単にはいかないんですよね。
大手の音楽教室には何人ものピアノ講師が業務委託契約をして登録しています。
企業として看板を掲げて同じ料金で販売する以上、一人の講師個人の価値観ややり方を前面に出すわけにはいきませんよね。
でも実際は、先生だってみんな、人柄も違うし、価値観だって違うし、レッスンのやり方も使う教本も違うでしょう。
そこにこそ良さがあるのに、です。
だから企業としては、先生の人数が多いほど、どんなに良い先生がいても「個人の魅力」と「レッスンの実態」をなかなか自分の言葉で発信できない、というジレンマを持っているのです(講師がブログを書く事=生徒募集業務をする事も難しい)。
楽器店のピアノレッスンの生徒募集チラシを見てみてください。
当たり障りのないことしか書いてないと思いませんか?
これは、講師個人の魅力を書きたくても書けないという事なんです。
講師の自己紹介すら書いていないホームページもたくさんあります。
しかし個人のピアノ教室なら、「自分の教室ホームページやブログで好きなだけ個人の魅力をアピールできる」と言うのが最大のメリットと言えるでしょう。
逆に、ネット上に自分ことなんて絶対に出したくない!という方には、集客という点では致命的なデメリットと言えるので、そういう方は楽器店などで契約講師を務めたほうが良いでしょう。
ちなみに
「私にはそんな特別なものなんて何もない」
と “ 自分では ” 思われる先生も多いのですが、私がお話を伺うと、実際はそんな事ない場合がほとんどですから、以外と心配はいりません(他のピアノ教室さんの集客成果はこちら)。
② 専門店だから検索対策(SEO)に強い!
もう1つメリットは、検索対策の強さです。
検索上位表示対策(SEO)において、個人教室のホームページは、(ちゃんとやれば)楽器店教室のホームページよりも圧倒的に有利です。
詳しく解説すると長くなってしまうのですが、簡単に言うと、個人教室は「専門店」、楽器店やカルチャーセンターの教室は「百貨店(雑貨屋?)」だからです。
検索エンジンを作っている Google は、お客様である検索ユーザーに対して、少しでも信頼できる人物や団体による、有益な情報を持ったサイトを提案したいと考えています(専門性 Expertise 、権威性 Authoritativeness 、信頼性 Trustworthiness の3つの頭文字をとって E-A-T と言います)。
そしてピアノ1本でやっている専門店の個人教室は、インターネットでの情報発信において、その量においても、質においても(ここでの質とは「近隣でピアノ教室を探している方が知りたいその教室の詳細情報」という意味において)、楽器店のそれをあっさりと凌駕することができるのです。
だから、専門店である個人教室のホームページは「楽器店教室のホームページよりも検索エンジンに評価されやすい」というメリットがあります。
検索対策(SEO)におけるデメリットを挙げるとしたら、それはドメイン年齢(ドメインエイジ)の若さと、社会的知名度の低さがあります。
楽器店等のホームページは10年、15年の運用歴を持つものも多く、独自ドメインを新規取得した初期(地域により数ヶ月~2年程度の幅がある)には、不利な時期はあります。
これが意味するのは「中長期戦」だという事ですね。
最初は後れをとっても、中長期的に見ると、グイグイ追い上げていく事ができます。
HP集客が軌道に乗るまでの流れを今すぐ知りたい方はこちら>>>
ピアノ生徒が集まらない理由
まず、そもそもなぜピアノ教室に生徒が集まらないのか、その原因を見ていきましょう。
ピアノ生徒が集まらず減っている教室の共通項
私はピアノ教室のHP集客コンサルタントとして、今までに延べ200人以上の日本中のピアノ教室の先生のご相談を1対1で伺ってきました。
その中で、ピアノ生徒が集まらない・減ってしまったとお困りのピアノ教室さんには、ある程度共通する点が見られるのです。
①「スマホでピアノ教室を探す時代」に付いていけてないから
母のピアノ教室だけでなく、他の日本中の個人ピアノ教室さんからも、「つい10年くらい前までは口コミでそこそこやっていた」という話をよく聞きます。
つまりどこも、「この10年でピアノ生徒が減った」と仰るんですね。
「この10年」が意味するのは、スマートフォンの普及です。
若いママの世代は、子供の習い事(バレエ、ダンス、スイミング、英語、学習塾などピアノ教室のライバルを含め)も、当たり前のようにスマホで探し、ネットの情報をもとに比較して選ぶようになったからですね。
習い事の探し方、選び方が変わってしまったということです。
実際、2022年1月現在では、私のお客様のピアノ教室ホームページをGoogleアナリティクスというツールでアクセス解析すると、どこも8割~9割くらいはスマホで閲覧されています。
逆に言うと、昔は情報源が少なくて口コミに頼るしかなかったのかもしれませんね。
今は共働き世帯が増えた事で、ママ同士の繋がりや地域との繋がりが希薄になり、昔よりも口コミが発生しにくくなっている、という事もあるかも分かりません(コロナ禍による井戸端会議の減少もあるでしょう)。
ですから今の時代のピアノ教室運営(経営)には、インターネットでピアノ生徒を集めるための【正しいツール】を持ち、その【正しい使い方】を知ることは不可欠と言っても過言ではないでしょう。
もしも近所に、ネットで情報を得られるピアノ教室と得られないピアノ教室があったら、確かな情報が得られるほうに人は流れます。
誰だって失敗はしたくないですからね。
そういう事でこの10年、今のネット時代、スマホ時代にうまく対応できなかったピアノ教室さんで、生徒が減ってきてしまっている様です。
② 指導力と集客力を混同しているから
「私はこんなに良いレッスンをしているのに、うちにはどうしてピアノ生徒が集まらないのでしょうか?」
そうお悩みのピアノ講師さんも少なくないかと思います。
生徒が集まらない理由は子どもが減ったから?
