これだけは知っておきたい!ピアノ教室ホームページ作成で失敗しないための鉄則

理想のピアノ生徒が集まるホームページ制作&集客コンサルタントの永井です。

今回は、「ピアノ教室ホームページ作成で失敗しないための鉄則」というテーマでお話をしてみたいと思います。

「成功するための鉄則」であればカッコイイのですが、「失敗しないための鉄則」とは、ずいぶんと消極的じゃないか、と思われるかもしれません笑
(成功するための鉄則もこのブログに相当書いてきてますけどね)

でもこれはこれで、とても大事な観点かと思うので、今回はこの話をしてみたいと思います。

今回のお話はひとつの注意喚起なのですが、どうしてこんな事を書こうと思ったかと言うと、先週いただいた、とあるピアノ教室のS先生からの電話相談がきっかけでした。

ピアノ教室ホームページ作成に33万円使って1年半で生徒4人

S先生は一昨年、東京都内の某所に引っ越してこられたそうです。

前の土地でもピアノ生徒さんをお持ちでしたが、東京で心機一転、生徒ゼロからまたピアノ教室を始めることにされたのです。

今はネットの時代ですから、S先生もご自身のピアノ教室ホームページを作成されました。

教室ホームページを公開してから1年半が経った今、集まった生徒さんは4人、だそうです。

そして、これまでにホームページの作成にかかったお金は計33万円だと言います。
月々の管理費もかかっているはずですから、実際に使った金額はもっといってるはずです。

33万円も使って生徒4人じゃたまらない!

ということで、今回私にご相談くださったんですね。

ホームページ作成に33万円かかること自体が悪いわけではないのですが、それよりも、「1年半で4人」ですか、、、

う~ん、、、
ちょっと残念ですよね。

今の時期で1年半ということは、すでに去年の春募集を一度経ているということです(しかも半年程の助走期間があった上で)。

前の土地ではもっとたくさんの生徒がいたそうですから、おそらくピアノ講師としての力や魅力に問題があるわけではないでしょう。

場所も都心近郊のベッドタウンなので、1年半もやっていたら、少なくとも10人や20人はいてもおかしくないはずなんですよね。

大きな博打を打ったな、、、
という感じで、誠にお気の毒だと思った出来事でした。

ピアノ教室ホームページ作成で失敗しないための鉄則

とまぁ、こいうことがあったものですから、「これは1本、ちゃんと書いておかないとだめだな」と思い、今この記事を書いている次第です。

私は私のこのホームページを立ち上げた当初から、「料金のご案内」のページに次のような1文を書いています。

>ホームページは小さく始めて大きく育てるのが安全で手堅く、オススメです。

↑確かもう、4年くらい前の最初期から、これは書いていたと思います。

この1文だけは書いていましたが、これについてこれ以上のことは、ブログでも書いてきませんでした。
「そういえば」という感じで、今回の出来事があってはじめて気づいたんですね。

もっと早く詳細を語るべきだったと悔やまれます。

「ピアノ教室ホームページ作成で失敗しないための鉄則」とはこの

>ホームページは小さく始めて大きく育てるのが安全で手堅く、オススメです。

ということなんです。

「安全で手堅く」というところが「失敗しないため」であることを表しています。

どうするのが安全で手堅いかと言うと

>小さく始めて大きく育てる

ということだと書いてあります。

この「小さく」ということには、ホームページ作成時点での掲載情報のボリュームもありますが、「金額的に」という意味もあります。

最初から大きな金額を投入して、生徒が集まらなかった場合、そこからさらに投資をする羽目になり、結果的に大きな費用と時間を無駄にしてしまうことになります。

そしてもう1つ、この「小さく」には、「集客力」という意味もあります。

私はこのホームページで何度も語っていますが、作成初期の真新しいホームページというものは、基本的にはまだ苗木であり、すぐに実はなりません。

デザインに大金をかけた立派なホームページであれば「大樹」なのかと言うと、残念ながらそれも基本的には苗木なのです。

ホームページ集客を軌道に乗せるには、この苗木を大事に、ていねいに育てていく作業が必要なんですね(もう、何度も何度もこのブログで書いていることですが ^ ^ ; )。

ブログを書いたり
検索順位を上げたり
掲載内容のブラッシュアップをしたり
結果を見ながら軌道修正を重ねたり
時に大きな方向転換をしたり

そうやって少しずつ鍛え上げていくことで、集客力が加速&安定してくる面がホームページにはあります。

だから、最初は小さく始めればいいんです。
最初は小さくたっていいんです。

たとえ最初はひよっこであっても、そこから私と一緒に、毎月毎月、半年、1年と、ホームページを鍛え上げていくことで、ムキムキのボディビルダーに鍛え上げていくことができます(例えがおかしいですが笑)。

