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永井です。
今回はピアノ教室ホームページのGoogle検索での上位表示対策(SEO / エスイーオー)のお話をしていきます。
ホームページを作成してピアノ教室の集客をしていく時に、切っても切れないのがこの検索対策(SEO)ですよね。
今回はピアノ教室HP向けに「SEOの王道」と題して、上っ面だけの小手先のテクニックではなく、SEOの本質的な話、いわば「最後に勝つ者のあるべき姿」のお話をしていきます。
そしてこれは単なる知識ではなく、私がこれまで100件以上の音楽教室と、私自身のHPやブログを上位表示させてきた実績に裏打ちされた内容でもあります。
先日は紙のチラシ活用法というWeb屋らしからぬお話(※)をしたので笑、今回はWeb集客ど真ん中のテーマでいきましょう!👍
※ピアノ教室Web集客の専門家が考える紙チラシ活用法
そもそも検索順位は誰が決めているのか?
HP集客において検索順位が大事なのは皆さんご存知だと思いますが、そもそも検索順位って誰がどうやって決めているんでしょうか?
答えは「アルゴリズム」というGoogleが作っているプログラムです。
アルゴリズムというのはウェブサイト(HP)の情報価値を判断する計算式のようなもので、AIも何年も前から組み込まれていると言われています。
検索エンジンの頭脳だと思って良いでしょう。
Web上ではGoogleのロボットが世界中のウェブサイトを巡回して、このアルゴリズムによって各サイトを評価して検索のランキングを決めているわけです。
この検索アルゴリズムは年間約5,000回(1日に何回も)も更新されていると言われ、実際、検索順位は毎日小刻みに変動しています。
そしてGoogleは毎年数回、この検索アルゴリズムに対してコアアップデートと呼ばれる大規模な変更を行っていて、このタイミングでよく大きな順位変動(上がったり下がったり戻ったり)が生じています(2024年は3月と8月と11月に実施)。
またこれほど多くのアップデートがなされていることは、検索エンジンは常に完璧ではないということも意味します(これをいつも念頭に置いておくことは意外と精神衛生的に大事だったりします)。
検索順位はどんな指標で決められているのか?
それではGoogleはどんな方針でこのアルゴリズムを組み、世界中のホームページの優劣(順位)を決めているのでしょうか?
Googleはそれを「検索品質評価ガイドライン」という英語の長い文書で公開しています。
「検索品質評価ガイドライン」とはその名の通り、検索結果に出てくるウェブサイトの品質をどう評価するか(何をもって良しとするか)という指標が示されたマニュアルです。
この文書に書かれているホームページの品質を評価する指標は、ざっくり次の2種類に分けることができます。
①技術的要因
②コンテンツの信頼性
それぞれ見ていきましょう。
①技術的要因
まず1つ目はWebサイトの裏側の技術要因、テクニカル面です。
どういうことかというと、ホームページの訪問者(閲覧者)は人間と検索エンジン(アルゴリズム)の2種類に分けられますが、この双方が快適にサイトを巡回できて、分かりやすい作りにしてくださいね、ということです。
A.人間にとっての最適化
まず当然ながら、人間がそのホームページを訪問した時に、見やすく、使いやすく、快適に過ごせる作りであるべきですよね。
例えば
見たい情報がどこにあるか分からない
いつまでもくるくる回って表示が遅い
広告が突然出てきて意図せず押しちゃう
データ通信量をやたらと無駄に食う
↑こういうストレスを感じた体験ってないですか?
