SEOという言葉がある。

Search Engine Optimization の略で、検索エンジン最適化と略される。

要はGoogle検索で上位表示させるための施策のことだ。

検索結果で上位表示させることが大切であることは、多くの人が理解している。

アナログさんが多いピアノ教室の講師さんでも、これくらいはさすがに分かる。

私が作成するピアノ教室ホームページでも、ピアノ生徒募集(集客)のためにSEO対策は最重要項目1つである。

それにしてもこのSEO、一筋縄ではいかない難しさがあるもの現実である。

素人さんの中には、何か虎の巻のようなものがあって、それをやりさえすれば上がるのだろう、SEOなんて出来て当たり前なのだろう、と思う人もいるかもしれないが、SEO対策と長く向き合ってきたウェブマーケティングのプロの口からそんな事を聞いた事は、私は一度もない。

SEOで厄介なのは、検索順位を決める検索エンジンの計算式(アルゴリズムと言う)は、日々更新されている事だ。

平たく言うと「今日評価されているサイトが、明日も評価されているとは限らない」と言うことなのだ。

つまり、SEOに永遠はない。
検索順位は「一度上位をとって終わり」ではないのだ。

この10年でも、大きなコアアルゴリズムアップデートは何度も行われてきた。

世界中に激震が走ったペンギンアップデート、パンダアップデートを始め、ベニスアップデート、モバイルファーストインデックス(MFI)など、Googleはコアアルゴリズムアップデートを毎年2~3回のペースで繰り返している。

直近では2020年12月4日の深夜に大きなアップデートがあった。
今回のコアアルゴリズムアップデートはピアノ教室のホームページも、かなり大きな順位変動に見舞われたのである。

こうして、Googleのアップデートに世界中は振り回されてきたのだ。

しかしその一方で、ウェブサイトは人間の訪問者のためのもの、という根本がある。

やはり人間のユーザーに対して、良質はコンテンツを提供する必要があるのだ。

私がピアノ教室ホームページを作成したり、作成後にピアノ講師ブログの添削する時も、この点は最も注力している点だ。

ピアノ教室ホームページに記載する情報は、やはり基本は、近所で子どものためのピアノ教室を探している保護者さんに、知りたい情報、教室の魅力を伝えることが第一だ。

Googleも、ユーザーを満足されるコンテンツこそが上位表示されるべきだ、みたいな事をガイドラインで言っている。

まぁ、そう言ってる割には、Googleの検索エンジンが返してくる現状の順位に対し、私は大いに疑問を感じている。

彼らの理想と現実には、まだまだ大きな乖離がある。
どう見てもある。
私はそう思う。

そこがまだまだ、これからの伸びしろという事なのだとは思うが、今後の改善をGoogleに期待するしかないだろう。

色々と書いてきたが、とにかくSEO対策とは「こうすればこうなる」という単純なものではないのだ。

仮に「こうすれば1位をとれる」ルールがあったとして、それを2者が同時にやったらどうなるか?
1人しかいないから1位なのだ。
その時点でそのルールは矛盾することになる。

そんなルールはそもそも定義し得ないということだ。

SEOに魔法の杖など無い。

SEOという言葉に、何か幻想を抱く人もいるのだが、実際はそう単純なものではないという事は、よくよく知っておきたいものである。