生徒が増えない原因は他の教室に生徒を取られているから?
↑たとえそうだったとしても、残念ながらこれをいくら言っても生徒は1人も増えません。
そして、ピアノ生徒が集まらない多くの場合の大きな理由が他にあると私は感じています。
それは何かと言うと、指導力と集客力を混同しているピアノ講師さんをよくお見受けするのです。
要するに、「良いピアノレッスンをしていれば自然と生徒は集まる(指導力=集客力)」という考えです。
こうなる場合ももちろんあるでしょう。
しかし基本的には、この2つ(指導力と集客力)は「別の力」と切り離して考え、それぞれ別々に対策すべきものだと、私は思います(関係が無いとまでは言いませんが)。
それに、
“ 指導力=集客力 ” と考えると
「ピアノ生徒が集まらないは、私のピアノレッスンが悪いから?」
となってしまいます。
でも、たぶんあなたのピアノレッスンは悪くないです。
かつてそれなりに生徒さんが集まっていたなら尚更です。
あなたのレッスン料(月謝)が高いからでも、教室の場所が悪いからでもないでしょう。
どの業界のどんなに良い商品も、お客様に知ってもらわなければ買ってもらえません(商品力=販売力ではない)。
指導や演奏の研鑽を積むのも良いのですが、「集客力(販売力)を高める」という姿勢を持つことも大切です。
参考:
人気のピアノ教室の方程式
※ちなみに私は「口コミや紹介は至上の集客ルートではない」と考えています↓
口コミ・紹介に勝る入会ルートとは
③ 講師の出身校や専攻がダメだから?
そしてもう1つ。
「ピアノ生徒が集まらない」とご相談を頂く先生の口から非常によく聞くのが出身校についてです。
「私は音大じゃなかったから……」
「教育学部だったから……」
「一般大学だったから……」
だから生徒が来てくれないのではないか。
あるいはピアノ教室を開業しても生徒なんて集まらないのではないか。
こういうご相談もとてもよく伺います。
しかしここで大事なことは
自分の子供のピアノ教室を探すママの関心は、実際どれだけピアノ講師の出身校や経歴に向いているのか?
ということだと私は思うんです。
私は東京23区のヤマハ特約店で、音楽教室の運営スタッフ、受付スタッフとして勤務した5年間で、少なくとも5,000人以上の生徒様や、子供のピアノ教室を探す保護者様と会話を重ねてきました。
実はその勤務経験の中で、お客様からピアノ講師の出身校の聞かれた事はほとんどありません。
実際は年に1回か2回、あるか無いかなのです。
※講師のコンクール受賞歴、留学歴、師事した先生についても同様。
ここに、この業界の大いなる認識のズレが存在すると私は感じてきました。
実は楽器店教室の受付スタッフだって、各ピアノ講師の出身校なんてほとんど把握していないんじゃないでしょうか。
なぜならお客様に聞かれないからです。
知っている必要がないんですよ。
では、音楽教室のフロントである受付スタッフは、子供のピアノ教室を探すお母さんから、日々どんな質問を受けていると思いますか?
これから自分の子供の未来を託そうというお客様から一番聞かれること、幼児のお子さんを預けようというお母さんが一番心配すること、気にすることは、一体何でしょうか?
そこには「ピアノ講師の出身校」なんて、全っ然含まれないんです。
この業界のお客様が見ているのは、そこではないのです。
ママさんの一番の関心事は「講師の過去」ではなく「子供の未来」です。
自分の子どもをあなたに預けたら、自分の子どもにどんなハッピーな未来(ベネフィットと言います)が待っているか?
