いやー最近いろいろ高い!
テレビをつければ毎日毎日、インフレインフレと騒がれているだけのことはある。
9月の消費者物価指数(生鮮食品を除く)が前年同月比で3%上昇だってさ。
「生鮮食品を除く」って言うが、スーパーで生鮮食品を見ると、毎年100円ぐらいで売ってたアボカドとかりんごとかオレンジとかが、もう130円とか150円とかで売ってるのである。
スーパーを見てると、除かれてるとかいう生鮮食品は、3%どころかもう、30%とか50%とか上がってるじゃん。
電気代だってそれぐらいだろう。
この夏の電気代は、どこのご家庭も前年同月比3%上昇どころではなかったのではなかろうか。
どういう計算で3%なのはよくわからないが、とにかく困ったものである。
早く収まってほしいものだが、多分収まらないどころか、このまま物価上昇が定着する時代に入っていくという話もある。
と言うかこの20~30年、物価が上がっていなかった国なんて日本ぐらいで、今や日本は新興国並みの「安い国」になってしまった。
今や日本は世界的に見て「激安天国」なのだそうな。
だったらせめて世界中の皆さん、どうぞ日本にお越しになって、激安パラダイスをガンガン満喫してください。
そう願いたいところだ。
円安を武器にした戦いへのシフトも、もう水面下では始まっているらしい。
輸出大国の日本が円高でも戦えるよう、海外に生産拠点を移していた企業が、今度は円安になってまた日本で生産できるよう、国内での設備投資の動きが活発になっているのだそうだ(地政学リスクへの備えも兼ねるだろう)。
ピンチはチャンスというが、どんな時でもしたたかに、そしてしなやかに、生き延びて行きたいと思う今日この頃である。