最近めっきり空腹感を感じる事がなくなっていた。
常にお腹が張っている感じで、お腹が減らないのだ。
でも食欲がないのではない。
お腹が減ってもいないのに、時間になるとちゃんと食べたくなるのだ。
まるで毎朝のルーティンのコーヒーのように。
ようにというか、食事もルーティンということか。
病気でこそないものの、自分の身体が決して良い状態でないのは間違いないだろうとはずっと思っていた。
夏バテだろうか?
夏の終わりで疲れているのだろうか?
どうしたものかと考えた末、ファスティング(断食)をしてみたら、思いのほか調子が良くなり、出ていたお腹もだいぶ引っ込んだので、今回はこれについて語っていく。
俺のファスティング(断食)1日目
断食というと、水も飲んではいけないと思う人もいるが、水分は摂って良い。
水以外は、全く食べない人とか、酵素ドリンクとか言うのだけ飲む人とか、固形物も少しだけ摂る人とか、色んなやり方があるらしく、人それぞれのようだ。
今回は、とりあえず1日だけ、水だけでやってみようと思った。
朝7時のことである。
で、3時間後の10時である。
早くもやめようと思い始めた笑
3時間坊主である。
お腹も減ってないのに、猛烈に昼食を食べたくなってきたのだ。
だがしかし、そこは意思の力でねじ伏せ、毎朝飲んでいる野菜ジュースの「野菜一日これ一本」を1缶だけ飲んだ。
少ししたら、あら不思議。
なぜか食欲がおさまってきて、なんだかお腹がぎゅるぎゅる言い出したのだ。
最近ずっとお腹が張りっぱなしで、ぎゅるぎゅるなるのは久しぶりな気がする。
お、効いてるのかな?
良い感じだ。
だが、昼食の誘惑には打ち勝った私だが、晩酌の誘惑には勝てなかった。
という事で、ファスティング初日は昼の野菜ジュース1本と夜の晩酌という、なんとも中途半端な1日となった。
というかファスティング初日というより、事実上はファスティングの準備期間といったところか。
俺のファスティング(断食)2日目
2日目にも変化があった。
初日の午前中はあれほどの食欲に苛まれたのに、2日目には不思議とそれが消えていた。
それまでは、食欲がまるで暴れ馬のように暴走していたかのようだ。
それでもやはり、全く食べないのはなんとなく身体に悪い気がして、お昼に軽くお茶漬けだけ食べた。
そのまま食欲の暴走はなく、夜は例の缶ジュース1本と、ヨーグルトを1つ食べた。
お酒は少し飲みたくなったが、初日ほどではなく、飲まずに過ごせた。
飲酒欲にもブレーキがかかり始めたようだ。
俺のファスティング(断食)3日目
3日目は完全に固形物ゼロだ。
おそらく正確には、ファスティング(断食)としてはこれが初日で、前の2日は準備運動だったのだろう。
確かに、食欲にブレーキをかけ、食べない事に少しずつ慣れていった期間だった。
図らずも2日の準備期間を設けていたようである。
3日目の昼は、C1000タケダビタミンレモンと、リポDのちょっといいやつ(400円くらい)を、1時間くらいかけてちびちび飲んだ(酵素ドリンクなるものもAmazonで調べてみたが、やたら高かったのでやめた)。
前日の昼にお茶漬けを1杯食べて以来なので、頭がクラクラするかと思いきや、思いのほか頭は冴えてた。
もちろん食欲のお馬ちゃんもいい子にしている。
夜は野菜ジュース1本だけだ。
ヨーグルトは動物性の食品なのでやめた。
そしてなんとお酒も飲みたいと思わず、そのまま快眠できた。
2日続けての休肝日は1年ぶりの快挙である。
俺のファスティング(断食)4日目
4日目は回復期にした。
午前中に野菜ジュースを1本飲み、お昼には近所のセブンイレブンで買ってきたお粥(味無し)を食べた。
およそ48時間ぶりの固形物である。
味のついていないお粥がめちゃくちゃ甘く感じた。
味覚が敏感になるとは聞いていたが、本当に、お米ってこんなに甘かったのかとびっくりした。
もう甘さの余韻で、午後に飲んでいた水まで甘く感じたぐらいだ。
夜は、お楽しみの晩酌である。
回復期の初日に晩酌をして良いのかは知らんが(たぶんしないほうがいい)、まあちゃんとした断食は事実上1日だけだったし、まぁいいだろう、などという理由をでっち上げ、晩酌を楽しむ事にした。
つまみは、カンパチの刺身とシメサバの刺身である。
これで良かったのかどうかも知らんが、なんとなくサッパリしてそうだし、そんなに消化に悪そうでもなさそうだし(勝手なイメージだけど)、まぁいいだろうと、大好きなお刺身を正当化する事にした。
実際、特に問題は起こらず、ゴキゲンの就寝であった。
翌日はもういつも通り、朝は野菜ジュースとユーグルト(いつもこれ)だ。
昼は湘南のほう(厚木から車で1時間もかからず行けちゃう)に予定があって、湘南漁港の食堂で、獲れたてのお刺身定食(特盛)をごはん大盛(普通盛りにしろよ!)でいただいた。
大変おいしゅうございました。
晩酌は言うまでもない。
結果:お腹の張りが解消。快調である
と、準備期間2日、本番1日、回復期間1日の計4日をかけた、だいぶ自己流な今回のファスティング(正確には1日)だが、結果はすこぶる快調になった。
ファスティングは、内臓を休ませると同時に、体内の酵素を消化の負担から解放し、排泄や身体のメンテナンスに集中させる事に狙いがあるらしいが、実際お腹はだいぶ楽になった。
お腹が張る感じは完全になくなったし、その分お腹も少し引っ込んだのも嬉しい(単純に食べなかった分だけでもなさそう)。
ここしばらく、体重は以前からそれほど大きく増えたわけでもないのに、お腹がそれに見合わないほど出ている感じがしていたのだが、体重相応な感じになった気がする。
そして食欲の暴れ馬は飼いならせるものだという事が分かったのも大きな収穫だ(お酒も)。
食べるから食べたくなるのだ。
↑この一見矛盾する話は、体験した人にしか分かるまい。
まぁ要は、食べ過ぎだったという事だろう。
この夏場、梅雨明け~お盆にかけて、私は夏バテ対策だと思って、ずいぶん肉類や夏野菜やご飯をしっかり食べてきた。
夏バテ解消の食べ物で検索すると、うなぎを筆頭に、にんにく、にら、ゴーヤー、豚肉、カツオなど、いろんな食べ物が出てくるが、この辺を食べまくっていたのである。
こんな風に、夏バテの解消には、やれアレを食べろ、コレを食べろ言うが、逆に食べないという選択肢も有効かもしれないということだ。
健康には食事・睡眠・運動が大事だとは言うが、睡眠と運動については「休む」という意識がちゃんとあるのに、食事に関しては「食べる」という Do ばかりに意識が傾いていて、食事における「休む=食べない」という観点がほとんど欠落していたことに気付いた(教育による洗脳もある気がするが)。
運動した筋肉に休息が必用なように、日々食べ物の消化にあたる内臓にも休息が必用という事だろう。
とても良い経験ができた。
このファスティング(断食)は今後も定期的にやろうと思う。
今回はお腹の張りの解消にはなったが、実はまだお腹が減ってしょうがないという状態には至っていない。
まだ休み足りないということなのだろう。
次回は、3日間固形物を絶つ、ちゃんとしたファスティング(断食)にチャレンジしようと思う。