ダイソーシールキャンペーンの景品であるRoyalVKB(ロイヤル・ブイ・ケー・ビー)のシェフナイフ(牛刀)で真鯛を一匹おろしてみたので、この包丁の使用感をレポートしていく。

今回のナイフをゲットした際の開封の儀については先日のブログを見て欲しい↓
ダイソーのシールを集めてRoyalVKBのシェフナイフをGET!! その切れ味を試してみた

ブランド・ロイヤルティ・ジャパン株式会社という謎の会社による「オランダ生まれのキッチングッズ」なるシェフナイフ(牛刀)だが、先日切れ味を試した時は、真アジの身やカツオをサクを少し切っただけだったので、試し切りとしては正直私も物足りなさを感じていたのだ。

そこで、このオリンピック4連休の期間に、このシェフナイフ(牛刀)を使って真鯛を一匹さばくことにチャレンジしてみた。

ちなみに私は、真ダイをまる一匹自分で捌くの初めてだ 。

以前、サンマがまだ安かった頃に、サンマの生食に2年続けてハマったことがあり、さんまだけは百匹以上、ニトリの三徳包丁でさばいた経験はある。

他には、イサキ、 イナダ、サバ、真アジあたりを何度かさばいたことがある程度だ。

※追記:後日、調子に乗ってシマアジも1匹捌いてみた↓
ついに!アジの王様「シマアジ」をさばいてみた!

まずは養殖の真鯛をスーパーでゲット

今回さばいた真鯛は近所のスーパー「ロピア厚木店」で購入した。

なかなかに大きくて立派な養殖の真鯛がまる一匹で1,100円。
お値打ちである。

夏だから安いのだろうか?

真鯛の旬は春と秋にあるらしく、夏は産卵後であまり美味しくないとネットには書いてある。

この夏の真鯛、お味はいかに?というところは後述するのでお楽しみに。

さばき方については、私が晩酌のお供に夜な夜な見ている大好きな YouTuber 、きまぐれクックの金子さんの動画を参考にした。

そうそう、この金子さんの、つい数週間前の動画で、夏のガリガリの黒鯛が格安で売っているのを買って帰って、さばいて食べる動画があったが、この動画で、意外と美味しいじゃないかと、夏の黒鯛は意外とオススメです、みたいなことを言っていた気がしたので、今回の真鯛にチャレンジしたという経緯もある。

さっそく捌いていく!

それでは早速、ダイソーのシールキャンペーンでゲットした、ブランド・ロイヤルティ・ジャパン株式会社のRoyalVKB(ロイヤル・ブイ・ケー・ビー)のシェフナイフを使って、この真鯛をさばいていく!

きまぐれクックごっこのスタートである。

流れはざっとこんな感じだ↓

  • ウロコ取り
  • エラを外す
  • 頭を落とす
  • 内臓を取り出して血合いを洗う
  • 三枚におろす
  • 腹骨と血合い骨をはずし4つのサク状にする
  • 皮を引く
  • 頭を兜割りにする
  • 身をそぎ切りにする
  • たべる

