数日前の話ですが、最近東京から地方に引っ越したというピアノ教室の先生から、生徒募集の相談がしたいということで LINE メッセージをいただきましたよ。
新しい土地でしょうから地域の認知もなく、ゼロからの生徒募集ということのようでした。
無料電話相談の当日、 LINE の電話がつながり、私が
「どのようなご相談ですか?」
と伺うと、開口一番
「(生徒を集める)何かうまい方法はないですか?」
とおっしゃいました。
うまい方法って、、、苦笑
そんなお手軽簡単な方法なんてないですよね ^ ^ ;
そこで私は
「そんな魔法の杖みたいなうまい話なんて無いですよ」
と言ったら、なんと!その方はそのまま無言でお礼も言わずに電話を切ってしまいました。
まるで子供みたいな人でびっくりしてしまいましたよ ^ ^ ;
うわー、こんな人がいるんだ!って、ある意味勉強になる体験でした笑
この人の対応は子供のようでしたが、それはそれとして、インターネットやホームページに対して、この人のように都合のいい幻想を抱いている方は意外と多いです。
何か濡れ手に泡のようなイメージですかね。
何かネットでうまいことやって、ちゃちゃっと生徒を集めようみたいなイメージを持っている人が割といるんです。
残念ながら幻想なんですね。
私はいつも言っていますが、ピアノ教室ホームページを作成しての集客というのは農業みたいなものです。
コツコツコツコツと、手間暇かけて手塩にかけて育てていく必要があるんですよ。
ホームページでなくたって、SNSだってYouTubeだってそうです。
それも半年、1年、2年、3年といったスパンで、腰を据えて戦略的に取り組んでいくものなんです。
ですから今回の人は、私がアドバイスする前に電話を切ってしまいましたけれども、この人に対するアドバイスは
「その幻想を手放すことが最初の一歩ですよ」
ということでしょうね。
あの人は今頃どうしてるんでしょうね?
青い鳥を追って放浪の旅に出ていないことを祈るばかりです。