今日も気ままに語っていく。

先日、私は動物園が好きだという話をした。
猫よりも犬派だという話もした。

そんな動物好きな私は、小学生の頃からセキセイインコを飼っていた。

小学生の頃のある日の放課後、友だちが捕まえたやつだ。

小学生がセキセイインコを捕まえたのである。

まぁどこかで飼われていたやつが逃げたのだろう。
人慣れしていて簡単に捕まったのだと思う。

で、私が持って帰った。

漫画のような話である。

漫画だと大抵

「もとに戻してきなさい!」

とか言われるのがだ、ウチはそのまま飼わせてもらえることになった。

まぁ、犬や猫よりは楽だろうし。

そうして我が家にセキセイインコがやってきたのである。

名前は「ピーちゃん」だ。
私が名付けた(たしか)。

きれいな水色ベースで、ちょっと黄色が入っている。

このピーちゃん、我が家の夕食タイムとなると部屋の中に放っていた。

部屋の中をインコが飛び回る愉快な食卓である。

ピーちゃんはいろんなものをかじるのが好きだ。

猫の爪とぎみたいに、たぶん伸びるくちばしを研ぐのだろう。

部屋を飛び回るピーちゃんが、特に好んでかじるものがあった。

母がピアノ教室で使っていた楽譜である。

本棚や譜面台に置いてあるハノンやブルクミュラーにとまっては、その縁っこをかじるのだ。

お陰でうちのハノンは縁がぼそぼそだった。

そんな懐かしいピーちゃんはもういない。

だが、私が母のピアノ教室ホームページを作成したとき、インコのイラストを入れた。

ピーちゃんは私の想い出と、母のピアノ教室ホームページの中で生きている。

母のピアノ生徒が減ってしまったとき、ホームページを作って生徒を増やすことができたのも、もしかしたらピーちゃんが力を貸してくれたのかもしれない。

今も小鳥の声は好きだ。
とても懐かしい気持ちになれるからだ。