最近は「ピアノ男子」なんて言葉もあるように、昔と比べてピアノを習う男の子の数も増えているようですね。
私もこれまで日本中のピアノ教室さんの集客を見ていて、男の子の生徒さんは決して少なくない、もはや少数派とは言えないくらいの比率を占めるようになってきている感じはしています。
そんな男の子のピアノ生徒さんですが、実は私は、前々からうっすら感じていたことがあるんですよ。
それは
「やたら男の子の比率が高いピアノ教室がある」
ということです。
ピアノ男子が増えたとはいえ、今だって女の子のほうが多いのは変わりません。
にもかかわらず、私が日頃、お客さんのピアノ教室の体験レッスン問合せや、教室ブログを眺めていて
「ん？また男の子？」
みたいに感じることがちょいちょいあるんですね。
気づけば
「あれ？なんか男子率高くない？」
みたいなピアノ教室さんがあるんです。
不思議な現象ですよね。
ただの偶然という可能性も否定しきれないですし。
最初はそんな風に思っていたんですけど、そういうピアノ教室さんを何件も見ていくうちに、私はある共通項に気づいたんですね。
これは、まあ、仮説ではありますが
「男の子の生徒が多いピアノ教室の共通項」
は何かというと
「先生が男の子の母である」
ということです。
現在進行形の子育て奮闘中ママの場合もあるし、もう大きくなって独立している方もいますが、いずれも「男の子の母である」という先生ですね。
こういう先生のピアノ教室は、なんとなくですが、男の子が集まりやすい、男の子の比率が高くなりやすい傾向があるような気が、私はしています。
なんでだろうか？
ただの気のせいだろうか？
と、以前からずっと考えてはいるんですが、もしかしたら、男の子の母であるピアノ講師さんの場合、男の子に対する理解とか、許容する姿勢とか、独特のノリとか扱い方とか、そうしたものがホームページやブログの端々に、にじみ出ているのではないでしょうか。
皆さん決してストレートにはそんなこと書いてないんですけど、何気ない日常のレッスンのブログに、その行間に、何か漂っているものがあるのではないか。
そんな風に感じています。
ちょうど昨日も、東京都内のO先生（社会人の男性お二人の母）が、電話コンサルをしていた時にこんなことをおっしゃっていました↓
「息子が生まれた時は、何だこの生物は！？って思いました笑」
「一体どういう行動原理をしてるんだこの生き物は！？」
って笑
女性であるお母さんからすると、「男子という生物」は宇宙人みたいな、理解不能な生き物に見えるのかもしれません。
ということは、息子さんのピアノ教室を探しているお母さん達も、同じように感じている可能性は高いですよね。
もしかしたらそんな、共通の戦いを繰り広げている女性同士で、何か通じ合うものがあるのかも知れません。
何とも言葉にしがたい、嗅覚に近いような、「男子の取り扱いを心得ている者」のにおいを、何となく感じ取っているのではないでしょうか。
O先生も、最初は悪戦苦闘されていたそうですが、息子さんを育てていくにつれて、その男の子が本当に可愛く、愛おしい存在になっていき、その目は今の男の子の生徒さんに対しても、同じように注がれているようなんです。
男の子を預けるお母さんの側からしたら、確かにそういう先生には、何か安心感があるのかもしれませんね。
ま、本当のところはどうなのか、真相は分かりませんが、私は何となくそんな風に感じています。
おもしろいものです😊
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