※ページ下にこの動画の深堀り解説があります。
「合唱の伴奏を弾きたいです!」
「でも、ピアノはほとんど弾けません…。」
こんなお問合せを、私はこの時期毎年のように見ています。
この時期になると、中学校では合唱コンクールの伴奏者を決めますよね。
ピアノ教室でも
「合唱の伴奏曲を見てほしい」
というお問合せが全国的に増える時期なんですけど
あまりピアノ経験がないのに伴奏を弾きたい
というケースを、私のお客さんの教室でも毎年ちらほら見るんですよね。
何年も前に1年習っただけとか
中には独学で少し弾いていただけの子もいました。
こういう場合の対応って、どうしますか?
普通に考えたら相当厳しいですよね。
ここは先生によって判断が分かれるところです。
その熱意を買って応援する先生
もいらっしゃいます。
でも逆に、
無謀だと忠告するのがプロとしての義務だ
という考えもあるかもしれません。
後で傷つくと分かって見過ごすわけにはいかない
というのも1つの優しさ、誠実さかも分かりません。
今回の深掘り解説では、私のお客さんの教室で去年実際にあった事例をご紹介します。
深掘り解説
ちょうど去年の今頃だったと思います。
東京都の S 先生のピアノ教室に入ったお問合せでした。
中学1年の男の子で、小学校の頃に少しピアノを習っていたけど、実際はほとんど弾けない状態だったと言います。
春に合唱部へ入部。
「小学校の頃に少し習っていた」
というだけで、秋の学祭か何かの合唱部のステージでの伴奏を引き受けてしまったそうです。
当時毎月のコンサル電話でS 先生と話してたんですけど
「絶対無理そう…」
って、電話なのに苦笑いしているのが目に浮かんだのをよく覚えています。
だけど本人はすごくやる気に燃えていたので
その気概、その熱意を無下にするのもな……
ということで S 先生はその依頼を引き受けたんですね。
その後、その中1男子くんは夏休みの間ものすごく頑張ったそうですよ。
夏休みが開けた時には、意外と(というのもアレですが😅)弾けるようになっていて、学校の先生も驚いていたそうなんです。
結果、なんとこの子は最後までやり遂げたんですね。
お母さんが当日会場で撮っていた動画を先生に送ってくれて、そのお母さんもものすごく喜んでいたそうですよ。
男の子の方はそれで自信を付けたのか、その後も S 先生のもとでピアノを習い続けることになりました。
すごいエピソードじゃないですか?
すごいけど、みんながみんな、こう上手くいくわけでもないだろうと思います。
なので皆さんに引き受けてくださいとは言いませんが、こういう事もあるという話でした。
ちなみに
ワタクシ、永井も高2の終わりに音大受験を決めてピアノをゼロから始めたクチです(笑)
1年後に待っている芸大入試の副科ピアノの課題は
●ベートーヴェンのソナチネ
●全調のスケールとカデンツ(テンポ100)
でした(笑)
知らないというのは怖いものです😅
今タイムスリップしたら絶対にやりません(笑)
結果は主科の1次試験で落ちて、3次試験の副科ピアノまではたどり着きませんでしたけどね。
ソナチネは何とか通せるようになりましたが
スケールとカデンツの方は浪人した 2年後でもテンポ80がやっとでした。
いやー、男子ってこうなんですよねー(笑)
今回の中学生や当時の私だけでなく、これまで全国のピアノ教室を見てきて、男子というものは子供大人関係なく、結構無茶なチャレンジをする生き物なんですよね。
これもピアノ教室あるあるで、心当たりのある先生も多いだろうと思います。
そんな「ピアノ男子あるある」のお話も、また別の機会にできたらと思います。
今日はここまで😊
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