↑動画か↓文章、お好きなほうをご覧ください。

永井です。

今回は、これからピアノ教室のホームページを作って生徒を集客していきたい先生に向けて、HP集客が成功するまでのプロセスのお話、事前に知っておくと良い、HP集客への心構えのお話をします。

この内容が頭にあるかどうかで、これからピアノ教室のHP集客に取り組む際の、精神的な安定感や成功率が全然違ってくるかと思いますので、初心者の方はぜひご覧ください。

「永井さん、体験レッスンラッシュが来ました!嬉しくて仕方ありません」埼玉のM先生の事例

まずは埼玉のピアノ教室のM先生から最近頂いた、次のメールとLINEのスクショをご覧ください↓

【メール文】永井さん、体験レッスンラッシュが来ました!嬉しくて仕方ありません。なんとお礼を言ったら良いか、、。生徒が10人になりました!2人から10人になり、まだ入会の返事待ちの方は他に2名です。そして、新たに体験レッスン希望の方もいます。

【LINEトーク】M先生:嬉しいですし、家族からは逆に一気に増えて怖いと言われました!でもそれくらいのスピードで増えた、経験のない出来事です! 永井:そうですよね、急に増えるとびっくりしちゃいますよね😅でも良かったです!👍

↑これは去年 2023年の2月に教室ホームページを作成したM先生から、1年2ヶ月が過ぎた今年 2024年の4月半ば頃に頂いたメールとLINEのやり取りです。

去年の春は、ホームページの運用開始が2月だったため集客にはあまり間に合わず、実質的に今年が、ホームページを作ってから初めて臨んだ春募集でした

ピアノ教室ホームページ集客成功の典型例

メールでは「体験レッスンラッシュが来た」「生徒が2人から10人になった」と喜ばれています。

そしてLINEでは「家族からは逆に(生徒が)一気に増えて怖いと言われました!でもそれくらいのスピードで増えた、経験のない出来事です!」とも書かれています。

この事例でお見せしたかったのは「急に増えた」と言っている点です。

これが、典型的なHP集客成功のプロセスの特徴なのでご紹介しました。

以前のブログでも何度か言及しましたが、この急に生徒が増え始めるタイミングを「ティッピングポイント」と言います。

これはピアノ教室のHP集客に限った話ではなく、一般的にもよくある事です。

子供たちにピアノを教えていても、どこかで急に伸び始める時ってないですか?

