昨日は東京都内のバイオリン教室の先生と月一の Web 集客面談を行いました。

こちらの先生はまだ2年前に音大を卒業されたばかりで、私がホームページを作らせて頂いてからまだ1年余りというタイミングです。

去年の今頃のホームページの完成と同時に自宅教室の生徒募集を始めたので、自宅教室としては2年目に入ったというようなタイミングですね。

昨日は2年目にあたり今後の教室の方針と言うか姿勢についてのことも考えて、ホームページに追加掲載していけると良いですね、みたいな話をしました 。

よく教室理念とか指導方針とか、そういうものをホームページに載せたりすると思いますけれども、新卒の講師さんや初めて教室を開業される方にとっては、いきなりそんなしっかりしたものを作ろうと言ったってそれはやはり難しいものがあるかと思います。

なので経験の少ない方は最初は仮でいいと私は思っているんですね。

経験を積むに従って徐々に練り上げていけばいいと思います。

昨日の先生との会話では、バイオリンの自宅練習について、先生としてどれくらいの要求と言うか、期待をするか、と言う会話になりました。

実際は人それぞれでしょうけれども、「人それぞれ」では回答にならないと言うか、初めての方には何の参考にもならないので、やはりある程度の目安のようなものを示してあげたほうが、一般の方にはわかりやすいのではないかと思います。

自宅での練習についてはピアノ教室の先生方も苦労されているとは思いますが、バイオリンはピアノよりももっと大変だなと思いました。

ある程度大きい子であれば良いですけれども、幼児などの場合だと、やはりどうしても保護者の方が家での練習を見てあげることが望ましいようです。

ピアノの場合は自宅練習を保護者の方に見てほしい派、見ないでほしい派、場合による派など、結構分かれるところですよね。

ピアノは蓋を開ければすぐに弾けるし、蓋を閉めればすぐにおわれますから、その点も良いところです。

バイオリンの場合はケースから出して、チューニングをしなきゃいけないですからね。

これを幼児に自分でやらせるというのはさすがに難しいみたいです。

だから保護者さん方に練習を毎回見てもらうのが望ましいことではありますが、この夫婦共働きの時代、保護者の方だってそんなに暇ではありませんよね。

キッチンで料理をしながらリビングで弾く子供のピアノを聞いていればいいならまだしも、料理の手を止めて練習を見てあげなきゃいけないとなると、その負担は大変かと思います。

これをどの程度の強さで要求できるかですよね。

悩ましいところだと思います。

強く言い過ぎれば、生徒が集まらなかったり、去っていく生徒が出てくることもあるでしょう。

かといってゆるくしすぎてしまうと、全然ものにならなくって、生徒さんや保護者さんが後になってガッカリしたり、先生の方もやりがいがなくてモチベーションが下がってしまったりと、よくない結果にもなりかねないと思います。

やはりここのバランスをどうとるか、どんな折衷案や改善策を発明するか、あるいは自分の中で割り切って決めるか、といったところが悩ましい課題として出てくるかと思います。

昨日のバイオリン教室の先生には、別にすぐに決めなきゃいけないことではないけれども、これからいろんな生徒さんを見て、色々試してみて、自分なりのスタンスというものを練り上げて行けたらいいんじゃないでしょうか、とお話ししました。

そろそろそういう観点を持ち始めましょうか、そういうことを考え始めましょうか、というスタートのご提案だったわけです。

多分この課題にゴールはないんじゃないかと思います。

ずっとずっと、悩ましい課題としてはあり続けるんじゃないかと思いますが、それでもずっとずっと事あるごとに考え続けていくべきことなんじゃないかとも思います。

昨日はそんなお話をしました。