永井の生息地を厚木に移す計画が着々と進んでいる。

先週末は、第4波で動けなくなる前に現地を確認しようと、厚木まで足を運び、あちこち徘徊してきた。

一日で4~5時間は歩いただろう、ここ10年以上で、こんなに歩いたのは記憶がない。

結果は非常に有意義なものとなった。

やはり現地に行って、自分の足で歩き、自分の目で見、耳で聞き、肌で感じなければ、得られない情報というものがある。

私もウェブ屋として、完全リモートでピアノ教室ホームページ製作や集客サポートをインターネットや電話でしているが、こういう生の情報の大事さを改めて感じた。

こうした自分で体感した現地情報を一次情報と言う。

特にウェブマーケティング業界に限った用語ではないが、ウェブ集客のコンテンツ製作や情報収集においても言えることだ。

一次情報に対して二次情報もある。

二次情報とは一次情報を持つ者から聞いた、間接的な情報の事である。

前者が経験的情報、後者は知識的情報、とも言えるかもしれない。

ピアノ生徒募集のための情報発信にも同じことは言える。

ピアノ教室の運営者が独自のホームページを作成し、そこに載せるレッスン情報や日頃のレッスンブログ、あるいは生徒さんの声(=お客様の声)は、当事者による一次情報だ。

一方で、どこかの業者による紹介サイト、習い事のまとめサイトみたいなページに掲載された情報は、二次情報にあたるだろう。

あるいはお客さんの側、つまり実際にピアノを習おうと、ピアノ教室の情報を探している人にとっては、そのピアノ教室が独自に作成したホームページの情報でも二次情報であり、今回の私のように、現地に赴いて自分で体感すること、つまり体験レッスンにいく事が一次情報にあたるとも言えるだろう。

体験レッスンはゴールではない。

今回、私が厚木に実際に行くにあたって「厚木を第一候補から外す可能性」も常に頭におきながら現地を見回った。

ピアノ教室の体験レッスンも同じで、言わば生徒さん候補からのテストと言っても良いだろう。

良くも悪くも、一次情報には二次情報の何倍も力があるのだ。

写真ではどんなに美味しそうに見えた料理でも、実際に食べて美味しくなかったらまた食べようとは思わないだろう。

ピアノ教室ホームページから発信する教室情報や講師ブログは、顧客を体験レッスンという一次情報の舞台へリードするためのお膳立てに過ぎない。

どちらも大事で、両輪なのである。