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理想のピアノ生徒が集まるホームページ制作&集客コンサルタントの永井です。

今回は、「喋るのは得意だけど書くのは苦手」というピアノ講師さんのためのブログの書き方、口からではなく、手から文字としてアウトプットするためのアイデアをご紹介します。

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私は日頃からホームページをお作り頂いたピアノ教室の先生へのコンサルとして、毎月、講師ブログの書き方をお教えしています。

ブログといっても要は作文ですから、やはりセンスと言うか、個人差があるのが実際のところです。

大抵の方は、「ブログなんて書いたことない、大丈夫かしら」と心配して始めつつも、私の添削を毎月受ける中でなんだかんだ書けるようになっていく方が多いです。

しかし中には「口ではよく喋れるのに、なぜか手で文字にすることはできない」という先生もいらっしゃいます。

まあ大抵の方は、程度の差こそあれ「口で喋る分にはスルスル出てくるけれども、文字に起こすことには多少の努力感を伴う」という傾向にはあるようです。

まあそれが普通だとは思いますが、中には本当にもう「文章にしようとした途端に固まってしまう」という先生もいらっしゃるわけです。

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「言葉」にはできるけど「文字」にはできないN先生

今回ご紹介する愛知県のピアノ教室の N 先生もそんな方のおひとり。

数ヶ月前にホームページを作成させていただき、以来、講師ブログと毎月格闘されていますよ。

ご本人曰く「ピアノばっかり弾いてきたから作文は本当に苦手」なのだそうです。

まあ人間ですからね、得手不得手はあって当たり前だし、前進のペースもそれぞれで良いんですよ。
楽器だってそうですよね。

そんなN先生ですが、最近少しずつ、だんだんと、ブログが書けるようになってきました!

きっかけは先月、毎月電話で60分行なっている電話面談の時に私がアウトプットをリードした時の事です。

どんなことをしたかと言うと、N先生も口ではもうペラペラとたくさん出てくるので、ある特定の生徒さんについて、最近の様子をまずは口頭で色々と聞かせていただいたんですね。

