昨日は埼玉のドラム教室の先生とも月イチのホームページ集客面談をしました。

こちらは今年の夏にホームページを作成したところで、数ヶ月かけてようやく体験レッスンの問い合わせも増えて、集客が軌道に乗りつつあるところです。

この一か月で3件の体験レッスン申し込みがあり、無事全員が入会されたとのことでした。

3人とも全員、小学4年生から中学1年生までの子供です。

ドラム教室と聞いてどんな生徒さんが通われると想像するでしょうか?

高校生以上とか大人とか、おじさんとか、ドラム教室は大人の教室というイメージがないでしょうか?

実際、巷のドラム教室のホームページを見てみると、ほとんどの場合は大人の生徒さんを想定した内容やデザインになっています。

でも蓋を開けてみたら、小学生も結構来るんですよね。

私が楽器店で働いていた頃にもドラム教室はありましたが、実際子供の生徒さんはその時から結構いらっしゃいました。

でも今回のドラム教室さんの集客の様子を見ている限りだと、私がスガナミ楽器の時に見ていたドラム教室の子供の比率よりも、ずっと子供の率が高いような気がします。

なぜそうなっているかと言うと、このドラム教室さんのブランディング戦略の性質上、子供が集まりやすいからだと思います。

私にも守秘義務がありますので、具体的な戦略内容をここに書くことはできませんが、今回のドラム教室さんを見るにつけても、戦略って本当に大事だなと思います。

戦略を定めるには勇気が要ります。

「うちはこうです」
「私はこうです」

というのを思い切って打ち出す必要があるからですね。

それと同時に戦略とは「やらないことを決める」ということでもあります。

「何かをやる」ということは、「何かをやらない」ということと表裏一体だったりします。

今回の埼玉のドラム教室さんにしても、「個性を打ち出す」ということは「普通であることを捨てる」ということでもあるんですよね。

これはね、怖いんですよ。
勇気がいるんです。

「支持されなかったらどうしよう」
「変に思われたらどうしよう」
「買ってもらえなかったらどうしよう」

という不安は、最初の頃は特にありますよね。

自分をオープンにしてさらけ出して、人から見向きもされなかったら、それは傷つきますよ。

だから怖いんですね。

「みんなと一緒」にしておくほうがなんとなく安心するんです。

こうして多くの方が、「みんなと一緒」の罠にはまっていくんですね。

今回のドラム教室の先生については、思いっきり個性を出して、尖らせる戦略をとりました。

吉と出ることを願って採用した戦略でしたが、今のところ、うまく行き始めているようです。

だいぶ突き抜けているので、そうそうマネもできないと思います。

簡単にはマネできない、マネしたくない、という要素のことを参入障壁と言いますが、このドラム教室さんはこの点では「かなりバリバリ」です。

このドラム教室さんの生徒募集がこれからどんな軌跡を描いていくか、私もひとりの Web マーケターとしてとても興味があり、楽しみにしているところです。