さっそく見ていこう。

ウロコ取り

まずはウロコ取りだ。

マダイをシンクに置き、水を流しながら、以前買ったダイソーのウロコ取りでガシガシとウロコを取っていく。

シンクで水を流しながらやることで、ウロコが飛び散りにくくなるらしい。
これも金子さんの動画を見て学んだことだ。

だがしかし、鱗は実際飛び散りまくった。

やはり飛ぶものは飛ぶらしい。

ウロコ取りの際に金子さんが毎回の動画で口をすっぱくして言っているのは、「背ビレの棘が指に刺さらないよう注意すること」だ。

実際見て触ってみたが、めちゃめちゃとがっていて鋭く固い。
これは刺さったら相当凹みそうだ。

そのためのポイントは、ウロコ取りを長めに持ってトゲの部分に手を近づけないことだという。

金子さんの動画で何十回も見てきたおかげで、無事ウロコ取りを済ますことができた。

エラを外す

鱗が取れたら、ざっと洗い流し、魚体をまな板に移動させる。

次はエラを外していく。

私はエラを外すのも初めてだ。

今までさばいた魚は、頭はみんな捨ててしまっていたからだ。

しかし真鯛はアラから出る出汁も旨いので、頭もしっかりと処理していく。

エラを外すのは苦戦した。

金子さんの動画で何十回も見ているのに、これだけはいつもよく分からない。

エラの上下の付け根部分を切り離して、お腹の方の膜を切り離して、刃先を使ってグリッとやるらしい。

この最後のグリッとやって取り外すところが何回見てもわからないのだ。

実際にやってみるとエラの付け根部分の切り離しも、外せているやら外せていないやら外からはよくわからない。

これは経験が必要そうなのだが、しばらく格闘してなんとか外すことができた。

こういう刃先を使う作業も、先が細くなっているシェフナイフはやりやすかったように思う。
切れ味については全く問題なかった。

頭を落とす

次に頭を、胸びれと腹びれと一緒に落としていく。

このときのポイントは、刃を入れすぎて苦玉(胆のう)を潰さないことらしい。

これはすんなりとこなすことができた。

ここまで来ると、今回のシェフナイフが力を発揮してくる。

私が使うには十分によく切れるし、刃が大きいのも、これぐらいのサイズの魚をさばくにあたってとても助かる。

今まで使ってきたニトリの三徳包丁よりははるかにさばきやすい。

良い感じである。

内臓を取り出して血合いを洗う

頭を落としたら次は腹を開いて内臓を取り出していく。

開けてみたら、苦玉(胆のう)はギリギリかすめていて、なんとか切らずに済んでいたようだ。
ふー、危ない危ない。

ナイフの刃渡りと切れ味のおかげでこの作業も難なくクリアだ。

内臓を取り出してみてびっくり、内臓脂肪バチバチなのである。

おいおい、美味そうじゃん!

夏の鯛はガリガリだって聞いてたけど、天然ものだけの話であって、養殖は違うのだろうか?

よくわからないが、これは期待できそうである。

三枚におろす

次は身を三枚におろしていく。

ここまでくるとだいぶ慣れたものである。

真鯛はおろしやすい魚で、初心者の練習にもちょうど良いと聞いていたのだが、実際にすごくおろしやすかった。

ちっちゃいサンマでチマチマやってきた私には、これだけ魚体が大きくて、骨もしっかり太くて構造のわかりやすい真鯛は、実際とてもおろしやすかった。

きまぐれクックの金子さんは三枚おろしにする時、腹⇒背、腹⇒背、の順番でやっていくが、私は慣れている腹⇒背、背⇒腹、で進めた。

最初の腹の方は問題なくできた。

背の方では、最初に薄く皮を切ってガイドラインを入れるのだが、ここには鱗が少し残ってしまっていた。

下の方まで切った時に、刃に少し鱗が付いていたのでそれだけ外す必要があった。

やはり例のトゲにビビって、背びれ近辺のウロコ取りがおろそかになっていたらしい。

まあ大したトラブルではないけどね。

その後の三枚おろしは全く問題なく、スムーズに進めることができた。

三枚おろしをやってみて思ったのは、やっぱりシェフナイフの刃の長さって便利だなということだ。

切れ味が良いのも良いのだが、刃渡りがしっかりあると、刃全体を使って、スーッと切っていくことができる。

ここは本当に使いやすいと感じたところだ。

逆にこの後三徳包丁に戻ると結構なストレスを感じるものと思われる。

腹骨と血合い骨をはずし4つのサク状にする

後は腹骨を外し血合い骨を切り取り、4つのサク状にしていく。

ここは何も難しいことはなくすんなりクリアだ。

腹骨と血合い骨も後であら汁に使うので、しっかり確保しておく。

皮を引く

お次は皮引きだ。

これはぁ、難しかったなぁ、、、

結構な魚体で、ウロコもわりとごついのがガシガシ飛び散ったくせに、皮は案外薄くて弱かった。

すぐに刃が入って切れてしまうのだ。

一番最初にビビりながら、刃を上気味に向けてやった回が一番うまくひけた。

その後欲が出て、かっこよく引いてやろうとキワキワを攻めたら、見事に全部失敗した。

なかなかスーパーで売っているサクのようには引けないものである。

皮引きをするときも、シェフナイフの刃の薄さは便利だったと思う。

やはり魚をさばくのにも使い勝手の良いナイフなんじゃないかと、素人ながらに思った。

頭を兜割りにする

皮引きまで完了したら、すぐに食べたいところだが、まだ頭を割ってていなかったので、頭を兜割にしていく。

兜割りも初めてだ。

こいつがま~、手こずった手こずった(笑)

