理想のピアノ生徒が集まるホームページ制作&集客コンサルタントの永井です。
先週末、毎月新宿で行っているセミナー(※)を開催した際に、参加されていたピアノ教室の先生が、次のようなことを仰っていました。
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「ピアノ教室のライバルって、他のピアノ教室や音楽教室だけじゃないんですよね」
「学年が上がるにつれて、みんな塾の日数も増えいくんです」
そうなんですよね。
今回は個人ピアノ教室のライバル(競合)というものについてどう見るか、考えてみたいと思います。
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あなたのピアノ教室は天秤にかけられている
よく生徒募集で苦戦されている先生の口から出ることは
・子供が減っているから
・地域がピアノ先生だらけだから
↑これが2大理由ですね。
聞くまでもなく、皆さん大抵これを言われます ^^;
でも、今回のセミナー参加者の先生がおっしゃったように、ピアノ教室は塾や他の習い事との競争にもさらされています。
この現実を念頭に置いておくことも大切なんじゃないかなって思うんですね。
「自分のピアノ教室は、地域の塾や英語やバレエ教室と天秤にかけられている」
こういう、お客さんの考えに立ってみて、他の塾や英語教室やバレエ教室等たくさんの習い事よりも、自分の教室を選んでもらうための手立てを何か考えて、実際に手を打っているピアノ教室の先生って、全体の何割くらいでしょうか。
「昔は○○だった」
「10年前までは○○だった」
そういう話はよく聞くのですが、肝心なことは、「今(あるいは今後のために)有効な何をやるか」だと思うんですね(すごく当たり前ですけど ^^; )
個々の教室が活性化することで、ピアノ人口全体の底上げを
昔は「十年一昔」なんて言ったらしいですけれども、今は10年前なんて大昔ですから、昔と同じようにやってても何かがうまくいかないのは当然かもしれません。
習い事を選ぶ側としては、時間もお金も、1ヶ月に捻出できる量は限られています。
そんな中、もしピアノが候補の1つに上がっても、地域のピアノ教室を検索してみてどこもパッとしなかったら、そして他の習い事や娯楽と比較してそっちの方が魅力的だったら、そっちに流れてしまうのではないか。
実際の声としてはなかなか表面に上がってこないかもしれませんが、実はこういうことが日本中でけっこう起きてるんじゃないかって、私は思うんですよね。
もしそうだったとしたら、それは魅力の発信が弱いために、ピアノという習い事自体が地域の中で負けてしまっているということです。
ちょっと残念ですよね。
でも、ですよ。
ということは逆に、個々のピアノ教室のホームページやブログがもっともっと活発になって、地域の他の習い事やピアノ先生同士でもウェブ上での切磋琢磨がもっと活発になって、色々な個性や価値観のピアノ教室がバシバシ魅力を発信するようになったら、今他の習い事や娯楽に流れている人たちが、ピアノのほうに流れて来るようになる可能性もあるんじゃないかって思うんです。
あっちに生徒をとられてる
こっちに生徒をとられてる
そんな事を言うだけではなくて、ネット上で積極的に競い合えば良いと思うんですよ。
競争は発展の原動力ですから、そうこうしているうちに地域のピアノ教室業界全体が活発になって、ピアノ人口全体が底上げされるということだって、あって良いのではないでしょうか。
競争の激化は止まらない
最近は個人のピアノ教室でもホームページを持っているところは珍しくなくなってきました。
昔はホームページが珍しくて、ホームページがあるだけで生徒さんがドッと集まるなんてこともあったみたいですが、年々そうではなくなってきているように感じます。
「前はホームページやブログから問い合わせがあったけれども、ここ1~2年で問い合わせがずいぶん減ってきた」というご相談もよく伺います。
競争が激化してきているということですね。
ピアノ教室同士でも、他の習い事とにおいても。
それでも、個人ピアノ教室のネット事情はまだまだ発展途上ですから、この競争は今後まだまだ激しくなっていくはずです。
「うわぁ嫌だ、大変だなぁ、、、」
正直、そう思われる先生も少なくないかとは思いますが、この流れは止まらないでしょう。
でも、競争にさらされる当事者としては大変かもしれませんが、全体として見たらこれは良いことなのかもしれないと、私は思っています。
少なくとも、地域でピアノ教室を探して、他の習い事と比較されるお客様にとっては、情報が豊富になって、選択肢が広がるということです。
そして、今まで他の習い事に目が向いていた人達も、ピアノに目を向けてくれるかもしれません。
個人ピアノ教室という業界全体が大きく脱皮しようとしている、次の時代にシフトしようとしているのではないか。
私にはそんなふうにも見えます。
10年と言わず、5年後、3年後でも、今とはだいぶ変わっていることと思います。
個人宅のピアノ教室にも、指導力や演奏力以外の「企業努力」が、それぞれに求められる時代になりつつあるということでしょう。
この時代の波の先に、ピアノ教室業界全体が活発になって拡大している、そんな未来を切り拓けるよう、私も微力ながら尽力していきたいと思っています。
以上、今回は個人ピアノ教室のライバルと競争というものについて、私がどう見ているかをお話しました。