理想のピアノ教室を創るための「土台」とは何か

理想のピアノ生徒が集まるホームページ制作&集客コンサルタントの永井です。

今月の上旬に、愛知県のとあるピアノ教室のS先生が LINE メッセージをくださり、小一時間ほどお話を伺った後にホームページ制作と生徒募集サポートのお申込みをいただきました(LINE無料相談はこちら)。

その後さっそく制作打合せのお電話をさせていただき、今ホームページに掲載する情報を一緒に練っている最中なので、今回はこのS先生を事例にピアノ教室ホームページ制作のプロセスをちょっとだけご紹介します。

「理想の生徒」とはだれか

S先生との最初のお打合わ電話が終わった直後に、↓こんな LINE メッセージをいただきました。

今まで考えたことがないぐらい考えている、とおっしゃっています ^ ^ ;
でも気持ち良いみたいなので、良いのでしょう。

電話の中でどんな会話をしたかと言うと、このS先生が、一人のピアノ指導者としてどんな方向性を向いているのか、何を良しとし、何を目指しているのか、それを見つけるための会話です。

でも、教室方針や指導方針、あるいは何が教室の売りや先生の強みかなんて、普段は意外と考えていないものなんですよね。
そんなことを考えなくてもレッスンはできてしまうでしょうからね。

でも私は、ホームページ制作の最初の段階で、ここのところの探求を結構しっかりやります。

なぜならホームページによるピアノ生徒募集というのは、言わば、一人の人間としてのピアノの先生と、一人の人間としての生徒さんとのマッチングだからです。

ピアノ教室ホームページの本質は、人と人を引き合わせる装置です。

変な例えですが、婚活サイトのようなものを考えるとイメージしやすいかもしれません(私は使ったことありませんが)。

人と人ですから、皆さん色々な考えや好みがあり、お互いに求めるものも違いますよね。

独身の私が言うのも何ですが、結婚相手にしても、お互いの価値観やフィーリングが合う人と一緒になりたいものです。
相思相愛の人同士をマッチングできるのが理想ですよね。

逆にこれがずれた人同士がくっついてしまうと、アレですよね ^ ^ ;

私がお客さんのピアノ教室ホームページ制作とサポートを通して目指しているのは、要するにこういうことなんです。

そのためにピアノ教室の側がどんな情報を発信すべきかと言うと、教室や先生を探している人が

「このピアノ教室は、この先生は、私の価値観と合ってるな、うちの子と馬が合いそうだな」
そう判断できるだけの情報を明確に打ち出すことなんですね。

「教室理念」とか「指導方針」とか言うと何か難しそうですが、要は先生の「価値観」、そして「人となり」です。

それに共鳴する人、共感する人が、その教室にとっての「理想の生徒さん」ということなのです。
婚活と一緒です(私はやったことありませんけど)。

考えや情熱がない先生なんていない

「教室の方針なんて、う~ん……」

最初はそんな風にうなってしまう先生も少なくないですが、大丈夫です。

音楽や指導に対する考えや情熱がない人なんていないと私は思っています。

音楽や楽器を指導しようという人は、少なくともそれまで音楽や楽器を延々と続けてきた人です。
一つの事をそれだけ掘り下げて続けているというのは、一般的に見て結構すごいことだと私は思うんですよね。

街行く人を適当に捕まえて、「あなたにはそういうものがありますか?」と聞いたら、胸を張って「あります!」と言える人は、多分あまり多くないのではないでしょうか。

音楽や楽器なんて、よほど好きで思い入れがなければ、とっくの昔にやめてるはずなんです。

それに対して考えや情熱が無いわけがありません。
単に自覚していない、自分で言語化できていないだけです。

あるいは自分の中にある何が「それ」なのか、空気みたいに当たり前すぎて気が付いていないだけなのだと思います。

これを見つけるのが、私の一番最初の大きな仕事なのです。

中国にこんな格言があるそうです。

魚には水が見えない。
鳥には空気が見えない。
人間には自分が見えない。

傍から見てるとよく分かるのに、本人はそれが分かってない事ってありますよね。
人間、自分の事って本当にわからないものです。
私だってそうです。

自分を知るには、他者からのフィードバックが一番なんですね。

実際、今回のS先生との会話の中でも、特に教室方針でも何でもない流れでS先生がさらっと言ったことの中に

「あ、そこです。それが○○さんの方針なんですよ。そうではない教室だってあるでしょう?」

と私がピックアップしたポイントがいくつかありました。
そんなもんなんですね。

他にも、その先生の価値観を引き出すために、私はいくつかの質問をします。
そうやって引き出して、表面化させていくわけです。

教室方針は時間と共に変化して良い

教室方針や指導方針は「信念」とか「使命(ミッション)」といった、「強い想い」のような形を誰もがとっているわけではないかもしれません。

特に、社会に出て間もない若い方や、これから音楽教室を開業しようと言う方など、そもそも教えた経験があまりない方にとっては、教えるということ自体があまりピンと来なくても仕方ないと思います。

そういう人にとっては最初は、理想や希望、夢のような形をとっていても全然良いでしょう(もちろんベテランの先生であっても)。

そして、これも人間が考えるものですから、実践経験を積む中で変化したり、練られてきたりもするものだと思うのです。
と言うかそれが普通だと思います。

こういう教室方針、つまり、その先生が何を目指しているのか、どこに向かっているのか、それが理想のピアノ教室を作るための「土台」であると私は考えます。

あなたのピアノ教室というひとつの船は、どこ行きですか?

北海道行きですか?
沖縄行きですか?
ハワイ行きですか?

北海道行きだと言えば、北海道に行きたい人が乗ってくるでしょう。

「私は沖縄に行きたかったのに、けしからん!」

などと文句をいう人が出てくる確率は、たぶんグッと減ると思いますよ ^ ^

以上、今回は愛知県のピアノ教室 S先生との会話を例に、理想のピアノ教室を作る「土台」についてのお話をしました。

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