後で調べて知ったのだが、頭蓋骨のど真ん中には正中線という線があって、ここをぴったりジャストで攻めないと包丁では割れないらしいのだ。

どうやら私はここから少しだけずれたところに刃を入れていたらしい。

ちなみに包丁は、ここだけは三徳包丁を使った。
失敗してシェフナイフが刃こぼれしたら嫌だからね。

正中線を外した頭蓋骨は鬼のように固かった。

兜割りは出刃包丁でやるものらしいが、私は出刃を持っていないので三徳包丁でトライしたが、包丁の種類以前に、包丁で切れる強度とは明らかに思えなかった。

これもきまぐれクック金子さんの教えだが、こういう頭の兜割りでガッと力を入れる時が一番危ないんだそうだ。

こういうところで思いっきりやって大怪我をすることがあると、金子さんの動画を見て事前に知っていたので、今回はおとなしくノコギリで切ることにした。

以前にダイソーで200円だか300円だかで買ったノコギリがあったのでこれをお道具箱から出してきた。

引っ越した時に一度だけベニヤ板をちょっと切っただけだったので全然綺麗なノコギリだ。

それでノコギリでギコギコ行ったのだが、ま~硬い硬い。

普通の木よりも全然硬い。

ノコギリでこれだけ手こずったのだから、包丁なんかじゃ絶対に切れない硬さだ。

たぶん10分ぐらい格闘してようやく最後まで切ることができた。

エラといい兜割りといい、今までちゃちゃっと切って捨ててきた頭の処理は、やはり慣れていなくて随分手こずってしまった。

ここはまたリベンジする機会を設けたい。

身をそぎ切りにする

ここまで来たら後は先ほどサク状に切った実をそぎ切りにしていくだけである。

頭蓋骨との格闘の後である、快適この上なくクリアだ。

たべる

さぁ、いざ実食である。

わさびと醤油をつけていただきます。

ハイ、普通にめっちゃ旨かったです。

脂もしっかりのっていて、春秋にスーパーで買ってくる下手な真鯛の刺身よりも全然旨かったように思う。

内臓脂肪の乗り方を見ただけでもうまそうだったが、実際食べてみて本当に美味しかった。

実は身を切っている時にも、結構手に油がついてきて、そこでも期待感は膨らんでいた。

夏の真鯛、全然ありじゃないかということだ。

養殖だからなのか、ロピアが良い個体を並べてくれていたからなのかはわからないが、これで1100円は大変お買い得だったと思う。

一匹買うと身だけでなく、あらもゲットできるのでそこもお得な所だ。

鯛のあらで出汁をとる味噌汁も本当にうまい。

ぶっちゃけ、身とあらとどっちがメインか分からないぐらい、鯛のあらはうまいと思う。

ブランド・ロイヤルティ・ジャパンのシェフナイフは優秀だった

ということで、ダイソーシールキャンペーンの景品として400円でゲットしたRoyalVKB(ロイヤル・ブイ・ケー・ビー)のシェフナイフ(牛刀)で真鯛を一匹おろしてみたのだが、実際に使ってみてとても優秀なナイフだと感じた。

もっと良い包丁を使ったら使ったで良いんだろうけれども、少なくとも私にはこれで十分だ。

ちょうど昨日で販売期間は終了してしまったが、もしまた機会があったらシールキャンペーンにチャレンジすると良いだろう。

決して損はない買い物だと感じている。

ブランド・ロイヤルティ・ジャパンのシェフナイフのレポートは以上である。

編集後記的な感想

さて、ここからは今回初めて真鯛をさばいてみての感想だ。

私は普段、日本中の個人ピアノ教室さん向けにホームページを作成して生徒募集(集客)のサポートをするという仕事をしているが、今回きまぐれクック金子さんの動画を参考に初めてマダイをさばいてみたところ、実際にやってみて感じたのはやはり「見るのとやるのとは大違い」ということだ。

人間がやることだから当たり前なのだが、やはり実践を伴わない技術の習得はありえない。

知識として事前に知っていることでその習得の速度を上げることはできるだろうが、やはり知っているというだけでできるほど甘くはないようだ。

ピアノ教室のホームページを使った集客もこれと全く同じ事が言える。

そしてやはり、できる人に見てもらう、チェックしてもらう、個別に教えてもらう、ということの大事さだ。

今回で言うと経験のなかった頭の処理である。

エラの取り方は結局最後までよく分からなかった。

うまくいっているのか、いっていないのかもわからない。

兜割りにしても、正中線からずれていることを、横で見ていて教えてくれる人がいれば、あんなに苦労することはなかったはずだ(三徳包丁でできるものなのかどうか知らんけど)。

これはピアノ教室ではレッスンに当たるだろう。

ピアノなどの楽器の技術の習得も全く同じだと思う。

本屋さんに並んでいる教則本を読むだけでピアノが弾けるようになるなら先生はいらない。
ピアノ教室はとっくの昔に絶滅しているはずである。

やはりプロに見てもらう、教わるということは、貴重な時間と努力を無駄にしないためにも本当に大事なんだと改めて感じた。

私が魚をさばいているのは休日の趣味だからまだいいかもしれないが、ビジネスとして生業としてピアノ教室をやって行くのであれば、ホームページを使った生徒募集、集客の部分はビジネスの要と言っても過言ではない。

そういう意味で、私が日本中のピアノ教室さん向けにホームページを作成し、 Web 集客のレッスンをしていくことは、大事な仕事なんだなと、改めて確認することができた休日であった。