私は大学こそ武蔵野音大だが、高校は埼玉県立川越高校という普通科の高校だった。

埼玉には昔ながらの男子校、女子高という公立校がまだけっこうあって、川越高校はそんな男子校の1つだ。

私が高3の時に創立100周年だったから、けっこう歴史のある学校らしい。

川越高校という男子校があるということは、川越女子高校という女子高もあるのだ。

「川越男子高校」と「川越女子高校」ではなく
「川越高校」と「川越女子高校」というあたりに
最近のオリンピック組織委員会の元会長の森さんがつつかれているような、古い日本の考えが表れていると、義憤を覚える方もいるだろう。

だがしかし、それを言うならである。

川越女子高校は東武東上線川越市駅から徒歩3分なのに対し、川越高校は同駅から徒歩30分という事実を私は主張したい。

3年間通い続けた当事者としては「なぜだ!?」という思いがずっとあった。

「男は歩けというのか!?」

そんな、今となってはどうでもいい思いを当時はしていたものだ。

ちなみに川越高校は埼玉県内では「カワタカ」と呼ばれている。

川高で「カワタカ」である。

なぜ「カワコウ」じゃないかと言うと、川越工業高校もあるからだ(たぶん)。

だから川越女子高校は普通に「カワジョ」と呼ぶ。

つい最近も、私が2年半通っている経営塾で、この1年くらいご一緒していた方が川女の出身だったことが分かり、軽く盛り上がった。

出身地や出身校といった共通のご縁があると、なぜか嬉しくなるものだ。

私のお客さんや、ホームページ製作のお問合せを下さるピアノ教室の先生でも、「同じ武蔵野音大のピアノ科でした」とか言ってもらうと、思わず「学籍番号は何番でした?」なんて話で盛り上がるものだ。

なぜなら、武蔵野音大の学籍番号は入学年で始まるからだ。

私は2001年の入学だったから、私の学籍番号は01から始まる。
これで先輩か、後輩か、同学年か分かるのだ。

たったこれだけで、親しみ感がグッと湧く。
不思議なものだ。

まぁ、なので、私は生徒募集(集客)目的のピアノ教室ホームページを作成する時、講師紹介のページに出身地や出身校をけっこう書いてもらうようにしている。

どこで誰とご縁があるか分からないから、書くだけ書いておくと反応してくれる人は反応してくれるからだ。

話がそれたが、今回は永井は普通科の男子校出身だという話であった。

この男子校、女子高の話は、また別の機会にしてみたい。