勉強やスポーツなんかでも、ある頃から急に、まるで歯車がかみ合ったかのようにうまく行き始める経験がある方は少なくないと思います。

あの現象は一般にティッピングポイントって言うんですね。

ピアノ教室のホームページ集客においても、どこかでこのティッピングポイントを通過するのが典型的な軌跡と言えます。

私のお客さんで満員を達成されたピアノ教室さんも、多くの方がこのティッピングポイントを経験されてるんですよ。

今回は埼玉のM先生の事例を通して、ホームページを作成してからこのティッピングポイントを迎えるまでのお話をしていきましょう。

M先生も生徒さんが10人に増えて喜んでくださっているのは良いのですが、言うてもまだ10人ですから、いよいよこれからが面白いところなんですけどね。

桃栗三年柿八年

これからホームページを作成して集客していきたいピアノ教室の先生に、ぜひ心構えとして念頭に置いていただきたい言葉があります。

それが「桃栗三年柿八年」です。

苗を植えてから実を結ぶまでに、桃と栗は3年、柿は8年かかるんだそうですね。

何事も結果が出るまでには、ちゃんと育てても、それなりに時間がかかるものだ、ということわざです。

桃の木も、栗の木も、庭に植えたら実がなるのが楽しみですよね😊

早く食べたい、すぐ食べたい。

でも、3年も待たないと食べられないわけです。

柿なんて8年ですって。

ホームページ集客という木になる2つの果実と魔境

こんなふうに、ピアノ教室のホームページ集客にも「実がなるまでの時間」というものがあって、この時間に耐えられるかどうかということが試されます

そしてこの期間こそが、HP集客に潜む「魔境」とも言えるでしょう。

ピアノ教室のホームページという木になる「最初の果実」があるとすれば、2つの見方ができると私は思います。

①最初のお問い合わせ

まずは当然、お問い合わせ(体験レッスン申し込み)ですよね。

HPから最初のお問い合わせが入るまでに、3年も待てとは言いません。

でも、2~3ヶ月くらいかかるのは全然普通です。

HPはスロースターターなんです。
それをよく覚えておきましょう。

そしてこの、1件目のお問い合わせが入るまでが最初の魔境と言えます。

「ホームページを作りさえすればバラ色の未来が開ける✨」

そんな怪しい幻想を抱いてホームページ集客を始めてしまうと、「すぐには問い合わせが来ない」という現実に、出鼻から打ちのめされてしまうでしょう。

この1件目が入るまでが怖いんですね。

だいたい2ヶ月くらいお問い合わせが来ないあたりから、不安という敵に苛まれる方が出てきます。

華々しい未来を期待していた人には特に、これがなかなかこたえるようです。

成果が出ないのに慣れないブログ(しかも大抵最初は効果的に書けない)をあげ続けられるか?という関門が、最初に立ちはだかることが多くあります。

②ティッピングポイント

そうこうするうちに1件目のお問い合わせが入ります。

最初の1件も嬉しいですが、その後、やがてどこかでティッピングポイントが訪れる事が多くあります。

このお問い合わせがジャンジャン入る状態のほうが本当に手にしたい成果でしょうから、このティッピングポイントが本命の果実と言えるかと思います。

そしてこのティッピングポイントが訪れるまでの期間が、第2の魔境と言えます。

最初のお問い合わせが来て、それでまずはほっとするのですが、そこからすぐにガンガン生徒が集まるようには、残念ながらなりません。

最初のお問い合わせ後は、ぽつ、ぽつ、と、たまにお問い合わせが入る期間がしばらく続きます

「お問い合わせが来るには来るけど、全然パッとしない」

「なんか期待してたのと違う」

そんな感じで、なかなか思うような成果が上がらないと、精神的に苦しい状態に入っていってしまう方がいるんですよ。

こういう心理的な魔境があります。

ただこちらについては、人によって感じ方にだいぶ差があるようですけどね。

気にしない人は全然気にしないし、生徒がひとりふたり入っただけでとても喜んで、機嫌よくやっていかれる方もけっこういます。

このほうが精神衛生的にも良いでしょうし、ブログに乗るエネルギーも良くなりますから、良い循環が生まれやすくなるでしょう。

不安や焦りが出てくるのは分かりますが、できれば楽観的に、楽しみながら取り組めるのが理想かと思います。

逆に、ここで諦めたら試合終了です。

M先生の場合はどんなプロセスだったか

それでは今回のM先生の場合はどんなプロセスだったのか、具体的に見ていきましょう。

①最初のお問い合せまで

M先生の時は、実は最初のお問い合わせが入るまでには1ヶ月もかかりませんでした。

しかもこの最初の1件目がけっこう良いお客さんだったんですね。

ブログはまだ満足には書けない頃でしたが、初期状態のホームページに載っていた内容を見て、「良い先生だなと思ってきました」みたいな方だったんです。

出来たてホヤホヤだったとはいえ、春という時期の力もあったかもしれませんね。

あるいはビギナーズラックということもあります。

そんなふうに、M先生の場合は幸先の良いスタートを切ることができました

②ティッピングポイントが訪れるまで

M先生の場合はその後に、少し苦しい期間がありました。

1件目のお問い合わせの後も、なんだかんだ月に1件くらいはポツポツと体験レッスンのお申し込みは続いていたんです。

ところが、「体験レッスンをやっても入会しない」という時期が、夏前から秋頃にかけてあったんですね。

野球とかでよくあるスランプ(打てない時期)というやつに似ているかもしれません。

スランプ(打てない時期)に苦しんだM先生

私もこれまで色々なピアノ教室さんの集客を見てきましたが、この「体験レッスンをやっても入会にならい」というスランプのような状況を何度か見てきました

皆さんとまでは言いませんが、こういう時期を通る人は割といるようですね。

M先生もそうですが、これまで体験レッスンをやった時は入っていたとか、楽器店の稼働で体験をやる時は入っているのに、なぜか自宅での体験レッスンは入らない、という状況になることがあります。

これも精神的に、なかなかこたえるようですよ。

1回や2回ならまだしも、3回、4回と続くと、自分が否定されているようでキツイのかもしれませんね。

これは、ホームページやブログの育ち具合(パワー)がまだ十分でないという事もあろうかと思います。

あるいは純粋にレッスン内容や対応のほうに、何か改善の余地がある場合もあるでしょう。

こういう時は、真摯に受け止めて改善に努めるのも良いですが、一方で、あまり深く気にせず、淡々とやっていく姿勢も意外と大事かと私は思います。

昔から成功の3要素として「運・鈍・根」なんて事が言われますが、この「鈍」と「根」ですね、あまり繊細過ぎないことと、淡々と根気強く続けられることは、ピアノ教室のHP集客においても、ものすごく大事だと私はこれまで実感してきました。

スランプの時も、あまりに思いつめて沼にハマってしまうのが一番避けたい事態ですよね。

人間ですから、ピアノ教室の体験レッスンにも、野球みたいなスランプの時期はあるものだと私は思いますよ。

ちなみに大リーグの大谷翔平選手にも、通訳さんの賭博問題が起きた時に、ドジャース移籍後の1号ホームランがなかなか打てなくて苦しそうな時期がありましたよね(あれをスランプと呼ぶのかは分かりませんが)。

あの時のインタビューで「メンタルを言い訳にしたくない。そこも含めて技術だと思ってますし、実力なのかなと」と言っていた大谷選手はさすがだなと思いました。

しかも自身の潔白が証明された後は、しっかり快進撃をしていますからね。
かっこいいですよね😊

話がそれてしまいました。

去年そんなスランプ的な状態に苦しんでいたM先生ですが、今年の1月頃にひとつの転機が訪れ、4月にいよいよティッピングポイントを迎えます。

今回のM先生に訪れたティッピングポイントには、この1月に得た力が大きく働いていたと私は見ていますよ。

長くなってきたので、後半は↓次の記事で語っていきたいと思います。
ピアノ教室のHP集客成功までのプロセス~埼玉のM先生の場合【後編】

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「理想のピアノ生徒が集まる仕組み」を考案して8年、600名超の先生に直伝、4000件超の体験申込と1000人超の新入会を作ってきました

株式会社ひろがれ音楽では、ピアノ教室のホームページ制作と集客サポートコンサルを行っています。

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