それを伝えられるかどうかなんです。
これが私が大手音楽教室での勤務経験から感じてきたことです。
なので逆に言うと、経歴に自信がない方(私の母もそうでした)はそれを言い訳にしない事です。
動かない自分の過去ではなく、生徒さんの未来に何ができるかを考えるほうが、ずっと建設的なのではないでしょうか。
参考:
- ピアノ講師の「学歴」よりも大切なもの ~ 福岡のピアノ教室 S先生の事例
- 「こんな私」じゃ生徒は集まらない? ~ 三重県の個人ピアノ教室のN先生のご相談
- 新卒で自宅教室開業 ⇒ 3年半で生徒60人超の先生はどんな人か
- 自宅ピアノ教室で独立したいけど不安で決断できない講師さんへ② ~ あなたはお客様からどう見られるか
ピアノ生徒募集(集客)の方法
それではいよいよ、私が母のピアノ教室再建時に行った、永井式ピアノ生徒集客法のお話をしていきます。
母以外にも、私がホームページを作成し、集客コンサルしてきたピアノ教室では皆さん、このコロナ禍でも生徒数を増やしていますので、安心して読み進めてください。
ピアノ生徒集客の全体像
まず、インターネットを使ってピアノ生徒を集める事の、大まかな流れ・全体像を把握しましょう。
まず、頭の中の枠組みとして、ウェブ集客をする際には「入れ物(ツール)」と「中身(コンテンツ)」を分けて認識しましょう。
この大きな2つの柱があります。
そして、近隣でピアノ教室を探している見込み客の方が、あなたのピアノ教室に入会するまでのストーリー(流れ)をいつも頭の中でイメージしましょう。
ざっくりこんな感じです↓
- ネットで地域のピアノ教室の情報を探す
- あなたのピアノ教室ホームページを見つける
- ホームページやブログを読んで「良いかも」と思う
- 実際に自分の子どもを通わせるかどうか検討する
- 「よし!体験レッスンに行ってみよう!」と思う
- 体験して実際の感じが良かったら入会する
↑当たり前に見えるかもしれませんが、このスタートからゴールまでが、途切れる事なくスムーズに流れることが大切です。
※よくAttention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)の頭文字をとってAIDMA(アイドマ)と呼ばれます。
私が母のピアノ教室を再建した時も、常にこの流れを始終完結させることを意識していました。
集客ツールの選び方
まずは「入れ物(集客ツール)」です。
世の中には様々な集客ツールがありますが、数あるツールを「メイン」と「サブ」の2つに、役割を大別して認識することが大切です。
メイン集客ツール:ホームページ(ブログ付き)
メインの集客ツールはホームページ(中にブログを書けるもの)です。
私の母のピアノ教室を再建した時も、一番最初にこのホームページを作成しました。
オススメは WordPress
ホームページ制作のオススメは WordPress(ワードプレス)という無料のソフトです。
WordPress は全世界のHPで最も多く(43%)使われており、THMLやCSS、PHP等の専門的なコーディングの知識がなくても、簡単にコンテンツを編集したり、ブログを書くことができます(CMS コンテンツマネジメントシステムと言います)。
私の母のピアノ教室ホームページもWordPressで作成しました。
WordPress を使うメリットは、SEOに強く、カスタマイズ性(拡張性)が高いので、痒い所に手が届く、優れたホームページを作りやすい点です。
WordPress のデメリットは、自由度が高い反面やや扱いが難しく、後述する独自ドメインやレンタルサーバーの契約が必用になる点です。
独自ドメインを取得する
WordPressでホームページを作成するには、独自ドメイン(HPのURLのこと)を取得しましょう。
ドメイン取得サービスの例
レンタルサーバーの契約をする
次に、WordPressを含むホームページのファイルを置くサーバーを借りる必用もあります。
レンタルサーバーの例
サーバー会社とドメイン会社は同じ会社で契約すると、ドメインの設定(DNS)が楽になるのでオススメですよ。
私のオススメはXserverドメインとエックスサーバーです(名前の通り同じ会社です)。
無料のホームページ製作サービス
中には自分で独自ドメインを取得したり、サーバーを借りなくても無料でホームページを作成できるサービスもあります。
こうした無料HP制作サービスを利用するメリットは、とにかく手軽に始められる点です。
デメリットは、手軽な反面、機能やデザインの融通が利かず(カスタマイズ性が低い)、途中から「痒い所に手が届かない」状態になる点と、見栄え良く作るのが案外難しく、公式サイトの謳い文句ほど甘くない点です。
無料のホームページ製作サービスの例
参考:
ピアノ生徒募集をアメブロやJimdoなど無料ツールで「練習」する時の注意点
アメブロ等の無料ブログは要注意
「アメブロはダメなの?ピアノ生徒集客にはみんな使ってるよ?」
と思うピアノ講師さんもいらっしゃると思いますが、私はアメブロ等の無料ブログはオススメしていません。