Googleのアルゴリズムも、こういう人間がストレスを感じる要因は減点要因とみなします。
B.検索エンジンにとっての最適化
もう1つは、検索エンジンが見た時に、重要な情報がきちんと伝わりやすく設定されている作りや構造であること、最適化されていることです。
もともとのSEOという言葉はこの意味で使われていました。
SEOという言葉は「Search Engine Optimization」の頭文字で「検索エンジン最適化」と略され、元々はこういうロボット向け、アルゴリズム向けの言葉だったという歴史があります。
ホームページを巡回してきた検索エンジンが分かりやすいように、検索エンジンフレンドリーにきちんとチューニングしてね、という意味だったんですね。
でも今はこのアルゴリズムがものすごく進化していて、検索エンジンファーストではなく、人間ファースト、ユーザーファーストになっています。
だから今のSEOは実質的には「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」ではなく「Search Experience Optimization(検索体験最適化)」だ、なんて言われることもあります。
また巷には色々な自作ホームページサービスがありますが、こういう構造面においてどれもがきちんと作られているわけでは意外とないので注意したいところです(と言っても判断は難しいかもしれませんが…)。
こうした技術面の最適化(テクニカルSEO)については、専門的な難しいことが色々とあるので、ここもきちんと押さえたい場合は信頼できる専門業者にホームページを作ってもらいましょう。
実際、よくホームページ制作会社が謳う「うちのホームページはSEOもバッチリだよ!👍」みたいなのは、こうした技術要因、器としての作りが最適化しているという意味であることがほとんどです。
確かにこれはこれで大事ではあるのですが、本当のSEOの勝負はこの器に入れる中身(コンテンツ)にあるので注意してください。
②コンテンツの信頼性
技術的要因に次いで、Google検索のアルゴリズムがホームページの品質を評価する時のもう1つの大きな指標が、コンテンツの「信頼性」です。
コンテンツというのはそのホームページに掲載されている情報、つまり中身のことですね。
いくらホームページの外枠をきちっと設定したとしても、ストレスなく使える作りだったとしても、肝心の中身が空っぽだったら、そのホームページには何の価値もないですよね。
なので構造的な技術要因も大事ではありますが、肝心の中身が、信頼できるコンテンツかどうかがSEOの肝となってきます。
当たり前といえば当たり前の話ですよね。
あなたもネットで何か調べ物をする時に、どこかの素人がいい加減に書いたような情報が出てきても困りますよね。
ちゃんと信頼できる人が言っている、信頼できる情報が欲しいと思います。
Googleも、どんなホームページを検索上位に表示するかということにおいて、この信頼性という指標を極めて重視しています。
つまり検索エンジンにホームページを上位表示してもらうには、信頼性が高いコンテンツをホームページ全体に満たしていく必要があるわけです。
では信頼性の高いコンテンツとは何か?ということで、この「信頼(Trust)を成す要素」をGoogleは3つ挙げています。
- 実体験(Experience)に基づく情報であること
- 専門家(Expert)が語る情報であること
- 多くの人に認められている人物(Authority)であること
信頼(Trust)とはこれら3つの要素の上に成り立つものとして、これらを合わせて「E-E-A-T(イーイーエーティー/ダブルイーエーティー)」と呼ばれています。
※正確にはE-E-A-Tは「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」と検索品質評価ガイドラインには記載されていますが、聞きなれない難しい単語なので、ここでは便宜的にExperience、Expert、Authority、Trustと表記しています(意味は大体同じ)。
これらE-E-A-Tは「なければいけない要素」というよりは「あるとより良い要素」というような捉え方で良いかと思います。
加点法的に、日頃からこうした要素を意識してホームページをブラッシュアップしたり、ブログを書いたりして育てていくことが大切なんですね。
具体的にピアノ教室の場合に当てはめて、それぞれ見ていきましょう。
1.実体験(Experience)に基づく情報であること
あなたは実際に経験した人の話と、経験したことがない人の話、どちらの話を信用しますか?
実体験がある人の話の方がより貴重だと感じるのではないでしょうか?
Googleのアルゴリズムはこういう人間の思考、価値判断と同じようにウェブサイトを評価する方向で作られ、日々進化しています。
例えばピアノ教室で言えば、レッスンで使う教材とか指導法なんかがありますよね。
それぞれの先生方でいろいろな教材を研究したり、使い方を工夫したりして、実際のレッスンで使っているかと思います。
「この教材はこういう場合はうまくいった」
「こういう子にはあっているけど、こういう子にはやめたほうがいい」
「この教材はここが長所だけど、こういう短所がある」
「ここの不足分については、こっちの教材で補った方がいい」
↑こういう経験知というのは、実際に現場で使った人しか持っていない情報ですよね。
実際この手のお話は私が毎月Zoom開催している「全国ピアノ教室オンライン情報交換会」でも毎回のように先生同士で情報交換がされています(プロ同士でさえ情報価値が高い)。
頭でっかちな知識ではなく、実際に経験した人、体験した人の話というのは人間から見ても信用の元になるものであるため、Googleもまたこれを評価します。
ブログなどで教材1つ語るにしても、出版社のホームページに書いてあるような、誰にでも取って付けられる内容よりも、実際に使ってみた現場の子供の反応、先生の感触や、長年使い込んできた上での知見、こうした実体験に基づく固有の現場情報のほうが情報価値が高く、検索エンジンの評価もより得やすくなります(実際の人間の評価も)。
2.専門家(Expert)が語る情報であること
あなたは素人の話と、長年研鑽を積んできた専門家の話、どちらの話を信用しますか?
