厚木の広い部屋に引越したおかげで、YouTubeの動画撮影機材を常時セットしておける環境になった。

これは楽だ。

色々スタンドを立てたり、角度を調整したり、撮影の度に準備をするのが、動画撮影はめんどくさいのだ。

音楽スタジオでの撮影が続かなかった原因はこれだ。

最初のセッティングと最後の片付けだけで30分は潰れてしまう。

めんどくさいは継続の敵である。

そんなYouTubeだが、私のYouTube歴は意外と長い。

それは楽器店での勤務時代まで遡る。

当時私はスガナミ楽器というヤマハ特約店の23区エリアの教室のホームページ担当をやっていた。
所謂ウェブ担当ってやつだ。

要はネットで会社の教室の生徒を集めるのが仕事だから、ホームページ担当と言いつつも、ウェブ集客上やるべきことはYouTubeだろうとSNSだろうとやっていた。

発表会の様子とか、講師紹介とか、レッスン風景の様子とか、外会場での講師演奏イベント(デモ演)とか、受付スタッフの演奏とか、色々撮ったなぁ~。

私は打楽器ができるから、自らタイコを叩いてコンテンツを作ったこともある。

ただ、私は「ホームページ担当」だから、動画だけ作ってればいいわけじゃない。

発表会などのイベント事となれば、左手でビデオカメラを回しつつ、右手では一眼レフで発表会のアピール素材となる写真を撮りまくるという、二刀流で会場を回っていたものだ。

その間も、後で書くブログや発表会案内の構成を頭の中で考えながらだ。
素材の使い方をリアルタイムで考えながら、あんなシーンがあるといい、こんなカットも使えると、いろんな写真や動画を撮っていた。

今にして思えば、あんな体験も今の仕事の糧になっているのだろう。

当時は後にこんな仕事で独立しようなんて、考えてもいなかったけどね。

人生、何がいつどこで役に立つか、分からないものである。