私の母の時もアメブロはやりませんでした。
ひと昔前は「ホームページ+アメブロ」という二刀流スタイルが流行っていましたが、これは WordPress 等の CMS が登場する以前の、もはや過去の手法であり、わざわざ今からやる事ではありません。
詳しくは次のページをご覧ください↓
※既にこれまでアメブロを使ってこられた方は次のページをご覧ください↓
ピアノ教室集客にアメブロを使ってきた先生へのアドバイスと注意事項
サブ集客ツール(ウェブ)
ホームページ以外のツールは全て「サブ」と位置付けます。
ホームページ集客の補助であり、その位置付けは
「やるに越したことはないが、必ずしもやる必要は無いもの」
です。
つまり手を付ける優先順位が極めて重要という事です。
まずホームページを仕上げた上で(やる事をちゃんとやった上で)、必用と感じ、かつ余力があるなら、SNSやチラシなど、ホームページ以外のツールにも広げていくのが私のオススメです。
私の母のピアノ教室の時も、SNSは使いませんでした(使うまでもなく満員になった)。
ホームページの更新や講師ブログ、そしてSEOが疎か(おろそか)になるぐらいなら、SNSやチラシ配りはむしろやらない方が良いでしょう(やるとしても後回し)。
くれぐれも、二兎どころか、四兎も五兎も追って自滅しないよう注意して下さい。
それでは、まずはウェブのサブ集客ツールです。
SNS
SNSは世の中で流行っているものをやりましょう。
日頃の教室の出来事や、生徒さんの様子を気軽に投稿していきましょう。
SNSの例
YouTube
YouTubeにピアノ教室のYouTubeチャンネルを作成するのも良いです。
生徒さんの演奏や講師演奏、講師の挨拶動画など、あなたの人柄や教室の空気感が伝わる動画を作りましょう。
ピアノ教室のYouTube活用事例
- ピアノ教室YouTube活用入門① ~ 基礎知識編
- ピアノ教室YouTube活用入門② ~ 教室内利用編
- ピアノ教室YouTube活用入門③ ~ 生徒募集編
- YouTubeすっご(笑) って思うピアノ教室での活用事例
Googleマップの店舗紹介
ピアノ教室はローカル店舗ビジネスなので、Googleマップに店舗情報を載せることができます。
Googleマップの店舗情報は、検索順位第1位のウェブサイトのさらに上に、地図付きで出てくるので、これをきっかけにピアノ教室の存在を知るケースもあるので登録すると良いしょう。
※Googleマップの店舗紹介サービスは、2021年11月頃に「Googleマイビジネス」から「Googleビジネスプロフィール」に名称が変わりました。
参考:
【簡単にできる♪】Googleマップに自分のピアノ教室を無料で載せて、地域の人に教室を知ってもらおう!
その他、教室紹介サイト
インターネット上には、ピアノ教室やバレエ教室など、各地域の習い事を紹介してくれるサービスがあります。
有料、無料など、様々なサイトがあるので、こうした紹介サイトに登録するのも、ウェブ上での露出を高める一助になるでしょう。
教室紹介サイトの例
サブ集客ツール(リアル)
インターネットの時代になっても、紙のチラシや看板など、昔ながらのリアル媒体は今もピアノ生徒集客に有効です。
チラシ
紙のチラシを作成して、地域にポスティングしたり、地域の施設やお店で掲示・設置してもらうのもアリです。
私の母の場合は、体力的に配布が厳しく、紙のチラシはほとんどやりませんでした。
チラシの制作は、ネット上にあるワードやエクセルの無料のテンプレート(雛型)を使ったり、「あえて手書き」と言うのも温もりがあって良いでしょう。
原稿ができたら、プリントパック等の印刷業者に出すと、キレイに安く大量にチラシを印刷することができます(印刷業者にもデザインテンプレートやデザイン制作サービスがあります)。
印刷通販の例
看板
ピアノ教室の前の、通りから見える所に看板を出すのも良いです。
近所の人にしか見てもらえませんが、この看板のお陰で教室の存在を知ってもらえている場合もあります。
マンションの場合は出すのは難しいかもしれませんが、出せる場合は出すと良いでしょう。
地域の情報誌、新聞折込広告
よく地域で無料配布されている情報誌に、ピアノ教室の情報を載せてもらったり、チラシを挟んでもらう手もあります。
新聞折込による広告は、シニア対象の場合は試してみるのも良いでしょう。
ホームページに掲載する情報一覧
次に「中身(コンテンツ)」、つまりホームページに掲載する情報をご紹介しましょう。
ペルソナを設定する
ピアノ教室ホームページで生徒集客する際の基本法則は「類は友を呼ぶ」です。
逆に言うと、どんな友を集めたいかにより、どんな類を見せていくかが決まってきます。
類とは具体的には、そのピアノ教室や先生の事で、それを詳細に掲載していくと、それに共感する方が集まり、共感しない方は集まらなくなっていきます。
なのでホームページに何を載せるかを考える以前に、呼びたい友の像(よくペルソナと言います)を明確にしましょう(要はターゲットですね)。
ここでの注意点は、「誰でも彼でもとにかく来てくれれば良い」という誘惑です。
