昨日は東京のピアノ教室のN先生と半年ぶりに電話面談をさせていただきました。

N先生の教室はもうだいぶ繁盛されていて、ご自身は生徒さんも75人ほど、そして大学の後輩の方に15人ほど生徒さんを任せている状況です。

生徒さん75人と言うともう限界ですよね。

当社のお客さんには他にも、お一人で80人ぐらい教えていらっしゃる先生もいますが、お二人とももう「ひーひー」です。

「もう、こんなにやりたくない」

「楽になりたい」

「他のことが何もできない」

お二人ともそうおっしゃっています。

傍から見ていて、どう見てもオーバーワークだし、幸福度が高いようには決して見えません。

よそのピアノ教室にたくさん生徒がいることを羨ましがったり、すごいという先生は多いんですけれども、多ければ多いで大変なんですよね。

生徒数については「それぞれの適量」というものが厳然とあるように感じます。

50人だからすごいとか、20人だから大したことないとか、そういうことじゃないんですね。

なので個人のピアノ教室で抱える生徒については、「量のコントロール」と「質のコントロール」がとても大事だと思います。

昨日の N 先生にも、もうこれ以上の拡大は考えないで、一旦もう少し自分の時間を確保できるようにして、今後の事を考えていきましょうよ、というようなお話をしました。

ピアノ生徒は多ければ良いというものでは決してありません。

こういうことも改めて伝えていかなければいけないと、つくづく感じている今日この頃です。