当然素人の話よりは、時間をかけて訓練・経験・実績を積み重ねてきた卓越した人物(エキスパート/達人)の話の方が信頼できますよね。
あなたがピアノの先生であるならば、人に教えられるだけの積み重ねてきたものが必ずあるでしょう。
たとえ新卒の新米先生だったとしても何もないはずはありません。
ましてやこれまでずっと指導をしてきた方であればなおさらです。
そうであるならば、あなたはピアノの先生にふさわしい研鑽や実績を積み重ねてきたこと、訓練や実践経験を積んできたことを、ホームページやブログでしっかりと伝えなければいけません。
人様も検索エンジンも超能力者ではありませんから、あなたが自分で伝えなければ相手は何も分かりませんからね。
あなたがピアノ指導の専門家(エキスパート)であることの証明として、何を伝えることができますか?
これはそれぞれの先生が自分だけの答えを持っているはずです。
それぞれの先生の歴史があるはずです。
これはピアノ指導に役立つ能力や経験として、自分はこれまで何を得てきたか?という事でもありましょう。
なんであれ、人様があなたを見た時に「あぁ、すごいな、さすがだな。この人ならうちの子を預けても安心だな」そう思う何かを、まずあなたが自分の中に発見して、次にそれをどうアピールするか、ということになります。
3.多くの人に認められている人物(Authority)であること
あなたは無名の人の話と、世の中や大勢の人に認められている人の話、どちらの話を信用しますか?
やはり1人でイキっているだけの人よりは、多くの人に認められ支持されている人の方が、信頼できるんじゃないでしょうか?
「○○さんが言うならきっと正しいに違いない」
そんな世の中の多くの人の共通認識があり、多くの人がそれを聞き、従うという力、またはその力を有する人物や団体のことを「権威」とも言います。
身近な分かりやすい例としては、普段テレビを見ているとよく大学の先生が出てきますよね。
例えば健康番組なら、よくどこかの大学の教授とかが出てきて「○○の成分は体にいいんですよ」みたいなことを言っています。
テレビ局の制作スタッフの人がただ言うだけよりも、そういう大学の先生とか有名な研究者が出てきて言ってもらった方が、同じ内容でも信頼性が全然違いますよね。
あれが権威性というものです。
要するに、世の中に広く認められている、多くの支持者がいる、ということは信頼のもとであるということですね。
先ほどの実体験と専門性については自分で言えることですが、この権威性については他者による評価なので、これを意図的に作り出すのはそう簡単ではありません。
ピアノ教室の現場で現実に起こりうるレベルとしては、「Web上の口コミ」のようなことならあるかもしれません。
例えば生徒の保護者さんがSNSで「娘が○○ピアノ教室の発表会に出てきました!とっても素敵な発表会でした!」なんて投稿をしてくれることはありえるでしょうね。
他にも「今日学校の合唱コンクールが終わって、娘が無事伴奏の大役を果たすことができました!○○先生、ご指導本当にありがとうございました!」みたいな投稿をSNSやブログにしてくれることもあるかもしれません。
Googleの検索エンジンは、こういう特定の個人や教室へのWeb上での言及(サイテーションと言います)を把握しています。
なのであなたという先生やあなたのピアノ教室に対して、何らかの肯定的な言及がWeb上でなされれば、それはあなたの支持者の証明であり、権威性のポイントアップになるでしょう。
他にも先生のプロフィールのページなどに、出身大学やコンクールの受賞歴など、一般に権威があるとされている(いそう)な物事との繋がりが示されていると、先ほどの大学教授を出してくるテレビ番組のような感じで、その権威の恩恵を多少なりとも受けられる可能性はあるかと思います(この辺りは専門性とも繋がってくるでしょう)。
永井(ひろがれ音楽)の場合はどうか
「SEOの王道」と題してE-E-A-T(ダブルイーエーティー)のお話をしてきましたが、このGoogle検索の指標は当然ながら私、永井玄太(株式会社ひろがれ音楽)のHPにも適用されます。
「そういうお前はどうなのよ?」
と思われる方もいらっしゃるかと思うので、永井の場合のお話も軽くしておきましょう。
ひろがれ音楽HPの検索順位とE-E-A-T
弊社はピアノ教室に特化したホームページ制作会社なので、弊社の第1の検索対策キーワードは「ピアノ教室 ホームページ制作」等です。
このキーワードで弊社HPは現在1ページ目に表示されています(2024年11月末現在)。
そして弊社はただホームページを作るだけでなく、お客さんの集客にもコミットした継続コンサルを提供しているので「ピアノ教室 集客」等でも、大体いつも弊社のブログが上位に表示されています(母のピアノ教室を再建した話)。