どなた様もお越しください
子供から大人まで幅広く~
↑などと一見耳障りの良いコピーをよく見ますが、これだと後々辛い思いをする事になりますので、私はオススメしません。
詳しくは次のページをご覧ください↓
それでは以下に、ピアノ教室ホームページに掲載する情報の一覧を挙げていきます。
ピアノ講師の情報
まずはあなた(ピアノ教室の先生)の情報を載せましょう。
例 )
- 講師の氏名
- 読み方が曖昧ならフリガナも
- 自己紹介
- 先生の個性や大切にしている事など、人となりが分かるもの
- プロフィール
- 経歴、指導経験、指導実績など
- メッセージ
- これからピアノを習いたい方へ、レッスンへの思い入れや意気込み等
教室の特徴
あなたのピアノ教室の特徴が分かる情報を載せましょう。
例 )
- 教室理念
- 教室の方向性、めざすもの等
- 指導方針
- レッスンで重視すること、使用メソッド等
- 講師の価値観
- 何を良しとするか、大切にしているか等
- 売り等
- 独自のシステム、教材、レッスン、イベント、絶対音感など身に付くこと等
※教室理念や指導方針についての基本的な考え方については、次のページをご覧ください↓
理想のピアノ教室を創るための「土台」とは何か
ピアノレッスンについて
どんなピアノレッスンなのかが分かる情報を載せましょう。
例 )
- レッスン対象
- 受入れ開始年齢(子供)、習う目的、女性限定など
- レッスン時間・回数・月謝
- 1回○分、月○回、年○回、それぞれのレッスン料
- 値上げの目安
- レッスン料が上がるタイミングの目安
- レッスンコース
- レッスンの目的別、年齢別、個人かグループかの形態別など
- レッスン内容
- ピアノ実技系(指の体操・弾ける曲など)、ソルフェージュ・楽典系(歌、リズム、音譜、聴音、発想標語など)
- 使用教材・メソッド
- 使用するテキスト、ワーク、ドリル、音符カード等のグッズ、曲集等、それらの紹介
- 使用楽器
- レッスン楽器のメーカー、品番、2台ピアノ等の環境
- お客様の声
- 生徒、保護者、卒業生の声など
- オンラインレッスン
- 対応する場合はその案内(Zoom、LINEビデオ通話、FaceTimeなど)
- 出張レッスン
- 対応する場合はその案内(出張料金、出張範囲、注意事項など)
- レッスン曜日・空き時間
- 入会できる空き枠の案内
- 教室規約
- 教室規約や約束事などあれば
ピアノ発表会・イベントについて
ピアノ発表会やクリスマス会、コンクール、ピティナステップ、グレード試験等、年間のイベント情報も載せましょう。
例 )
- イベントの時期
- 毎年か隔年か、何月頃か
- イベントの内容
- やる事、趣旨、雰囲気などの内容
- 開催場所
- ○○ホール、教室内等
- 参加について
- 自由参加か、強く推奨(ほぼ強制)か等
- 過去のイベントの様子
- 写真や文章での案内
- 参加費
- 1回の参加費の目安
アクセス情報
実際にピアノ教室まで通うための交通情報を載せましょう。
例 )
- 所在地
- 教室の住所、目印となる最寄りの施設など
- 地図
- 教室の場所が分かるマップ
- 最寄り駅
- 最寄り駅、沿線、徒歩○分など
- 駐車場
- 生徒用の駐車場の有無、近隣のコインパーキング情報
参考:
車で通ってくれる生徒さんを取りこぼさないためのポイント
よくあるご質問
ピアノを習いたい方からよく聞かれる事や、相談される事に答えましょう。
例 )
- 楽器の用意について
- いつどのようなピアノを買えば良いのか
- 休んだ場合の補講について
- 補講の有無、実施の条件など
- 保護者の付き添いについて
- 推奨か、非推奨か、年齢の目安など
新型コロナ対策
教室で実施している感染症対策についても書きましょう。
例 )
- レッスン室内の対策
- 換気、消毒、飛散防止シートなど
- 講師の感染対策
- 検温、消毒、マスク、フェイスガードなど
- 生徒さんへのルール
- 消毒、マスク、発熱時は休むなど
体験レッスンの案内と導線
体験レッスンの案内と、「体験レッスンに来てください」という行動の呼びかけ(CTA – Call To Action と言います)と、問合せへの導線を設置しましょう。
例 )
- 体験レッスン案内
- 無料か有料か、時間、レッスン内容など
- お問い合わせフォーム
- メールフォームやメールアドレスを記載
- 電話番号
- レッスン中は留守電にできる電話番号
- LINE公式アカウント
- LINEはお問合せフォームの代わりにも使える
※携帯やご自宅の電話番号を載せたくない方は次のページをご覧ください↓
損してますよ! 自宅や携帯の電話番号をネットに載せたくない方への解決策
写真
レッスン室や講師、生徒の写真も載せましょう。
- ピアノ講師
- 先生の顔がハッキリ分かる写真
- ピアノ生徒
- 実際に通っているピアノ生徒の写真
- レッスン風景
- レッスン風景のイメージ写真
- レッスン室
- レッスン室内の写真
- 使用楽器
- レッスンで使用するピアノや設備の写真
- 使用教材
