この1年、全国の小中学校ではいろんなイベントがことごとく中止になっていると聞く。
合唱コンクールもその1つである。
ピアノ教室関係者で合唱コンクールと言えば伴奏だ。
私がホームページを作成させていただいたピアノ教室さんのブログでも、生徒さんの合唱コンクールへの取り組みは度々話題に上がっている。
ピアノを習う中高生にとって、合唱コンクールのピアノ伴奏は花形だ。
多少背伸びをしてでもその機会をゲットしたいという子も少なくないようである。
学校によってはオーディションをやるという話も良く聞く。
でも地域によって、取り合いになったり、ならなかったりするらしいのが面白い。
ちなみに小中学校の新学年のクラス変えの時は、この合唱コンクールの伴奏のために「ピアノが弾ける生徒」を必ずピックアップして各クラスに散らして配置するらしい。
そんな合唱コンクールもこの1年はなくなってしまった。
小中学校時代という限られた時間の中で、合唱伴奏ができるチャンスは何度も無い。
その貴重な1回が、日本中のピアノ教室の生徒さんから奪われてしまった。
1回どころか、今年も引き続き中止になったっておかしくない。
誇らしい経験になったろうに、普通なら作れた大切な思い出が1つ消えてしまった。
不憫でならない。
本当に、こんな時代は早く終わってほしい。