そしてそれは、ピアノ教室ホームページの集客は、作成時点で考えている教室方針や、先生の魅力(強み)、募集戦略がドンピシャで正解だとは限らないし、正解である必要もないということでもあります。

なんでもそうですが、やって初めて見えてくることは本当にたくさんあります。
予想というものは得てして外れるものです(良くも悪くも)。

外れること自体が問題なのではありません。

実際にやってみて、「これではお客さんに響かない」「この検索対策ではうまくいかない」ということを、先生自身が結果として確認できることは、れっきとした収穫です(実際にやるまではどんな人でも仮説の域を出ない)。

逆に思いもよらないところで反響が得られることだって少なくありません(=新たな強みの発見)

問題なのは、予想や期待が外れた時に修正できないことです。

ですから、「やりながら軌道修正していく」ということが極めて大事なんですね。
それが「ホームページを育てる」ということなのですから(同時にそれは講師の成長、教室の成長を伴う場合も少なくありません)。

「うまくいった場合」との相対的損失は33万円よりはるかに大きい

今回のS先生とちょうど同じ頃に、私のお客さんでホームページを作成したピアノ教室さんがあります。

横浜のピアノ教室のT先生です。

1年半で生徒が19人増えて50人達成♪ 横浜のピアノ教室T先生の軌跡

↑ちょうどこの記事で、S先生と同じ1年半の時点での結果をご紹介していました。
T先生の場合は、1年半で19人増えていました(生徒総数は50人以上)。
スタート時点ですでに30人以上の生徒さんがおり、空き枠が限られていたにも関わらず、です。

また、

「満員って書いてるのにグイグイ来るんです ^ ^ ; 」~ 板橋のピアノ教室S先生の2年目春募集が止まらない♪

ちょうど先週↑この記事でご紹介した、板橋のピアノ教室S先生は今月でまだ15カ月目ですが、13人ほど生徒さんが増えています(生徒総数は20人ほど)。
お子さんがまだ小さいためレッスン枠が限られており、去年の夏から満員として募集停止していたにも関わらず、です。

他にも

生徒0人から47人に、新卒開業から2年9ヶ月で増えました♪ ~ フルート&ピアノ教室 M先生の声

↑音大卒業と同時に、S先生と同じく生徒ゼロからスタートしたフルート&ピアノ教室のM先生も、ちょうど1年半の時点で、初の発表会を15人の参加者で単独開催しています(その時点の生徒総数は25人)。
生徒数どころか、新卒で指導経験も社会経験もゼロだったにもかかわらず、です。

「教室ホームページを作成して1年半」というのは、これくらいの成果が出ていてもおかしくない時間なんですよね。

今回のS先生の場合ですと、もし1年半前からきちんとしたホームページの作成と運用を続けていたとして、仮に今、少なく見て、生徒さんが14人、つまり現在よりもあと10人多い生徒さんを獲得できていたとしたら、その10人分の生徒さんの月謝は、おそらく年間で100万円近くになるでしょう(月謝8000円の場合で96万円)。

あくまで「もし」の話ではありますが、これは一種の相対的損失であり、機会損失と言えると思うのです。

もちろん、教室の場所や近隣のライバルの状況、先生の個人差という要因もあろうかとは思いますが、実際に生徒が集まるホームページか集まらないホームページかということは、中長期的に見てこれほど大きな差を生むものなんですね。

小さく始めて大きく育てる

最初は同じ小さなスタートでも、中長期的に、粘り強く(←ココ超大事)、真摯な姿勢で(←ココも超大事)ホームページを育て続けると、時間が経つにつれてその差は驚くほど開いていきます。

>ホームページは小さく始めて大きく育てるのが安全で手堅く、オススメです。

↑これまでは控えめに「オススメ」と書いていましたが、この度、ワタクシの独断と偏見により「鉄則」に格上げすることとします ^ ^ ;

それぐらい、やっぱりめっっっちゃくちゃ大事だなと、今回改めて認識させていただきました。

以上、今回は「ピアノ教室ホームページ作成で失敗しないための鉄則」というテーマでお話をしました。

これからピアノ教室ホームページを作成しようとお考えの方、すでに教室ホームページをお持ちの方のご参考になれば幸いです。

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