- 使用する教材やテキストの写真
- 外観写真
- 教室の外観や通りに出ている看板の写真
本物の生徒写真が使えない場合
本物のピアノ生徒写真が使えない場合は、ネットの無料写真素材サイトからダウンロードして、イメージ写真として使う手もあります。
無料写真素材サイトの例
検索上位表示対策(SEO対策)のコツ
Google検索でホームページを上位表示させるための対策をSEO(Search Engine Optimization – 検索エンジン最適化)と言います。
ピアノ生徒が集まらない原因の1つに、「そもそも教室の存在を知られていない」という場合もよくあります。
たとえホームページを作成しても、地域名で検索上位に出なければ、見つけてもらえず、生徒も集まらないですよね。
手っ取り早くて効果的なSEO対策
SEO(エスイーオー)のポイントは多岐にわたりますが、一番効果が大きくて、手っ取り早い方法は、トップページのタイトル(サイトタイトル)に、あなたのピアノ教室がある地域名を入れ込む事です(逆にこれを落とすと致命的)。
詳しくは次のページで解説してあります↓
これだけはやろう!個人ピアノ教室の検索上位表示対策(SEO)
どんなホームページが上位表示されるのか
そもそも、Googleの検索順位を決めているのは、検索エンジンの背後で動いているアルゴリズムという計算式(AI)です(毎年数回、大きなコアアルゴリズムアップデートが実施される)。
SEO対策とは、あなたのピアノ教室ホームページに対する、この検索アルゴリズムの評価を上げる事を意味します。
このサイト評価の方針として、Googleは検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)を定めています。
英語の長文なので大変ですが、内容はざっくりこんな感じです↓
- ページ品質を高めましょう
- ユーザーの検索意図を満たしましょう
- 専門性・権威性・信頼性(E-A-T)を高めましょう
- 使いやすさ(ページエクスペリエンス)を高めましょう
↑何やら難しそうですが、要は当たり前の事なんですよ。
ページ品質を高め、ユーザーの検索意図を満たす、つまりピアノ教室を探す人が知りたい情報をしっかり充実させ、最終的に安心してピアノを習いに行けるよう、サイト訪問者をおもてなししましょう。
専門性・権威性・信頼性を高める、つまりサイト運営者がピアノを教える専門家であり、信頼できる人である情報を開示しましょう。
使いやすさ(ページエクスペリエンス)を高める、つまり、モバイル対応していなくて見づらい、ページの表示速度が遅くてストレスを感じる、知りたい情報がどこにあるのか分からない、といった事の無いよう、快適なユーザー体験を提供しましょう。
といった、サービス提供者として当たり前の事ですね。
つまりSEOの主役は人間の訪問者であり、そのサイトが対象とする訪問者が見たときに「良いホームページだな、信頼できるな」と思うサイト(GoogleのAIは既にそれを検知できる)が上位表示されるのです。
よくSEOと言うと、小手先の、都合の良い魔法の杖みたいなテクニックを期待する方がいますが、そんなものは最初から存在しません。
SEOの相手は生身の人間ですから、ユーザーを満足させる高品質なページ、誠実なコンテンツ作りに徹する事が一番の王道と言えるでしょう。
ピアノ生徒が集まる講師ブログのコツ
ピアノ教室ホームページを作成し、ネットに公開できたら、次はそのホームページに講師ブログをどんどん書いていきます。
ホームページは育てるもの(後述)ですが、育てる作業の中で最も大切な事がこのブログになります。
私の母のピアノ教室の時も、ホームページが出来たらブログをどんどん書いてもらいましたよ。
ピアノ講師ブログの書き方
ブログでピアノ生徒を集めるには、書き方のコツがあります。
「何でも同じ」「書きゃあいい」なんてモノでは決して無いので、気を付けましょう。
ピアノ生徒が集まる講師ブログの書き方については、私のブログ「生徒が増えるピアノ教室ブログの書き方」にたくさんポイントを書いてあります。
時間の無い方は次の4本のページを見るだけでも、重要なポイントを押さえることができるでしょう。
- 生徒が集まるピアノ教室ブログの基本的な心構え
- 問合せに繋がりやすいピアノ教室ブログの書き方
- 「ストレスフリー」で「話が早い」ピアノ生徒を集める講師ブログの書き方のコツ
- ピアノ教室のネット集客に潜む「技術職人の落とし穴」
※もっと知りたい方は「生徒が増えるピアノ教室ブログの書き方」からお好きな記事をお読みください。
ピアノ講師ブログ上達の近道
ピアノ講師ブログを書くのも、ピアノと同じ1つの技術であり、上手い下手があります。
そして、練習したり指導を受ける事によって向上していける点もピアノと同じです。
私の母の時は、最初はさすがにアレでしたが、私がメールで添削を繰り返すことで、どんどん効果的な講師ブログが書けるようになっていきました。
ブログを書くのが苦手な方、上手になりたい方は、次のページをご覧ください。
ピアノ講師ブログは毎日書かないとダメ?