↓こんな具合に話してくださいました。

○○幼稚園の年少さんのSちゃんなんですけど

まだお椅子に座ることができなくて、まー大変で

でも最近レッスンの曜日と時間を変更したら

すぐ後の時間に来てる中学3年生のお姉ちゃんがいるんですけど

最初に会った時からそのお姉ちゃんのことが大好きになっちゃって

最近すごく懐いてるんですよ

この間なんてお姉ちゃんがいつ来るかって窓の前にずっと張り付いちゃって

来たら来たで、もうわーっと走っていってハグするんです

そんなこと私にはしてくれないのに!笑

でも不思議とそのお姉ちゃんに出会ってから、今までできなかったこともちゃんと出来るようになってきたんです

もうあまりに懐いているから、来月の発表会の連弾もこのお姉ちゃんと一緒に組ませることにしましたよ

もう可愛くって可愛くって笑

↑こんな具合ですね。

文字にしようとすると一文字も出てこなくてフリーズしてしまう人が、電話口ではこんなにペラペラとよく喋るわけです。

私はコンサルと言いつつも、こんな風に、聞きに回ることがけっこう多いです。

「へ~、ほ~」なんてお話を聞いているうちに、みなさん結構、無自覚に「お宝」をお話ししてくださる方が多いんですよ。

「それホームページに書かないともったいないじゃないですか」

「来月それをそのままブログに書いてみてください」

みたいな感じで新しいアピールポイントが見つかって、一緒にホームページを育てていくことがよくあります

今回のN先生についてもまさにそうでした。

「今喋ってたお話を録音してアプリで文字起こしすれば、そのままブログになりますよ」

そんな風に言うんですけど、やっぱり手で文字にしようとすると固まってしまうと。

何か心理的な壁があるんでしょうか。

「言葉」にはできるけど、「文字」にはできない。

不思議といえば不思議ですが、現にそうなので仕方がありません。

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まずは断片的に箇条書きにしてみる

それでその時にどうしたかと言うと、私はまず手元に紙とペンを用意してもらいました(PCやスマホのメモでもいいです)。

そしてやってもらった作業はこんなことです↓

まず紙の一番上に「Sちゃんのブログ」と書いてください

今からこの紙はSちゃんのお話を書いていく紙です

次に最近のSちゃんのことについて頭に思い浮かぶことを、断片的で良いので、箇条書きで書き出してみてください

↑さっきお話し頂いたような事です

さっき私に話してくださったように、バラバラで良いですから、この子について頭の中にパッと浮かんできたことを、ひと言で良いので1行ずつ書き出してみてください

まとまっていなくて良いです

まとめようとも思わなくて良いです

最近のSちゃんについて、出てくるままに、ただただランダムに書き出して行ってください

↑こんな風に、最初からまとまった文章を書こうとするのではなくて、Sちゃんの事を、まずは断片的で良いので、思いつくままに書き出してみるわけです。

この作業は言葉を変えると、

まず箇条書きと言う形で「話の素材のパーツ」を並べてみる

という感じです。

「断片的でいい」「バラバラでいい」「まとめなくていい」という点が、最初のハードルを下げるポイントになります。

料理に似ているかもしれません。

とりあえず、ニンジン、ジャガイモ、タマネギなど、出てくる素材を1つのテーブルの上にざーっと並べてみるイメージです。

最初から何かの料理を作ろうとするのではなくて、とりあえず出てくる素材を並べてみる。

そうして出てきたものを眺めて、どう並べ替えたり、つなぎ合わせて料理したら、それっぽくまとまるかな?と考えるような発想ですね。

箇条書きにするのを付箋やカードに書くと、この並べ替えがしやすいのでおすすめです。

PCやスマホの場合はマインドマップというアプリも便利ですが、「紙とペン」で手書きでやることがN先生にとっては意外とやりやすかったようです。

やはりペンを持って自分の手で文字にするほうが直接的と言うか、心理的にハードルを下げる効果があるのかもしれませんね。

こうして箇条書きとして出てきたものを、単純に時系列で並び替えるだけでも、結構それっぽくなるもんですよ。

こうして、とりあえずではありますが、ブログとして一本のストーリーっぽくなったりするわけです。

こんな風に、慣れないうちは「まずは断片的に箇条書きにしていく」という作業をやってみるのがおすすめです。

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煮詰まったら、その日は粘らず何日かに分けること

そしてこのやり方にはもう一つポイントがあります。

それは「一回で(一日で)最後までやり切ろうとしないこと」です。

まずは5分、Sちゃんについてその時出てくるものを書き出してみる。

この時点でまだ一つの話としてまとまりそうになかったら、この日は一旦その作業をやめましょう。

それで、次の日とかにまたその紙を眺めて、まだ書いてない事が思い浮かんだら、パラパラと箇条書きで書き足していく。

あるいは掃除とか散歩とか、全然関係ないことをしている時にふっと思い浮かんだら、忘れずにメモする。

こんな作業を何日かに分けて重ねていきます。

そうするとあら不思議、ある日どこかで、バラバラの点だったそれぞれのパーツが、1本の線に並んで見えてくるタイミングが来ます。

1つの料理として頭の中でまとまる感じでしょうか。

こういう体験をしたことがない人には、ものすごく難しい作業のように聞こえるかもしれませんが、やってみると意外とそうでもないですよ。

人間の脳ミソというスーパーコンピューターは、断片的な素材を何日か寝かしておくと、だんだん発酵してきて、こういうことができるように出来ているんだそうです。

※詳しくは次の記事をご覧ください↓

寝ている間にブログを書いてくれる「魔法の小人」の手なずけ方

このやり方は本当にオススメです。

練習を重ねるごとに、少しずつ楽になっていくと思いますよ。

これも練習は必要ですが、ぜひ騙されたと思って一度やってみてください。

ということで今回は「口でしゃべることはできるけど文字のブログにすることができない」というピアノ講師の方向けに、頭の中に言葉としてあるものを、文字としてアウトプットして一本のブログに組み上げる技術をご紹介してみました。

まぁ、ネットで自分の事を開示して、情報発信していくというのは、慣れるまではなかなか苦労するのも、最初のうちは仕方ないと思います。

ペースは本当に人知れぞれです。

それでも、慣れないながらも必死に格闘して、自分の殻を破ろうとする努力は、本当に素晴らしいなと思います。

私もこれから、相手の方をよく見て、手を変え品を変え、お1人お1人に合った指導をしていけるよう精進し続けていきたいと思います。

おしまい😊

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