昨日、横浜のピアノ教室のT先生と月1の電話面談をしていたら、この1ヶ月で体験レッスンに来てくれた方のお話を聞かせてくれました。

4歳の年中さんの女の子で、お母さんからは事前に、けっこうな人見知りだとお聞きしていたそうです。

電話だったので、私はT先生に

「それで当日の体験レッスンはどんな感じだったんですか?」と伺うと

「もう、全っ然、ニコリともしないんです!」

「人気のすみっコぐらしのぬいぐるみを見せても全く反応なしで」

「何かをやってもらおうとしても、全然やりたがらなくて、ほとんど進まなかったです、、、」

と、なかなかの人見知りさんだったようですね。

T先生としてはなかなか大変だったようで、嫌われちゃったんじゃないか、これは入会は厳しいんじゃないか、そんな風に感じたようです。

まぁ、「のれんに腕押し」「ぬかに釘」ってやつでしょうか、手応えが全然なくてしんどかったのかもしれません。

そんな体験レッスンだったようですが、レッスンが終わって、そろそろ次の生徒さんも来るし、お母さんがその子を連れて帰ろうとした時のことです。

なんとその子は、黙って壁に引っ付いて、レッスン室を出て行こうとしなかったんだそうです。

一体何が起きたんでしょうかね ^ ^ ;

それで後日、どうなったかというと、この子は入会されて10月からレッスンを始められるそうなんです。

どうやらお家に帰ってから、お母さんが感想を聞いたら

「たのしかった」

「○○のせつめいがわかりやすかった」

と、こんなことを言っていたそうなんです。

楽しかったんかーい!!!

お母さんが最初から言っていた通り、本当にただの人見知りだったということですよね。

最後にレッスン室を出たがらないというのが、この教室が気に入った、先生が気に入ったという、この子なりの精一杯の自己表現だったのかもしれません。

まぁ、こういう子もいますよね。

ここまででなくても、人見知りの子供って多いと思います。

と言うか、まだこの世に生まれて数年しか経っていないのに、

初めての知らない場所に連れて行かれて

初めての知らない大人に会わされて

初めてのことをやらされたら

それは萎縮するのが普通かもしれませんよね。

それは当たり前のことで、「人見知り」なんて特別な枠に入れようとするのが違うのかも分かりません。

なんであれ、T先生には「今回の一連のエピソードはしっかりブログに書くと良いですよ」とお伝えしました。

結果的にT先生はこの「人見知り」の子を受け入れて、この子に選んでもらえたわけですからね。

きっと同じような子を持つお母さんが見た時には、安心材料になるんじゃないでしょうか。

そんな横浜のT先生との電話面談でした。