先週、名古屋でピアノ教室を営まれているという Y 先生から、教室について相談をしたいと LINE メッセージをいただきました(無料LINE相談はこちら)。
今回は、ピアノ講師あるあるの「発表会を機にピアノ生徒が辞める」ということを、先生としてどう受け止めるか、ということについて、私が思ったことをご紹介します。
発表会が生徒が辞めるきっかけなっている?
私のことを知ってくださったきっかけは、私が母のピアノ教室を生徒7人から44人に再建した時のブログ記事を読んでくださったことでした。
そして私に興味をお持ちいただき、ご相談の LINE メッセージをくださったのです。
「その時どんなキーワードで検索しましたか」
と私が聞きましたら
「うろ覚えですが
“ やめる生徒が多い ピアノ教室 ”
みたいな検索だったと思います」
とおっしゃるんですね。
どうやらこの先生の中では「やめる生徒が多い」ということがクローズアップされて、問題である、悩みである、という認識の中、私にご相談くださったようです。
実際、LINE電話で通話を開始した時、開口一番出てきたのは
「今週ピアノ発表会があるのだけれども、それを機に生徒さんが3人辞めてしまう」
「毎年、発表会が辞めるきっかけになってしまっている」
というお話でした。
しかも、コンクールに一生懸命出たり、これまで頑張ってきた子に限ってやめてしまう、これは問題である、ということだったんですね。
「そうなんですか、なんでやめちゃうんでしょうね?」
と私が聞いたら
「中学進学とか、部活が始まったりで、毎年発表会を機に辞める子が多いです」
とおっしゃるんですね。
私は
「それってたぶん、日本全国どこもそうなんじゃないですか?
別にY先生が悪いわけでは全然ないと思いますよ。
それの何が嫌なんですか?どこが問題なんですか?」
と伺うと
「小さい頃から小学校の間もずっと見てきた子だし、今までコンクールも頑張ってきたし、まだまだこれからピアノ頑張って欲しいからです。
高校受験でやめるなら分かるけれども、中学進学で辞められるのは悲しい」
とのことでした。
う~ん 、、、
先生にも「子離れ」が必要なのでは?
そこで私は、
「私はピアノの指導者ではないし(専攻は打楽器)、生徒さんが教室に入会するまでが主な仕事なので、こんなことを言う立場ではないんですけれども、そのくせにちょっと厳しいことかもしれません、傷付いたらごめんなさい」
と前置きをした上で
「なんか私には、子離れできない親みたいに見えます」
と正直に、率直にお伝えさせていただいたのです(ブチ切れて電話を切られても仕方ないと覚悟しながら ^^; )。
その子は、小さい頃から6年、7年とピアノを頑張ってきたわけです。
素晴らしいじゃないですか。
そして人生の節目で新しいステージを迎え、新しい選択をしたわけです。
ピアノが嫌いになったわけでも、先生のレッスンが悪いからでもありません。
その子の人生はその子のものだし、その子がいつ何を選ぶかはその子とご家庭の判断でしょう。
タイミングが高校受験か中学進学かは、先生が勝手に決めるものではないでしょう。
小さい頃から小学校6年間ピアノを頑張った素晴らしい子が、次の人生のステージに向けて巣立とうとしている。
しかも最後に発表会で頑張って、有終の美を飾ろうとしている(発表会が辞めるきっかけになっているのではなく!)。
でも先生としては、何年も何年も、手塩にかけて教えて育ててきた愛情も愛着もあるでしょう。
今後への期待もあるでしょう。
それはそれで素晴らしいですが、今はそれを手放せずに、嫌だ行くなと言っている。
愛情と執着が混在している感じでしょうか。
これって、いわゆる子離れできない状態とすごく似てると思ったんです。
(独身の私が言うのも誠におこがましいですが)
6年間頑張ったことを大承認して、送り出してあげればいいんじゃないですか?
「これまでよく頑張ったね!あなたに音楽という素晴らしい人生の宝物をプレゼントできて先生も嬉しいよ。これからの人生でもずっと、大変な時でもたまにはピアノを弾いて、豊かな世界を味わってね!」
って。
問題なんてどこにもないじゃないですか。
むしろ素晴らしいことじゃないですか。
Y先生に必要なのは子離れすることなんじゃないですか?
色々なご意見もあろうかとは思いますが、私にはそう見えたので、率直にそうお話しさせていただきました(ブチ切れて電話を切られても仕方ないと覚悟しながら ^^; )。
そうしたら
「そんなふうに考えたことは全くありませんでした、、、」
と、やはり衝撃と戸惑いを隠しきれないご様子でした。
それはそうですよね、手放したくないから相談したのに、手放してくださいと言われたんですから。
にわかには受け入れがたいでしょうし、受け入れるべきだとも言いません。
これが正解だとも言いません。
感情はすぐに割り切れるものではないかもしれないし、生徒さんへの愛情の裏返しですから、寂しさは寂しさで持ちながらで良いと思います。
でも少なくとも、私の発表会が悪いだとか、私のレッスンがダメだとか、悩んだり落ち込んだり自分を責めたり、「やめる生徒が多い ピアノ教室」なんて検索したり(そのおかげで私を知っていただけたのですが ^^; )しなくていいようになってもらえたら良いなと思います。
何も悪くなんてないですよ。
むしろお祝いでもすればいいのにと、私は思うんですけれども、あなたはどう思いますか?
この件についてはこれ以上会話しませんでしたが、Y先生の中で、何かが少し楽になってもらえたような気がしました(声のトーンで私はそう感じましたが、私の希望的観測かも分かりません)。
そして、Y先生からのご相談はもう一点ありました。
それは地域に広まってしまっているという、Y 先生の教室に対しての「ある噂」についてです。
長くなってしまうので、この話はまた次回ご紹介したいと思います ^ ^
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
続き 地域に広まってしまった良からぬ噂? ~ 名古屋のピアノ教室 Y先生のご相談2
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