一昨日(2021年4月20日)、東京都交響楽団のコンサートに行ってきた。
プロオケのコンサートなんて、実はもう10年以上行っていなかった。
なぜこの時期に行ったかというと、永井の打楽器の先生である安藤芳広先生(都響の首席ティンパニ奏者)がソロを務めるティンパニ協奏曲(カレヴィ・アホ作曲)の日本初演があったからだ。
これは行く。
さすがに行くだろ。
という事で、上野の東京文化会館に行ってきた。
東京文化会館もめちゃくちゃ久しぶりだが、上野に降りたのも久しぶりだ。
確か8年くらい前に上野動物園に行ったのが最後か。
10年以上都響の演奏会をスルーして上野動物園に行っていた点は咎めないでほしい。
パンダが見たかったのだ。
仕方ないだろう。
パンダが見たかったのだから。
私は藝大も受験したので、受験の時までは上野にはよく行っていた。
とても懐かしい地なのだ。
そんな上野の駅前も、すごくキレイになっていた。
スカイツリーも広場からキレイに見えた。
もちろん私が受験の時はスカイツリーは存在しなかった。
そうそう、今回はコンサートの話である。
安藤先生のティンパニ、めちゃくちゃかっこよかった。
曲もすごくおもしろかった。
現代曲だが、どこか映画音楽のようで、30分全く飽きず、この1曲だけでお腹いっぱいになった。
いいなぁ、ティンパニ。
やっぱり、いいなぁ、、、
アホさんのティンパニ協奏曲の他、もう1つの曲目はマーラーの交響曲1番『巨人』だった。
マーラーを生で聞いたのはたぶん学生の時が最後だ。
CDではその後も何度も聞いていたが、やっぱり生だと全然違う。
久しぶりの体験だったが、やっぱり、音楽は生で聞かないとねって、本当に思う。
そして、「マーラーってこんなに面白かったんだ!」って純粋に感じた。
めちゃくちゃ美しく、わくわくして、かっこいい。
マーラーすげぇな、と(エラそうに)。
もうすぐ40だと言うのに、学生の頃より格段に鮮烈に聞こえた。
私は卒業後に作曲の勉強をずいぶんして、自分でオーケストラや吹奏楽の曲を書いて、打ち込みで鳴らしたりしていた。
だから卒業後の20年で聞き方が相当変わっていたのだろう。
久しぶりの生音だったからというのもあるだろう。
とにかく、「あぁ、やっぱりオーケストラはいいなぁ」と、コロナでカピカピになった心が潤うようであった。
やっぱりね、いいね、音楽は、本当に。
良い時間を過ごさせてもらいました。
安藤先生、お疲れ様でした。