もう3ヶ月ぐらい前になるが、2022年の1月にパソコンの4Kディスプレイ(4Kモニター)を買ってみた。

今回はこの4Kディスプレイを事務用に3ヶ月使っての率直な使用感をレポートしていく。

以前の普通のモニターでべつに困っていたわけではないのだが、ある日突然

「4Kディスプレイって、どんな感じなんだろう??」

と興味がわき、新世界が開けることを期待して買ってみたのである。

今回私が購入したのは、Dell の「S2722QC 27インチ 4K モニター」である。

今回はこDellの商品のレビューというより、27インチ の4Kモニターそのものについての感想を語っていこう。

まず、私が感じた一番大きな違いは、画面の作業領域が広くなったということだ。

4Kディスプレイの画面解像度は3,840×2,160であり、1,920×1,080のフルハイビジョン(フルHD)よりも縦横ともに2倍の広さを持っている(2×2で面積は4倍だから4K)。

モニターの外寸はそんなに変わらないのだが、モニターの中のドット(画面を作っている点々)の目が細いので、縦横ともに2倍のドットを含んでいるのだ。

だから当然、縦横共に今までのモニターの倍(面積で言うと4倍)の作業スペースになるのである。

ただ実際のところこれで作業をすると、文字が小さくてあまり実用的ではなかった。

例えば同じ外寸のフル HD モニターと4Kモニターとで比べると、目で見る文字の物理的なサイズは4Kモニターだと半分になってしまうのだ。

これはぁ、、だいぶちっちゃい笑

なので私はこれをメーカー推奨の150%に拡大して使っている。

フル HD モニターで見える文字サイズの、半分の1.5倍、つまり0.75倍で表示させているわけだ。

最初はだいぶ小さく感じるが、目が細い文字が綺麗なので、意外とこれでも読める。

若干文字が小さくなることよりも、ディスプレイの作業領域が増えるメリットの方が私にとっては大きかった。

どんな場面でこれが生きてくるかと言うと、複数のブラウザを開く作業の時だ。

小さなノートパソコンで常に全画面で表示している人には縁のない話かもしれないが、4Kモニターの150%表示だと、 画面の半分ぐらいの幅までブラウザを縮めても普通にウェブサイトを閲覧できるのである。

複数のブラウザを左右に並べて作業するのも良いし、ブラウザの外の余白の部分が広いから、その分デスクトップの常に表示される面積が広くなるのだが、私のデスクトップは左右に様々なファイルやフォルダのショートカットを配置しているので、この左右の余白増が地味に便利なのだ。

事務作業としてはこんなところだが、画像や動画の再生も以前より綺麗になった気がする。

特に4K対応している画像や動画でなくても、なんとなく綺麗になった気がするのだ(気持ちのバイアスがかかっているからかもしれないが)。

ということで、4Kモニターと言うと映画などを楽しむ人が使う物という印象を持っている人もいるかもしれないが、事務作業の用途で使ってもなかなかの優れものだと私は実感している。

事務作業の用途でパソコンの4Kディスプレイの購入を検討されている方は参考にしてみてほしい。