リスティング広告という言葉をご存知だろうか?
リスティング広告とはWeb広告の一種で、Googleで何かを検索した時に、広告 という文字とともに検索上位にウェブサイトを表示させる広告だ。
広告とは認識せずにそれが1位のサイトだと思う人もいるようだが、リスティング広告による上位表示はGoogleにお金を支払うことで得られるものであって、自然検索の順位ではない。
表示させる検索キーワードの人気度によって、1クリックあたりの単価が異なるという仕組みだ。
では個人ピアノ教室ホームページを作成してピアノ生徒を集客する場合、このリスティング広告を使うのは有効なのだろうか?
いや、もちろんお金がいくらでもあるならやればい。
それはもちろんだ。
そのケースはここでは除外して考えよう。
リスティング広告というのは、先ほど書いたように、検索上位をお金で買うものである。
だから、SEO対策がうまくいって、オーガニックな検索順位で上位がすでに取れているピアノ教室ホームページがやるよりは、上位表示できていないサイトが利用するほうが効果は高いんじゃないかと思う。
だが、ピアノ教室のホームページ生徒募集は、検索上位が取れてさえいれば良いというものではない。
たとえ検索結果に上位表示できて、サイトにアクセスしてもらったとしても、肝心のホームページの内容がダメダメだったら、訪問者もガッカリして去るだけだ。
問合せにつながらなければ、いくらお金をかけて流入を増やしても意味がないだろう。
だから、「見てもらえさえすれば、魅力がしっかり伝わって体験に来てもらえる自信がある!」というくらいまで、サイトがしっかり仕上がっているなら、リスティング広告を利用してみるのも1つの手だとは思う。
お金というのは「いかに使わないか」ではなく「いかに上手に使うか」である。
使った以上にリターンがあるなら、使ったほうが良い。
まぁそこの確証が持てないから皆迷うのだろうが、そういう時は「一度試しにやってみる」というのも悪くないと思う。
私は実験が好きだ。
なんだかんだ、物事は結果論だから、やってみるまで分からない事はけっこうある。
やってみてダメだったとしても「これではダメなんだ」という事が分かるのは収穫であり、その実験は決して無益な事ではない。
永井はそう考える習性をもつ生き物なのである。