前回の続きです。
日曜日に4歳の娘のピアノ体験レッスンを希望する、とお父さんからお問い合わせを受けた神奈川のピアノ教室さん。
日曜日には普段のレッスンはやっていないんだけれども、とりあえず単発の体験レッスンは来てもらうことになりました。
結果どうだったかですね。
蓋を開けてみたらこういうご事情でした↓
・共働きなので実際に日曜日の入会希望だった
・他にも2件、音楽教室の体験レッスンを既に受けていた
・お父さんは今回のピアノ教室さんに通わせたいと思った
(他にもいろいろありましたがここでは割愛します)
体験レッスンを終えた後、このピアノ講師さんはお父さんに正直にお話しされたそうです。
「入会後の普段のレッスンは日曜日はやってないんです」って。
勇気が必要だったと思いますが、思い切って言われました。
そう伝えたらそのお父さんはどう答えたかというと
「そうですか、それでは妻と相談します。妻が平日に送れるなら平日の入会も可能かもしれません」
といった感じで体験レッスンの当日はお話を持ち帰られたんですね。
で、その後どうなったかです。
結論としては、次の日すぐに「平日に入会します」というお電話がお父さんからあったんだそうです。
体験レッスンの後、お家で何があったかと言うと、こうでした↓
・娘が「いつになったらあそこのピアノ教室行けるの?」と言っている
(既に受けていた2件の体験教室の時は言わなかった)
・空きのある平日枠は火曜日で、そこにはすでにバレエ教室が入っていた(火曜と土曜)
↑この結果、週2で通っていたバレエ教室を土曜日だけにして、火曜日はお母さんが仕事の都合をつけて、火曜日に今回のピアノ教室に通うことにした。
ということだったんです。
親の都合としては、確かに日曜日が良かったのだけど、子供の希望が、全てを変えさせてしまったんですね。
子供の心をつかむってこんなに大事なんだなって思います。
それを叶えてあげたい親心の強さというものも感じますよね。
結果、黒だったものが白になったわけです。
もしホームページに「日曜日はレッスンしてません」と書いていたり、最初のお問い合わせの時点で早とちりしてお断りしていたら起きなかった結果でしょう。
保護者さんの当初の希望が全てではない、それが覆ることもあるんだ、ということですよね。
「こういうことがあるんだ」ということを経験されたのは、今回の神奈川のピアノ教室の先生にはとてもとても良かったことだと思いました。
こういう経験を重ねていくことで、ピアノ生徒募集における対応力というのが次第についていくのだろうと思います。
今後の体験レッスンの問い合わせと、それへの対応が楽しみになりますよね。
昨日の Web 集客ミーティングではこんなお話をしました。