世田谷区若林に松陰神社という神社がある。
その名の通り、吉田松陰を祀っている神社だ。
松陰神社というと、吉田松陰の出身地である山口県萩市のほうが、大きくて有名かもしれない。
なぜ世田谷にも松陰神社があるかと言うと、吉田松陰のお墓があるからだ。
安政の大獄で吉田松陰が処刑された4年後に、高杉晋作、伊藤博文らによって、この世田谷若林の地に改葬されたのだとか。
この松陰神社へは、ウチからチャリンコで20分くらいで行ける。
そんな近さもあり、私は毎年、お正月の初詣はこの松陰神社に参拝すると決めている。
いつも元旦か、旧正月に参拝している。
参拝の理由は近さだけではない。
私は吉田松陰を尊敬している。
もし日本に吉田松陰がいなかったら、日本や中国は、欧米の植民地になっていたかもしれない。
アジア各国の植民地解放も、もっと遅れたかもしれない。
神様にふさわしい実績を残した方だと思っている。
ウチの近くの神社で、同時代の人物を祀っている神社が他にもある。
明治神宮である。
御祭神はもちろん、明治天皇だ。
明治神宮の初詣の参拝者数は、毎年日本一を誇るらしい。
ぶっちゃけ、解せない。
神様としての格は、私は吉田松陰のほうが遥かに高いと思う。
成した仕事が違う。
そりゃ明治天皇も天皇だったし、日清戦争、日露戦争と、奇跡的な勝利を収めた日本のエンペラーだ。
でもそれって、明治天皇の功績なの?とか思う。
まぁそんなに歴史に詳しいわけじゃないけど、私は初詣は松陰神社を選んでいる。
世田谷の松陰神社の初詣はわりと静かだ。
地元の人たちが来る程度なのだろう。
明治神宮のような大行列とは程遠い。
私はいつも、まず社殿にお参りしたあと(ちなみにお賽銭は5円か50円である)、その横にある吉田松陰のお墓に手を合わせにいく。
いや、社殿の横にお墓があるのではなく、お墓の横に社殿があるというのが正しいだろう。
日本を護ってくださっている事に感謝しつつ、自分のピアノ教室ホームページ製作の商売繁盛もしっかり祈っている。
一緒に、私のお客さんであるピアノ教室さんの生徒募集(集客)の成功も祈っている。
ご利益信仰というほどご利益だけではないが、ご利益もしっかり祈念している私だ。
お墓参りのあとは、天照大御神様のお札と、商売繁盛のお札を頂いて帰る。
家には、神棚というほどではないが、お札立て的なものを壁に取り付けて、お札を安置している。
東の壁の、天井に近い高い位置にお祀りしている。
知り合いのスピリチュアルな人に教えてもらったのだ。
ところで、私の事業は個人ピアノ教室のホームページ製作と生徒募集(集客)のサポートだが、ウェブ業界に限らず、経営者というのは信心深い人が多い気がする。
よくテレビの社長室とかには神棚がある印象がある。
私にはなんとなく、そんな経営者像があるのかもしれない。
今回は永井の初詣の生態を語ってみた。