「ブログは毎日書かなければいけないもの」
と思っているピアノ講師さんがよくいます。
しかし、講師ブログはべつに毎日書かなくてもピアノ生徒は集まります。
しっかりした質の良い記事が書ければ、月3~4本程度でも成果を出していく事は可能です。
実際、私の母のピアノ教室の時は、書いたブログの総量はは2年で86本くらいだったと思います(月に3.6本平均)。
毎日書くのは理想ではありますが、書けないからと言って自己嫌悪になる事はないでしょう。
もちろん書ける方は書けるペースでガンガン書くと良いですが、あまりにピアノ教室と関係ない話ばかりにはならないよう注意してください。
講師のプライベートや趣味の話など、講師の人物像を知ってもらう事、講師に親近感を持ってもらう事を狙うならまだしも、何の意図もないブログ記事を書くのはやめたほうが良いでしょう。
ホームページを育てる方法
ホームページは決して「作って終わり」ではありません。
ホームページは育てるものなのです。
でき上がったばかりのピアノ教室ホームページはまだ苗木のような状態です。
苗木にいきなり実はなりません。
ヒヨコがいきなり卵を産んだりはしません。
具体的には「ホームページを育てる」とは、次のような事を行っていく事です。
- ブログをたくさん書き溜めていく
- ブログ以外のコンテンツをテコ入れしていく
- 検索順位を上げていく
- アクセス解析により効果測定をしていく
- 効果が見られない点を洗い出していく
- 効果が見られた点を洗い出していく
- 改善案を導き出し軌道修正していく
↑ざっとこんな感じです。
こうした作業(軌道修正)をぐるぐると繰り返すことで、ホームページの集客力(生徒を引き寄せる磁石としての精度とパワー)を高めていく事ができます。
ピアノ教室ホームページは「何でも同じ」「作りぁいい」なんてモノでは決してありません。
ピアノ教室ホームページの集客力は、どれも同じという事はなく、実力の差というものが厳然とありますので、こうした作業を淡々と積み上げていく事が大切です。
私の母のピアノ教室の時は、1のブログを書く作業以外は、全て私が代行しました。
当社でホームページを制作され、集客サポートコンサルティングを受けられているピアノ教室さんも、1と2以外(つまり重要な分析・判断の部分)は全て私のほうで代行しています。
アクセス解析には、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールという無料のツールを使いましょう。
参考:
※「ホームページを育てる」という事についてより詳しく学びたい方は次のページをご覧ください↓
ピアノ教室ホームページの育て方
ピアノ教室のHP集客が軌道に乗るまでの流れ
ここまでは、ピアノ教室のホームページ生徒募集においてやるべき事を見て来ました。
ここからは、時間の流れから見た、HP集客が軌道に乗るまでのお話をしていきます。
1~2年は腰を据えて取り組む覚悟で始める
ピアノ教室の生徒集客に限らず、ホームページを中心としたウェブマーケティングは一般に中長期戦です。
「ホームページ開設後、半年で何十人もピアノ生徒が集まりました!」
↑みたいな派手なお話も聞くとは思いますが(私のお客さんにもいらっしゃいますが↓)
ピアノ生徒60人で満員! 愛知県のピアノ教室 Y先生の事例♪
どこでもそうなるとまで甘くは見ないほうが良いでしょう(例:世田谷と北海道の集客が同じわけがない)。
ホームページによるピアノ生徒集客は農業みたいなところがあります。
年に一度の「実りの春」を迎えるために、1年かけて耕していくイメージです。
春以外にも生徒は来ますが、最初からそれくらいのスパンで考えておいたほうが精神的な安定が得られます(←コレ超大事)。
なので最初の心構えとして、1~2年は腰を据えて取り組む覚悟で始める事をオススメします。
ホームページ集客の成果はJ字状に加速する
ホームページという樹木は、大きく育つにつれて、1年目よりも2年目、2年目よりも3年目と、実りが増えていきます。
ここで心構えとして大切なのは、直線的な右上がりではなく、J字状の曲線的なカーブだという事です。
たとえ1年目で期待したほどの成果が出なかったとしても、そこで落ち込まず、やるべきことを淡々と続ける事です。
私の母のピアノ教室の時も、最初は生徒7人から始まって、1年後の生徒数は確か20人くらいだったと記憶しています。
その後のもう1年で44人まで増えたので、2年目のほうが加速していたことがお分かり頂けるかと思います。
ですから逆に、最初の半年なんてまだまだ「助走期間」だと思いましょう。
そういう姿勢で淡々と粘り強く続けていると、「気付いたら何十人も集まっていた」という時が来ます。
ホームページ生徒募集においても「継続は力なり」を忘れないで下さい。
逆に言うと「甘い期待」「過剰な期待」は敵だと思っていたほうが堅実かもしれないという事ですね(ピアノを始める時もそうなんじゃないですか?)。
ピアノ教室のHP集客を軌道に乗せるためのコツについては次のページで詳述しています↓
ホームページを使ったピアノ生徒集めが軌道に乗るまでの流れ
よくある4つの失敗パターン
ここまではホームページを使ったピアノ教室集客の話をしてきましたが、私の所にご相談に来られる方には
「ホームページを作ったのに1年間まったく問合せが来ません……」
↑という方も、実はすごく多いです。
「ホームページを作ってもピアノ生徒が来ない」という事は、実はよくある話なんですね。
中には「何十万円もホームページ制作会社に払ったのに」と言って当社でホームページを作り変える方々もいらっしゃいます。
残念ですが、こうした事があちこちで起きているようです。
後悔しない為の「転ばぬ先の杖」として
せっかく念願のピアノ教室ホームページを作ったのに、後で
「こんなはずじゃなかったのに、、、」
