今日はゴールデンウィークの中日ですが、カレンダー上は平日なので私は今日も仕事をしました。

今日は、先週ホームページ制作のお申し込みを頂いた、東京都内のピアノ教室のO先生と、ホームページ制作の打ち合わせを電話で行いました。

あらかじめメールでお送りしておいた、ホームページ掲載のためにご用意いただきたい文章素材の一覧を電話口で一緒に見ながら、それぞれの項目についてどんな事を書いていくと良いか、というコンサルを行いましたよ。

今回のO先生は、最近海外から日本に戻って来られて、日本の生徒さんはゼロという新規開業のピアノ教室さんなので、私もとてもやりがいがあります。

今日のO先生との会話では、先生の中での常識と言うか感覚と言うか、の部分と、私が見てきた日本のお客さん、子供にピアノを習わせたい保護者さんたちの感覚との、ズレの部分が結構浮かび上がってきましたよ。

「え、そうなんですか?」

「そんな人がいるんですか?」

↑みたいなO先生の反応が何度もありました。

これを確認しておくことはと~っても大事な作業です。

「売り手の感覚と買い手の感覚がズレている」

↑これってどう考えてもマーケティング上よくないですよね。

この感覚のズレのところが、ピアノ生徒の集客における失敗や事故につながっていることがとても多いんですけれども、ある程度私の方から事前にお話できたのはとても良かったと思います。

ズレがあることを知っていることが大事なんですね。

「あなたはズレてるから全部お客さんに合わせてください」

↑と言って変えさせるようなことを、言うわけではありません。

そうではなくて

「あなたがこう思うのは分かりますが、お客さんの多くは実はこう思ってるんですよ」

ということを示した上で

「どうしますか?」

という感じでお話ししています。

「相手もきっとこう思っているだろう」

と思って発信するのと

「こう思っている人もいるだろう、でも(だから)、私はこれを言う」

と、分かった上で、意図を持って発信するのとでは、雲泥の差ですからね。

例えばレッスン回数にしても、ピアノ教室ではよく年間42回とか、45回とかで出しているところがありますよね。

月3回という教室や、月4回という教室もあります。

先生の感覚としては、

「いっぱいレッスンしてあげた方が喜ぶだろう」

「レッスン回数が多い方が良いサービスだろう」

と思いたいところですが

悲しいかな?、生徒さんや保護者の皆さんが、たくさんのレッスンを望んでいるとは限らないんですね。

「思い切って年間のレッスン回数を減らしたら、『楽になります♪』と喜ばれました、、、」

なんてがっかりな話も聞いたことがあります。

レッスン時間も同じですね。

ピアノが上達してきたら、最初は30分でよくても、45分、60分と、時間を増やしたくなる。

先生側の論理としてはその方が良いレッスンができるから、ということなんですけれども、じゃあ、それを生徒さんや保護者が望んでいるのかと言うと、残念ながら、結構そうでもないんですね。

「45分は大変だから、ウチは今後も30分のままでいいです」

っていうご家庭もあるわけです。

良い悪いという話はなく、「そういうズレがあるんだ」「お客さんの感覚はこうなんだ」と言うのをある程度知った上で、レッスン回数やレッスン時間の設定をすることが大事だと思うんです。

「せっかく一生懸命たくさんレッスンしてあげたのに、実は生徒さんも保護者さんも喜んではいなかった」

↑そんなことじゃ、ちょっと悲しいですもんね。

そんなこんなで、今日は午後に2時間がっつり、O先生とホームページ制作の打ち合わせを行いました。

だいぶ新鮮な見方、考え方を大量に聞いて、だいぶお腹いっぱいだったようですが、これから消化期間に入っていただいて、ホームページに掲載する文章を作っていただきます。

今から作成して、夏前にホームページを公開できれば、来年の春募集で、ある程度健闘することも可能でしょうから、これから頑張っていきましょう!