私永井は先週、ハンディファン(手持ちの小型扇風機)を購入した。
2年前ぐらいから流行っていて、今年はもうだいぶ下火になってきたアイテムを、この8月の終わりにである。
今更感が半端ない。
「あんなオモチャみたいなので片手を潰すぐらいなら、まず日傘をさしなさい。熱風を浴びるよりも日光を遮る方が先でしょうが」
なんて思って馬鹿にしていた昭和生まれの漢であった。
だがしかし、最近考えを改めて購入してみたのである。
だって暑いんだもん。
今回私が購入したのは送風機能だけでなく、冷却プレートもついているものだ。
単に風を送るだけでなく、扇風機の真ん中に10度くらいまで温度が下がるプレートがついていて、風が少し冷たくなったり、冷却プレートを直接おでこなんかにつけてもひんやりして気持ちいい。
外は歩く時はもちろん日傘が優先だが、手はもう1本あるわけだ。
このお盆あたりまでは「両手を塞ぎたくない」と思っていたが、さすがにこの暑さである。
もうそんなことを言っている場合ではない。
オモチャと馬鹿にしていたが、いざ使ってみたらこれが大変快適で、手放せなくなってしまった。
炎天下を歩く時なんかはもうガチガチの二刀流だ。
一昔前までは男性は日傘すら差すのもちょっとかっこ悪い感じがしていたが、昭和生まれの漢とてもはやそんなことは言っていられない昨今である。
だって暑いんだもん!
今更とは言っても、今年だってあと1ヶ月は軽く活躍することになるだろう。
やはり柔軟に時代の流れに合わせて行くことは大切だと改めて思うものである。