※ページ下にこの動画の深堀り解説があります。
「おさらい会」って、一般の方には意味が伝わっていないかもしれませんよ。
初めて聞いたら、
「みんなで何かを復習する会なのかな?」
って思いませんか?
実は私も15年前に音楽教室業界へ入りましたが、この言葉を初めて聞いたとき、
「ん?何だろう?」
と思いました。
「生徒さん同士で演奏を披露する場」だとは、言葉だけでは分からなかったんですよね。
つまり、教室の中では当たり前でも、外の人には伝わっていない言葉があるということです。
これ、狭くてマニアックな話ですけど、集客では地味に大事なんじゃないでしょうか。
では、外向けに発信するときはどうすればいいのか?
そもそも、なぜ演奏を披露する場を「おさらい会」と呼ぶのか?
深掘りします。
深掘り解説
私が音楽教室業界に入ったのは15年前、東京のスガナミ楽器の音楽教室でした。
私はここで 5年ほど勤務しましたが、おそらくこの5年間のスガナミ楽器では「おさらい会」という言葉は聞かなかったと思います。
私が最初にこの言葉を知ったのは、確か 10年前の独立前後の時期だったと記憶しています。
ネットで町の個人ピアノ教室のブログか何かを見たのが最初だったと思います。
私もやっぱり思いましたよ
「ん?何だろう?」
ってね。
それでそのブログか何かを読み進める中で
「どうやら生徒さん同士で演奏を披露しあう内輪のイベントらしい」
ということが見えてきたんですね。
なのでこの「おさらい会」という言葉、日頃からちょっと注意して扱った方がいいと思うんですよね。
みんなが使っているから伝わるとは限らない言葉かと思います。
ではそもそも、「おさらい」という言葉って何なんでしょうか?
調べてみると、この「さらう」という動詞の元々の意味は
教わったことを振り返り、何度も繰り返して身につけること
みたいなニュアンスだったようで、「お復習い(おさらい)」と書きます。
音楽の世界で練習を意味する「さらう」も、まさにこの意味ですよね。
現代の復習という意味の「おさらい」は、この反復して習得する部分が薄れて、振り返りの意味だけが残ったんでしょうね。
音楽では初見の譜読みのことも「さらう」と言いますが
「何度も反復して身につけるプロセス全体の初期段階」
と見れば「さらう」の一部と見られるかもしれません(こじつけでしょうか?笑)
さらに、日本の伝統芸能の世界では稽古の一環として、門下生同士で集まって、師匠から教わったことを披露し合う確認の場を「おさらい会」と呼ぶ文化があったようです。
これが後にピアノの世界にも持ち込まれたのだと思われます。
長々とうんちくを垂れました(笑)
最後に話をピアノ教室の現場に戻しましょう。
「で、これからどうすればいいのよ?」
って話ですよね。
もしブログとか SNS でこの言葉を使う場合は、
※最近練習している曲を生徒さん同士でお披露目し合う会。
とか何か、軽く説明を添えると良いでしょう。
あるいは「弾き合い会」という言い方をする教室もあるように、なんとなく意味が想像できる別のネーミングにする手もありますよね。
ミニ発表会とか
プチ発表会とか。
それか思い切って、全然違う固有名詞にしちゃうのもありですよ。
毎年夏休みにやるんだったら
「ひまわりの会」
とかね。
何それ?って当然なりますから、説明せざるを得ないでしょう。
ということで、みんな当たり前に使ってる「おさらい会」という言葉、一癖あるので少し注意しましょうというお話でした。
今回みたいに、先生方と一般の方とで認識がずれている言葉というのは、ピアノ教室業界には他にも本当にたくさんあります。
それはまた別の機会にお話ししていきましょう。
今日はここまで😊
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