昨日は宮城のピアノ教室の先生とホームページ作成の打ち合わせを電話でしましたよ。
こちらのピアノ教室さんはもう2年前に他のホームページ制作会社さんにホームページを作ってもらっていたのですが、コロナに入ってから問い合わせが全く来なくなってしまったと言って、私の所に相談に来られました。
コロナの前はそこそこ問い合わせもあって3名位、ピアノ生徒も集まったそうですが、コロナに入ってからはパッタリ問い合わせがこなくなったそうです。
しかも結構高額な料金を注ぎ込んだそうです。
いくらかは聞きませんでしたが、話しぶりから察するに数十万の費用はかかっているようです。
これですよ。
ピアノ教室ホームページ制作あるある。
私がこのピアノ教室ホームページ制作と生徒募集サポートの事業を起こして5年8ヶ月、この手のご相談は幾度となく受けてきました。
そして私に乗り換えたピアノ教室の先生も何人もいます。
昨日の宮城のピアノ教室の先生もそんな方のおひとりです。
そのホームページ制作業者さんに作ってもらったと言うホームページを拝見させてもらいましたが、やはりぱっと見は綺麗なんですよ。
でもね、、、
あちゃ~って箇所が散見されるんです。
プロのホームページ制作業者でもこうなんだなと思うと、なんともライバルながら残念な気持ちになるのを否めません。
そのホームページ制作会社のホームページを見ると、結構大きいことを謳ってるんですよ。
SEOに強いとかどうとか。
SEO はもちろん大事ですし、確かにそのホームページは SEO で大負けしてはいません(言うほど強くもないですけど)。
でも、ピアノ教室のホームページ生徒募集はSEOだけじゃないんです。
昨日の宮城のピアノ教室さんのホームページを見る限りでは、おそらくそのホームページ制作会社のディレクターさんは、マーケティングの基本的な部分が分かっていないように感じました。
ピアノ生徒とか、ピアノ教室とかいう業界に関係なく、おそらくすべてのビジネスに共通の、全ての Web マーケティングに共通の基本法則と言うか、人間の心理みたいなものがあるのですが、そこのごくごく基本的なところを押さえられていないんですね。
例えば、ターゲットが不明確なんですよ。
マーケティングの基本は誰に、何を、どのように、です。
ピアノ生徒を集めるのも「誰に」から始まります。
誰に売りたいのか、誰に訴求したいのか、もうこの出発点からして不明確で、漠然と「みなさん」を相手にしてるんですね。
よくペルソナと言いますけれども、欲張らずにこの「誰に」のターゲット像を明確に絞り込むことが、とっても大事なんです。
このホームページ制作会社のディレクターさんに、捨てさせる判断力と勇気がなかったということですね。
これではピアノ生徒は集まらないし、他の業界のホームページ制作にしてもこれで本当に集客できているのかとても怪しいです。
あるいはホームページ制作のテクニック的な部分ではよくCTA(Call To Action)、行動喚起と呼ばれるものがあるのですが、これも非常にお粗末でした。
このピアノ教室ホームページの目的と言うか、ゴールは、教室に入会するかもしれない見込み客(PP)の方に、体験レッスンに申し込んでもらうことですよね。
それなのに、サイト訪問者への「体験レッスンに来てください」っていうエスコートがないんです。
それじゃあ体験レッスンに申し込むわけないじゃないですか。
アホですかと。
他にもあちこちこんな感じなんですね。
何十万円も制作費用をとるプロのホームページ制作会社なのに、です。
う~ん、、
これはぁ、、、
って、なんとも気の毒で残念な気持ちになります。
でも昨日のピアノ講師さんは、多分大丈夫だと思います。
そのホームページに書いてあるブログをちらっと見たのですが、この人は大丈夫だと感じました(ちょっと見ればなんとなく分かるんです)。
このホームページを作ってもらったホームページ制作会社からはピアノ講師ブログの書き方も教わっていないようですが、ブログは割とセンスのあるほうで、書いてある記事内容を読んでも、ちゃんとやればピアノ生徒は集まるだろうと感じました。
これから私のところでしっかりとホームページを作成して、ブログのアドバイスも受けて、ピアノ生徒を増やしていきましょう。
大丈夫です。
あなたのことを買ってくれる人は必ず現れますから、しっかりとやることをやっていきましょう。