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永井です。
今回は珍しく紙のチラシについてお話をしてみます。
私はピアノ教室のホームページ集客、Web集客が専門ですが、そんなWeb屋である永井は、ピアノ教室の生徒募集において、アナログの紙チラシをどう見ているのか、もし活用するとしたらどうなのかという、ちょっとあべこべなテーマのお話を今回はしましょう。
Web集客屋が考える紙チラシという宣伝媒体・広告媒体のお話ですね。
私のお客さんのピアノ教室さんも、ほとんどはホームページだけで集客を完結させていますが、中には一部、紙のチラシも上手に併用して、HP集客と相乗効果を上げられた先生もいらっしゃるので、今回はこうした事例もご紹介していきます。
「えぇ~?Web屋のくせに今時チラシなんかに頼るのぉ?だっさー笑」
なんて思う人ももしかしたらいるかもしれませんが、まぁそう思う方は今すぐこのページを閉じていただければ結構です👍
※Web集客のお話はこちらをどうぞ↓
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実は楽器店時代に紙チラシの集客経験がけっこうある永井
今でこそ私はホームページ制作会社としてHPを中心としたWeb集客をやったり教えたりしていますが、実は私も楽器店の音楽教室で勤務していた頃に、紙チラシを使った生徒募集をやった経験は結構あるんですよ。
今からちょうど10年前ぐらいですね。
当時私は東京のスガナミ楽器というヤマハ特約店の社員として、音楽教室運営の一環で紙チラシによる生徒募集という業務も実は結構やっていました。
新聞の折り込みチラシで子供向けの音楽教室や、シニア向けの音楽教室の生徒募集もやってたんですよ。
他にも駅前でチラシとかチラシ付きのティッシュ配りなんかも結構やったもんです。
今この記事をお読みの方で、駅前で教室の生徒募集チラシを配った経験のある方がどれだけいるでしょうか?
今時そんな泥臭いことをやる人はそうそういないと思いますけど、私はそういう業務も割とガンガンやってたんですね。
紙チラシは前時代のツール?敬遠されがちな昨今
ぶっちゃけ今の時代、紙のチラシは敬遠されがちです。
私もWeb屋なのでそれはよく知っています。
まず原稿を作るのが大変だし、紙代も印刷代もかかるし、家に届いたら置き場所は食うは動かすのは重いわ、厄介ですよね。
「自分で街中をポストに入れて回るのも恥ずかしいし、そんな泥臭い肉体労働はやりたくない」って、10人の先生がいたら、まぁだいたい8人か9人は嫌だって言うでしょう。
「そんなの “生徒がいなくて困ってるんです” って近所に晒して回ってるようなもんじゃん」なんてプライドも?あるかもしれません。
そんなことをするぐらいなら「今はネットの時代なんだから、スマホでシュシュっとやった方がスマートでクリーンで絶対いいじゃん!」ってね(分かりますハイ)。
「SNSも無料でできる時代に、何でわざわざお金と時間と体力を使ってそんなアホらしいことするんだ」というのがおそらく多くのピアノ教室の先生方のお考えかと思います。
紙のチラシがピアノ教室集客に有効なケース
そんな最近は嫌われがちなチラシですが、私のお客さんのピアノ教室さんでは、ホームページと紙チラシを併用して生徒の集客に有効に機能させたケースもあります。
今はもうチラシなんて効果がないとか、やってみたけど効果がなかったとか、そういう体験談も聞くかもしれませんが、私から言わせると紙のチラシも要は使いようなんですよ。
実際の事例を3つほどご紹介しましょう。
①新規オープンのピアノ教室でチラシが奏功した都内某区のO先生
私のこれまでの経験上、チラシがピアノ生徒の集客に最も威力を発揮するのは、ピアノ教室を新規開業するタイミングです。
それまで存在しなかったピアノ教室なので、当然地域の誰もその教室のことを知らない、という時ですね。
この期間限定の「新規オープン!」という言葉の力を上手に使ったO先生という方がいらっしゃいます。
O先生は東京都内の某区の自宅マンションでピアノ教室をされていましたが、運悪く住人の方からクレームが入ってしまってご自宅での教室を続けられなくなってしまいました。
そして仕方なく少し離れた場所にテナントを借りて、そこで新しくピアノ教室を始められたんですね。
なので正確には新規開業ではなく移転ですが、地域の人からしたら「今までなかったピアノ教室が近所に新しくできた」という意味では新規オープンと実質的に変わらないかと思います。
なのでこれに準ずるケースとしては「前から細々とレッスンはしてたけど地域に対して全く宣伝活動をしていなかった」というピアノ教室さんも「認知ゼロ」という意味では当てはまるかもしれませんね。
O先生はそのテナント教室が始まったその月のうちにチラシを作成し、ご家族にも手伝ってもらいながら教室の近隣にチラシをポスティングして回りました。
結果はどうだったかというと、その後1ヶ月ほどの間に、チラシを見たという方から14名のお問い合わせが入り、そのうち10名以上が入会されました。
当時私はホームページをアクセス解析して見ていましたが、実際にチラシを配っていた時期にホームページへのアクセス数が突発的に増えていたんですよ。
チラシにQRコードを載せていたので、そのQRコードからのアクセスがわりとあったのと、チラシに書いていた教室名(固有名詞)での検索(指名検索)によるアクセスも増えていました。
