※ページ下にこの動画の深堀り解説があります。
ピアノ教室業界は「時が止まっている先生」が多い?
「このピアノ教室業界は、時が止まっている先生が多い」
先日、月謝値上げのお話をしたら、ある先生からこんなコメントをいただきました。
少し強い言葉ですが、私も10年間この業界を見てきて、思い当たるところがあります。
例えば月謝。
これだけ物価が上がっても、昔の料金のままという教室はまだ少なくありません。
例えば集客。
習い事をネットで探す時代になって10年以上経っても、Web集客には消極的な先生もいらっしゃいます。
もちろん、何でも新しくすればいいという話ではありません。
でも、時代が変わっているのに、自分だけずっと同じでいることには少しリスクがあります。
今回のブログでは、
「時代の変化と先生自身の変化」
という点から、少し踏み込んでお話ししました。
深掘り解説
月謝の「相場」が値上げの判断に与える影響
今回のお話は、前回・前々回と同じコメントの続きが元になっています↓

前回のお話: 月謝を2回値上げしても、生徒が大きく減らなかった教室
前々回お話: ピアノ教室の月謝、物価高 “だから” 上げる?上げない?
今回の先生は月謝の値上げという点からも「時が止まっている先生が多い」とのことでした。
そしてその後に
「皆さん上げる事が業界のためでもあると思います」
と書かれていますね。
これは私も全く同意します。
私もこの10年全国のピアノ教室の先生方とお話をしてきて、月謝の値段設定の話になった時に必ず上がる言葉があります。
「相場」
です。
つまり皆さん
「他の人はいくらにしているのか」
ということが気になって仕方がないご様子なんですね。
だから物価高の局面においても、
周りの教室が上げていないから、うちも上げられない
こういう心理が、ピアノ教室の現場で全国的にかなり強烈に働いてきたと私は感じています。
当然この心理は逆に働く場合もあります。
あそこの教室が上げたから、うちも上げよう
こういう心理もあるわけです。
一つの教室の値上げが地域の相場を動かすこともある
現に数年前、あるピアノ教室さんが私のアドバイスで月謝の値上げをしました。
すると、
地域でホームページを出している他のピアノ教室の月謝金額も、私のお客さんの値上げ金額と同額にぴったり合わせてきた。
こういうことが実際にありました。
おそらく日本中のあちこちで今も起きていると思われます。
だから
「皆さん上げる事が業界のためでもあると思います」
こうすることで、このピアノ教室業界もようやく「デフレ脱却」して健全な業界になっていくだろうと私も思います。
今はまだまだ過渡期というところでしょう。
時代が変わる中で変化しない教室に起きる「淘汰」
今回の「時が止まっている」というコメントには、ある種の怖さもあります。
時が止まっている先生がいる一方で
時代はお構いなしにどんどん変化しているし
それについて行く先生もまたたくさんいらっしゃいます。
では、この「時が止まっている」先生の先に待つのは何か?
淘汰です。
淘汰と聞くと、突然教室がなくなるような怖い話に聞こえるかもしれません。
でも実際の現場では、もっと静かに、じわじわと進行するものだと思います。
昔は通用した集客方法が次第に効かなくなる。
気づけば周りの教室が少しずつ変わっている。
収入が物価上昇に追いつかずだんだん苦しくなる。
こうして数年かけて徐々に差が開いていく。
私が言う淘汰とは、こういう意味です。
これは
「これから起きる」というだけでなく
「これまでも起きてた」事でもあります。
この10年で私はこうしたご相談をとてもたくさん受けてきましたからね。
5年、10年と教室を続けるために時代の変化と向き合う
新しいこと、知らないことに対して腰が重くなるのは分かります。
私だってそうです。
自分を変えることには努力感が伴います。
できればそんなことはせず楽に生きていたい。
私だってそうです。
でも、もしこれからも5年、10年と教室を続けていきたいのであれば、一度こうした時代の変化と、自分の教室の現在地に真摯に向き合ってみることをおすすめします。
ただ私は、
「何でも新しくしましょう」
「すぐに変わってください」
と言いたいわけでもありません。
「変えてはいけないもの」
「譲れないもの」
はあるでしょう。
また変わるにしても、人はすぐに変われるものではありません。
教室を変える第一歩は「よし!私はやるぞ!」という決意
私のお客さんの先生方も、半年、1年、2年と根気よく私から「集客のレッスン」を受けて、少しずつ集客や値上げができるようになっています。
上達の角度は人それぞれですが、皆さんに共通するのは
「よし!私はやるぞ!」
という最初の決意ですね。
これが極めて大事です。
こうして一念発起して、現状を変えていこうと一歩を踏み出す先生を、私は応援します。
※今回の「淘汰の時代」については少し前に、月謝ではなく集客の面から解説しました。
まだご覧になっていない方は一度目を通しておくと良いでしょう▼
ピアノ教室「次の淘汰の時代」が始まる…
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