理想のピアノ生徒が集まるホームページ制作&集客コンサルタントの永井です。
ゴールデンウィーク前のことですが、とあるピアノ教室のM先生という方からホームページ制作についてのご相談のLINEメッセージを頂きました。
今年の2月にホームページを作ったのですが、知らずに、私がいつも言っているのと違うものを作ってしまったので、どうしたら良いか、というようなご相談だったんですね。
それで一度電話で詳しくお話を伺ったのですが、お気の毒なことに、確かに今回M先生が作成されたホームページは失敗要因のオンパレードでした。
そこで今回は、他のピアノ教室の先生がなるべくこういう失敗をしないよう、ピアノ教室のホームページを作成する際の3大原則について記載しておきます。
と言っても、これらの話を私は今までブログや YouTube で散々語ってきました。
私としては正直もう「言い飽きて」いて、「過去に散々書いてきたからもういいだろう」と思っていたのですが、最近私のことを知ってくださった方は、私の過去のブログや動画までは見ていない方も多いかと思います。
なのでこういうことはやはり定期的に、何度も何度も言っていかなければいけないことなのかなと思い、今回改めてお話ししておく事にしました。
今回お話しする3つの要因を外すと、ホームページ作成後の集客で失敗する確率や、後々後悔する確率が跳ね上がります。
私は決して脅したいわけでも、他の業者さんを蹴落としたいわけでもないのですが、やはり残念な思いをする人、悲しい思いをする人をなるべく出したくないので、お話ししていきます。
【失敗要因①】独自ドメインでない
まず今回のM先生のホームページでは独自ドメインを使っていませんでした。
ドメインというのは「xxxxxx.com」みたいな、そのホームページのURLのことです。
誰でもこのドメインを年間1,000円ちょっとの金額で取得できるので、自分で取得したドメイン(独自ドメイン)を使ってホームページを作りましょう。
「独自ドメインでないドメイン」とはどういうものかと言うと、そのホームページ制作会社や、ホームページ制作サービスのドメインの一部を借りる場合です。
賃貸マンションの一室を借りるようなイメージですね。
持ち家でなく賃貸なんです。
賃貸であることがなぜマズイかと言うと、 Google の検索エンジンの評価(=検索順位)が自分のものにならないからです。
検索エンジンの評価(=検索順位)というのはホームページを長く運用すればするほど、時間をかけて少しずつ上がっていくものなのですが、借り物のドメインの場合、せっかく何年もかけて検索エンジンの評価を貯めても、それはすべて運営業者のドメインのものになってしまいます。
これ、すごーくもったいないことなんです。
趣味とか遊びとか短期間とか、適当に運用する目的のホームページでならいいですけれども、中長期的にきちんとビジネスとしてやっていきたい方は、必ず独自ドメインを使ってホームページを作成しましょう。
【失敗要因②】自分で更新できない
次にM先生のホームページは掲載内容を自分で更新できないものでした。
制作会社さんに頼めば年に2回だけ更新はしてもらえるそうなのですが、それでも自分で気軽に修正できるようなシステムではないようです。
ホームページには、レッスンの案内とか、教室理念とか、講師紹介などの基本メニューを掲載すると思いますが、これらは「最初に作って終わり」ではないんですよ。
むしろ最初にホームページが出来上がった時点では「仮のたたき台」くらいに思っておいた方が良いです。
ホームページが出来上がってブログに自分の考えを色々アウトプットしたり、それに対するお客さんの反応を見たりすると、自分の中で考えが練れて変化して行ったり、新しい考えが生まれてきたりすることがよくあるんですね。
私はよく「ホームページは育てるもの」と言っていますけれども、実はホームページが育つ背景には、その水源である先生の成長があるんです。
これはやった人にしか分からないかもしれませんが、そういうことがあります。
なのでピアノ教室のホームページは、先生の内面の変化を常に反映させて、育てていきたいところですが、修正が自分で自由にできないとなると、具合が悪いですよね。
なのでピアノ教室のホームページを作成する時は、レッスン案内などの基本ページ( WordPress で言うと固定ページ)も自分で更新できるシステム( CMS – コンテンツマネジメントシステムと言います)を使いましょう。
【失敗要因③】ブログが別サイトに分離している
ホームページとブログを別々のサイトで運用しているケースをよく見かけます。
ホームページの中にブログを書くのではなく、アメブロなどの無料ブログサービスにリンクを張るパターンですね。
これはだいぶ昔に流行ったスタイルなのですが、未だにこれを採用されているホームページをよく見ます。
今回のM先生の場合もこれでした。
これも非常にもったいないことです。
ピアノ教室のホームページを中長期的にしっかりと育て、ビジネスとして使っていきたいのであれば、必ずホームページの中にブログを書けるシステム( WordPress など)で作りましょう。
その理由については以前、次のページで詳述しましたのでご覧ください↓
えっ? まだアメブロでピアノ生徒集めてるんですか!?
既に作ってしまったM先生はどうするべきか
と、今回ご相談くださったM先生には、まず何がマズかったのか、という説明をしました。
それで肝心なのは、これからどうするかですよね。
作ってしまったものはしょうがないので、これからどうするかです。
今このページをお読みの方で、同じような状態の方もいらっしゃるかと思いますので、M先生にお話ししたアドバイスをここにも書いておきます。
今回のケースだと、まずはこのホームページの使用をすぐに止めるべきだと私は思います。
「せっかく作ったのだから、使わないともったいない」
そう思いたくなるとは思いますが、ここは心を鬼にして、すぐに新しく作り直すべきです。
今からちゃんとしたホームページを作れば、来年の春募集で挽回できる可能性がまだあります。
今回のホームページを作成するのに2万円くらい予算がかかったそうですが、これはもう勉強代だと思って諦めましょう。
2万円というのはホームページの制作費としてはとても安いほうかとは思いますが、完全に「安物買いの銭失い」になってしまっています。
「もったいないから」とこのホームページを使い続けると、お金どころか、これからの時間まで失っていくことになりかねません。
それは傷を広げるようなものですから、ここで潔く手を引くべきだ、というのが私のアドバイスです。
つらいですよね。
とても残念だとは思いますが、やってしまったものはしょうがないので、ここからより良い方向に舵を切るしかないんじゃないでしょうか。
だいぶ重苦しい話になってしまいましたが、同じような方が出ないことを切に願います。
ホームページを自作して集客するのも可能!
今回の3原則について、当社で作成するホームページはもちろん全て満たしていますが、今回の3要素を満たしたホームページを自分で作って集客していく事も可能です。
ホームページの自作は、一般事務程度のパソコン経験があれば可能なので、思い切ってチャレンジしてみるのもアリですよ!
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