※ページ下にこの動画の深堀り解説があります。
ピアノ講師を雇って教室を2つ経営してたけど、
1つを閉鎖して1人運営に戻ろうか、、、
こんなご相談を、先週のコンサルである先生からいただきました。
レッスンを任せていた先生が辞めてしまったので、いっそこのまま閉めようかって言うんです。
実はこの先生、
「エネルギーの8割を講師に使っていた」
って言うんですよ。
講師を雇うオーナー先生の苦悩ですね。
1人でやってた教室が満員になると、以降どんどんお問合せが来ても断ることになります。
ここで
「もったいない!」
と思うと、教室を増やして、講師を雇って拡大しようという考えが浮かびます。
この時、あなたならどうしますか?
こうしてオーナー化した先生を、この10年で私は何人も見てきました。
それを見てきた私は、ぶっちゃけオーナー化をどう思うのか?
あまり大きい声では言えないので、こっそり深掘り解説していきます。
深掘り解説
今回ピアノ講師がやめてしまった教室というのは、実はこれから、近くの駅前に大きなマンションが新しく建つんですよ。
これから生徒が爆発的に発生するのがほぼ確定している地域です。
これからという時に講師さんが辞めてしまいました。
「じゃあ、また新しい講師を入れればいいじゃん」
って思いますか?
私はコンサルの電話口でこのお話を聞いた時に、こう言いました。
「でもたぶんこれ、“ たまたま今回運が悪かった ” という話ではないですよ」
って。
実は今回の講師を雇ったのは去年だったんですけど、その時に結構な求人費用と労力をかけて募集してたんです。
それが1年ほどであっさり辞められてしまった。
実はこういうお話を、私は他の教室でもよく耳にしてきました。
もちろん長くしっかり勤めてくれる講師さんもいますよ。
でもそんな人ばかりではなくて、やめる時というのも全然あるんです。
この時、フォローできる他の講師がいなかったら、オーナー先生が自分でレッスンするしかありません。
でも当然限界もあって、今回のピアノ教室でも生徒さんにだいぶやめてもらったと言います。
あなただったら、これからどうしますか?
また苦労して大金をはたいて求人をしますか?
今回の先生も電話口でこう言っていました。
「それでまたこんな簡単にやめられたら、たまったもんじゃない」
「それにまた新しい講師を雇っても、若い先生には若い先生の、ベテラン先生にはベテラン先生の課題やリスクが、どうせまたあるに違いない」
って。
大変お気の毒ですが、オーナー化の洗礼を浴びたような形だったわけですね。
私は正直に、2つある教室をのどちらかを閉めて、1人運営に戻ることを勧めました。
しかしその先生も
「でもこれからマンションが建つし、生徒は間違いなく増えるし、、、
一人でやってこのお問合せを断るのは、、、」
という葛藤があります。
それはそうですよね。
でも私は言いました。
「もったいないし、心苦しいのも分かりますよ。
でも○○さんは “ その先の現実 ” を、もう見たじゃないですか。
それなら諦めがつきませんか?」
もし教室を1つ閉めるのであれば、講師がいなくなった今は良いタイミングでもあります。
講師がいたらそう簡単には閉められませんからね。
だから
「この辺が潮時ってやつなんじゃないですか?」
って率直にお伝えしたんです。
ここからはあくまで私個人の考えですが
以前から基本的に、私はオーナー化をあまりお勧めしていません。
一人でやってきた教室が満員になったら、それで満足して、その先には手を出さないこと。
結局これが一番バランスがいいと、私個人としては思っています。
満員になった時、
「止まらないお問合せを断るのがもったいない」
という時があります。
ここで1人の枠を出ようという思いは「誘惑」である可能性が高いと私は思います。
私はこれまで、同じように苦労されるオーナー先生を散々見てきたからです。
今回の先生だけ、たまたまなわけじゃないんですよ、本当に。
他の先生にレッスンをしてもらって、月謝の半分とかが入ってくるのって一見、不労所得みたいな気がしますよね?
でも実際は不労所得でも何でもなくて、そこにはマネジメントという新しい仕事が発生します。
これが本当に甘くなくて、結構なお金と、労力と、心労がかかります。
実際今回の先生も
「エネルギーの8割を講師に使っていた」
って言ってましたよ。
他の教室の先生を見ていてもそうです。
価値観はそれぞれの先生の自由ですけど、私が傍から見ていたら、どう見ても割に合わないんですよね。
ネガティブな意見ではあるんですけど、私も “ その先の現実 ” を見てきた人間として、こうして正直に私見をお伝えしています。
一人運営で満員になったら、それはもう立派な成功ですよ。
1人運営の満員で「足るを知る」。
これが意外と大事なんじゃないでしょうか。
頭の片済に置いておいていただけたらと思います。
ちなみに、講師を雇って教室を拡大することは、決して一方的に悪いことではないですからね。
雇用を創り出すわけですから、この点では世の中への大変な貢献とも言えます。
これも1つの、ピアノとは別の才能ですから、起業家精神を発揮して音楽家に仕事を作ろうと言うのであれば、それはそれで素晴らしいことだと思いますよ。
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