教室の名前なんてのは知っている人しか検索しませんから、チラシが撒かれた同時期にそうした検索が増えていたわけですね。
チラシの効果はこうしたアクセス解析からも数字で確認することができます。
②隣町からの入会ルートを創出した千葉県のピアノ教室T先生
他の事例として、千葉県でピアノ教室をされているT先生がいらっしゃいます。
ホームページ集客というのは基本的に、その教室の市区町村名での検索キーワードで上位表示させて、ホームページへのアクセスとお問い合わせを発生させる形をとります。
でもこの市区町村名での上位表示というのが簡単なわけではなくて、地方の田舎町ならまだしも、1都3県のような激戦地域だと、教室の所在地の地名ではまだ上げられても、近隣の市区町村でまでポンポン上げられるほど甘くはないんですね。
そこでT先生はなんと隣町のスーパーで、教室のチラシを貼らせてくれるところを見つけて来られたんです。
こうしてT先生は、検索だけでは得られない隣町からの流入経路を作り出し、実際にこのチラシを見て入会された生徒さんも出ました。
こんな風に隣町の検索キーワードではホームページを見つけてもらえない場合に、チラシでアプローチするという手があるんですね(本当はホームページでリーチする手もありますがそれはお客さんだけのヒミツ)。
教室のチラシを置いたり貼らせてくれるお店や施設というのは、実際にはそう多いものではありませんが、全くないというものでもありません。
ダメ元でいろんなお店や施設をあたってみると、オッケーなところも意外とあったりしますから、日頃からそういう意識でアンテナを張って生活しておくのも良いでしょう。
③自治体の広報誌に広告を出したらHPへのアクセス数が倍近く増えた関東郊外のピアノ教室W先生
3つ目の事例として、関東のとある郊外でピアノ教室をされているW先生をご紹介します。
これは最近のホヤホヤの話なんですが、今年の4月にピアノ教室を新規開業されたW先生は、つい1ヶ月ほど前に隣町の自治体の広報誌にピアノ教室の広告を出されました。
それでつい先週、コンサルの電話があったのでホームページのアクセス解析をしていたのですが、W先生のホームページはこの1ヶ月でアクセス数がなんと倍近く増えていたんです。
アクセスの経路は先ほどのO先生と同じQRコードと、教室名の固有名詞検索(指名検索)でした。
今の時点ではまだお問い合わせは発生していないようですが、確実に、隣町の方々への大きな認知拡大に寄与したことがアクセス解析で判明したわけです。
よくチラシの効果について言及される時に「問い合わせがあったか無かったか」だけが話題に上がりますが、私からするとこれは非常に狭い見方なんですね。
紙のチラシというのは、先ほどのO先生のように即効性を発揮する場合も、土地とタイミングによってはありますが、中長期的に見た認知拡大、まずは教室の存在を広く知ってもらうという機能もあります。
すぐにお問い合わせがあるか無いかだけがチラシの機能ではないんですよ。
チラシというのは、受け取ったそのタイミングでちょうどよくピアノを習いたいと思っていた人はその時に問い合わせてくれるかもしれませんが、「今じゃない」という人だって当然いるわけですよね。
でも「今じゃないけど、うちの子ももう少ししたら…」なんて思っている人もいるわけで、教室の存在をチラシで知っていれば、いずれ時期が来た時に思い出して、ホームページを探して体験レッスンに来てくれるかもしれません。
つまりチラシとか紙の広告というのは「種まき」の側面があるということです。
まいてすぐに実がならないからと言って、その行為に意味がないということにはなりません。
今回の広報誌でW先生のピアノ教室は隣町の人たちにだいぶ知られることになったので、これから年が明けて来年の春にこの人たちがどう動くか、今とっても楽しみに見ているところですよ。
「よそがやらない」ということは…
ということで今回はホームページ制作会社、Web集客の専門家から見た紙チラシという宣伝媒体・広告媒体のお話をしてみました。
どうでしたか?
紙のチラシも案外ばかにならないと思いませんか?
紙チラシもコストがかかるのは事実です。
だからちょっとでもお金をかけたくない人とか、短期単発で問い合わせがないからとか、今の流行りじゃないからとか、今の時代はネットでスマートにやるのがいいんだとか(私が言うのもアレですが)、いろんな理由でやりたがらないピアノ教室さんがほとんどです。
今この記事を見ている人たちもおそらく十中八九、実行はしないだろうと思います。
ほとんどの人が「へぇーそうなんだ」で終わらせるでしょう。
でもね、だからこそ、「よそがやらない」ということは、もし自分の教室だけがやったら、それだけ目立つかもしれないということでもあるわけです。
広告というのは「目立ってなんぼ」ですからね。
よく人はみんながやっていることをやりたがります。
それはそれで1つの正解ではありましょうけど、その逆ルートにもまたチャンスがあり得るということですよ。
まぁ、ここまで長々言っておいて何ですが、ホームページだけで済むならそれに越したことはないですけどね。
実際私のお客さんのピアノ教室さんはほとんどホームページだけでやっていますけど、もし心身と予算に余力があって、集客をさらにグイグイ加速させたいとか、「Time is Money」の経営感覚をお持ちであれば、紙のチラシを併用してドライブをかけるのも1つの手ですよ、というお話でした。
おしまい😊
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