ということで少なくとも現時点では、弊社のホームページは「ピアノ教室・ホームページ・集客」あたりのテーマにおいては、Googleの検索エンジンからある程度の信頼性(Trustworthiness)の評価をいただけているようです。
各構成要素についてもざっと見ていきましょう。
【体験 – Experience】
私の場合、実体験に基づく情報としては、ホームページ制作や Web 集客の話題において、一般的なWebマーケティングのセオリー(誰にでも言える知識)だけでなく、実際のお客さんのピアノ教室で実践している具体的な事例や私の実体験をふんだんに盛り込んでお伝えするよう努めています。
ろくに経験もないのにどこかのネット情報を取って付けたという話ではなく、きちんと実態と実績のある事業だということがお分かりいただけるかと思います。
【専門性 – Expertise】
私の専門性については、私自身も音大を出て、楽器店の音楽教室(東京のスガナミ楽器)に勤めてホームページ担当をしていたという経歴がベースになっています。
独立後の事業の実態も、ほぼピアノ教室だけに絞ってホームページ制作とWeb集客のコンサルをしてきたので、必然的にブログなどもこうした話題に特化しています。
【権威性 – Authoritativeness】
権威性、よそ様からの評価という点については、例えば去年「PRONIアイミツ」というWebメディアの特集記事で「ピアノ教室HP集客の専門家」としてお声がけいただき、記事の監修を務めさせていただきました(詳細はこちら)。
こちらの運営元のPRONI株式会社様は現在上場を目指されているほどで、こうした優良企業様からご評価いただけたことはSEO的にもありがたいことでした。
ちなみにこの監修記事は「ピアノ教室 ホームページ制作」等の検索で弊社HPよりさらに上位に表示されており(くそぅ)、編集部の方が(永井の話を元に)作られた内容自体が良いのもありますが、体験価値や専門性、権威性、信頼性という意味では、永井がGoogleから得ているそれを監修者という形で付与しているというのが、SEO的な力学として働いています(同じ内容を編集部の名前だけで出しても同じ検索順位にはならない可能性が高いということ)。
他にもピティナさんや池袋の音楽スタジオ(オクターブハウスさん)でホームページ活用法セミナーを開催させて頂いたりもしました(登壇実績・メディア紹介についてはこちら)。
まとめ:SEOを最後に制するのは…
ピアノ教室ホームページのためのSEOの王道と題して色々とお伝えしてきました。
何度も出てきたキーワードである「信頼性」の獲得こそがSEOの本丸と言えるでしょう。
これは結局のところ、実際の人間社会での勝負と同じだということです。
SEOの本質として、中心にあるのは「人」です。
ウェブとかインターネットとか言うと、どこか現実離れしたバブリーな印象を持ちがちで、インターネットの黎明期には確かにそういうことがあったし、今もそうしたことは無きにしも非ずかもしれませんが、Googleという世界企業はこの乖離を埋めるべく努力し続けています。
Google検索のアルゴリズムは、生身の人間が求め、生身の人間が良しとするものを良しとし、生身の人間にとって本当に役に立つもの、生身の人間が安心して信頼できる情報を手にできる方向を目指して、日々進化し続けています。
Googleがこの「人(ユーザー)」を中心に据えた方針を変えない限りにおいて、私たちがSEOとしてやるべきことの本質は、Webがどうとかは関係なく、現実の実社会同様、人が人に向けて、真摯に、誠実に、確かな足場に立って、人様の役に立てることを伝えていくこと、そうして信頼を勝ち取ることです。
当然ながらSEOにおいて、少なくとも本質的には、そして最終的には「魔法の杖」も「ウマい話」も存在しません。
SEOは1日にしてならず。
SEOを最後に制するのは、人が人の信頼を勝ち取るべく、やるべきことを淡々とやり続けた人であると信じます。
ピアノ生徒集客でお困りの先生へ
株式会社ひろがれ音楽では、ピアノ教室のホームページ制作と集客サポートコンサルを行っています。
・これからウェブ集客にチャレンジしたい方
・自宅ピアノ教室で独立したい方
・永井にHP制作とウェブ集客をがっちりサポートして欲しい方
ピアノ教室ホームページ制作
当社のホームページは公開後に、徹底した「めんどうみ主義」の集客サポートコンサルを毎月受けられます↓
ホームページ制作と集客コンサルの詳細はこちら
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