とならないために、私がよく見かける、ピアノ教室ホームページ制作の失敗事例とアドバイスを挙げておきます。
① ウェブ集客を知らないHP制作会社やウェブデザイナーが作った場合
これが一番気の毒なケースです。
「プロに作ってもらったのに、全然ピアノ生徒が来ない」
という事があります。
なぜなら実は、ホームページを「作る事」と、ホームページを使って「集客する事」は、全く別の技術だからです。
「ホームページを作るプロ」が皆、「集客のプロ」だとは限らないので注意しましょう。
参考:
それと、私からするともはや笑い話なのですが、ピアノ教室ホームページを公開していると、掲載している電話番号にHP制作会社から営業の電話がかかってくる事があります。
「うちでホームページ作ったら、もっとピアノ生徒が集まりますよ!」
みたいな。
「集客できるホームページを作ります」と言っているHP制作会社が、自分たちのお客さんはホームページでなく電話営業で捕まえようとしているんですね(笑)
参考:
「教室ホームページを見て営業の電話をかけてくる業者ってどうなんですか?」~ 千葉県のピアノ教室U先生のご相談
こういう事がありますので、ピアノ教室ホームページを作る際は、きちんとピアノ生徒募集の実績がある業者を選びましょう。
私のオススメは、もちろん当社です。
② 音楽教室業界を知らない業者が作った場合
これも①と似ていますが、集客実績のある大きなホームページ制作会社でも、個人ピアノ教室、音楽教室という業界を知らない業者もいます。
個人ピアノ教室というのは、世間一般から見たらかなり特殊な世界ですから、知らない人は全然知りません。
そして顧客の心理を知らない人には、何が顧客の心に響くかが分かりません。
しかもそうした、普段は企業を相手にしているような、実績のある大きなHP制作会社に頼むと、高額な制作費がかかる事もよくあります。
参考:
こういう事がありますので、ピアノ教室ホームページを作る際は、この業界にしっかりと精通した業者を選びましょう。
私のオススメは、もちろん当社です。
③ 手作りで、とりあえず、なんとなく作った場合
これも非常に多いです。
さすがに、ただ作れば良いというほど甘くはありません。
「無料のホームページ製作サービスはあまりオススメしない」と前述した理由がコレです。
慣れない作業でがんばって自作しても、残念ながら徒労に終わる事がよくあるのです。
でもセンスのある方であれば、カンを頼りに手作りでやってそこそこ生徒も集まった、という話も聞かなくはないので、自信のある方はチャレンジしてみるのも悪くはないかと思います。
自分でホームページを作って集客してみる作業はとても勉強になりますから、たとえ失敗しても無駄にはならないでしょう。
④ 作って満足、作って放置した場合
このケースも多いですね。
前述の通り、ホームページは時間をかけて育てるもので、作った後に運用が必用です。
ブログをサボったり、コンテンツの更新を怠っては、集まるピアノ生徒も集まらないでしょう。
他のピアノ教室ホームページ集客事例・実績
最後に、私が今までにホームページを作成して集客をお手伝いしてきたピアノ教室さんの事例・実績として、各先生方の声をご紹介します。
「やっと先日、先生に『満席です』の報告ができて、私はテンションあがりっぱなしです😆」
福岡県のピアノ教室 S先生の声
「一年後、生徒が30人くらいになっていたらいいなぁと思いながらやってきましたが、気がつけば先日30人になっていました😆」
三重県のピアノ教室 S 先生の声
「私の人生において永井さんのサポートをうけたことが、ターニングポイントになりました」
世田谷区のピアノ教室 E先生の声
「何事も『自己流』だけでは、ある程度どまりであることを痛感いたしました」
福岡県のピアノ教室 S先生の声
「長年の夢だった『もう満席です』とお断りする日が来るんだな… と思うと感慨深いです」
愛知県のピアノ教室 Y先生の声
「HPを始めて1年1ヶ月でピアノ生徒が7名→21名になりました!!(コロナ禍含む)」
愛知県のピアノ教室 S先生の声
コロナ禍 4月にピアノ教室ホームページ作成 ⇒ 5ヶ月で12名入会!
長野県のピアノ教室 K先生の声
コロナ禍ど真ん中(2020年5月)にピアノ教室HP公開して 6ヶ月で生徒10人⇒20人に倍増!
東京23区のピアノ教室 O先生の声
生徒0人から47人に、新卒開業から2年9ヶ月で増えました♪
東京23区のフルート&ピアノ教室 M先生の声
まとめ:ホームページで理想のピアノ生徒を集客しよう!
ここまで長文をお読み頂き、ありがとうございました。
お疲れ様でした。
いかがでしたか?
このページに書ききれなかった部分については、詳細を書いたページへリンクを張る形で、なるべく体系的・網羅的に、ピアノ教室集客において押さえるべきポイントをご紹介してきました。
このページの内容をしっかり実践すれば、相当な集客成果を得られる事でしょう。
今回ご紹介した内容は、冒頭でご紹介した、私の母のピアノ教室の生徒を集客した際に、実際に母と二人三脚で行ってきた事です。
そしてこれは当社、株式会社ひろがれ音楽が、「継続的な集客サポートコンサルティング付き」のホームページ制作として、実際のお客様にご提供している内容そのものでもあります。
もしもこのページの内容を全て自力で実践していくのが難しいと思われる方は、ぜひ私を頼ってください。
私は母のように、時代に付いていけず困っているピアノ教室の先生を助けるために、ホームページ制作と継続的コンサルをセットでご提供しています。
なかなか1人ではできない方が、ネットを使ってピアノ生徒を集める、増やす、という「結果」を出すには、こうした一人ひとりに合わせた丁寧なサポートが必用だと考えるからからです。
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