昨日は午後に、横浜のピアノ教室の先生からご依頼いただいた、ホームページ作成の打ち合わせを電話で行いました。
こちらのピアノ教室さんはあまりハイペースでガツガツたくさん生徒さんを集めたいというタイプではなく、ある程度のスローペースでいいから、ピアノに対して熱心に取り組む質の良い生徒を集めたい、とのご希望でした。
「質の良い」というのはこの先生の価値観に基づく「質の良い」ではありますが、なるべくご希望に添えるよう色々とアドバイスをさせていただきましたよ。
こちらの先生は指導力にだいぶ自信があるようでして、他のピアノ教室で習ったけど、なかなかうまく上達できなくて悩んでいるような方にもどんどん来てもらいたい、というようなタイプです。
こういうタイプのピアノ講師さんも、多くはないですけれども、私のお客さんにはちょいちょいいらっしゃいます。
まあ、レベルの高い充実したレッスンがしたいんでしょうね。
コンクールへの出場も積極的にお勧めしていきたいとのことです。
昨日のHP制作ミーティングで面白かったのが、料金設定のところですね。
指導力には自信があって、「私はよそのピアノ講師より良いレッスンができる」と豪語しているのに、高めの料金設定をするのは自信がないと言うんですよ。
高いレッスン料をもらって大丈夫なんだろうか?
高いレッスン料で生徒は来てくれるだろうか?
と、自分の商品(レッスンの質)とその価値を表す対価が、結びついていないと言うか、結びつけるのを怖がっているんですよね。
一見矛盾しているように見えるんですけれども、これがいわゆるお金のメンタルブロックというやつなのかもしれません。
良いものだという自信があるなら、価値相応の値段をつければいいんです。
自分が納得できない安売りをして、モチベーションが上がらず、不満やストレスを抱えたままレッスンをするぐらいなら、自分が納得できる料金設定をきちんとして、レッスンの価値を認めてお金を出してくれるお客さんを集めた方が絶対良いと私は思いますよ。
そのピアノ講師さんがすべき努力は、安売りに耐えることでなく、そのレッスンの価値を教室ホームページでしっかりと生徒さんに伝えていく事です。
逆に絶対にやってはいけないのが、価値がわからない人や、そもそも求めていない人に安売りをすることです。
こんなに馬鹿らしいことはありませんよ。
売らなくていいんです、買わなくていいんです、そういう人は。
こういうお客さんは、その先生の価値ではなく、安さを選んで来る人ですから、その先生はいずれ傷つくことになります。
こんなに尽くしてきたのに、ってね。
こんなの事故です。
馬鹿らしいですよ。
昨日はこういったホームページ集客のターゲットのことや、料金設定の話の他、ホームページに掲載する様々な素材のことについてお話をしました。
なんとか年内には完成に漕ぎ着けて、年明けから始まる来年の春募集の波をとらえていきたいですね。