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理想のピアノ生徒が集まるホームページ制作&集客コンサルタントの永井です。
私はいつもピアノ生徒の集め方とか、集客の話題をしていますが、今回はいつもとは少し違ったお話をしたいと思います。
それはピアノ生徒の「適正な数」についてです。
私はこれまで日本中のピアノ教室さんの生徒募集をする中で、「何人で満員とするか」という人数については、10数人~80人くらいと、とても幅があることを見てきました。
つまり、「このピアノ教室、この先生にとって、どれくらいの人数の生徒さんが適正なんだろう?」ということを見てきたわけです。
▼実際に満員になったピアノ教室の事例集はこちら
集客実績(お客様の声)
そして「先生ごとの適正数の幅が大きい」という事は、ピアノ生徒の「平均人数」について考えたり、それと比べて、多いとか少ないとか考える事に意味があるのだろうか?とも思うんですよね。
この点については、今までもちょいちょい折に触れて言及してはいたのですが、これだけをテーマにしたお話をしたことはなかったので、今回はこの「ピアノ生徒の適正数」について、私の現時点での考えを語ってみたいと思います。
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ピアノ生徒を集めた先に待っていること
私がホームページを作成するお客さんたちは、基本的には、集客に困っている方や、これからモリモリ生徒を集めていきたいというピアノ講師さんが多いです。
そして実際、私はピアノを教える立場でこそないものの、今までにたくさんのピアノ教室さんの集客事情を見てきました。
それで、集客をする先生の側も、生徒さんが少なくて困っている時というのは
「私もいっぱい生徒が欲しいな」
「他の教室はあんなにいっぱい生徒が集まってすごいな」
と、「いいなぁ~」という感じで、繁盛しているピアノ教室さんを眺めることが多いかと思います。
生徒が少ないうちはそう思うんですけど、ここで一気に、動画の再生バーをグッと進めるような感じで、満員になった未来まで時間軸をジャンプしてみましょう。
私がこれまで見聞きしてきた感じだと、1人の先生が同時に見られるピアノ生徒数の限界はだいたい70人~80人くらいのようです。
それぞれ体力やご家庭の事情もありますが、持てる人でも、大体これぐらいが限界のようです。
今このブログを読んでいるあなたも、「70人、80人の生徒を持っている先生」がいるという話は、どこかで耳にしたことぐらいはあるかもしれません。
で、多くの方はそれについて「すごいですねー!」っておっしゃるんですね。
ずっと生徒が少なくて困ってきた方には、純粋に「すごいな」「いいな」という感じかと思います。
でもある程度、20~30人かそれ以上の生徒を持ったことがある先生は、「すごいな」と思う一方で、「でも大変だろうな……」っていう、「よくそんなにやるな」というニュアンスがその「すごさ」の中に入ってくるかと思います。
「増えたら増えたで大変」ということを実感として想像できる方ですね。
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ピアノ生徒70人超の先生の実際
実際、私のお客さんのピアノ教室さんでも、今現在70人以上の生徒さんを見ている先生や、以前見ていたという先生がいらっしゃいます。
そういう先生を、羨望の眼差しで見る方もいるかもしれません。
じゃあ実際のところ、70人も80人も見ているその先生本人にとっての今現在は、ぶっちゃけどう感じてるのか、今後どうしたいと思っているのか、そういう本心のところを私は一対一の電話コンサルで伺っているわけです。
そのスーパーマン(スーパーウーマン?)のような先生は何を思っているのか?というと
もう、「ヒーヒー」なんです。
「ヒーヒー」言ってますよ。
めちゃくちゃ大変みたいです。
「もうこんなにやりたくない」
「はやく楽になりたい」
「他に何もできない」
皆さんおっしゃいます。
私が傍から見ていても、正直「あまり幸せそうには見えない」です。
きつい、つらい、やめたい。
完全にオーバーワークなんです。
この状態にやりがいを感じる人は良いでしょうけど、みんながそうではないということですね。
というか「やりがいを感じる範囲でできるライン」というのがあって(いわゆるキャパですね)、これを超えてしまうと、もう苦しいと。
当たり前と言えば当たり前の話ですけど、やはり実際そうみたいです。
ですから、70人や80人という生徒数を聞くと、すごいとは思うでしょうけど、皆さんがこれを望むことも目指すことも全くないし、これより少ないからといってダメだとか、劣っているとかいうものでも全くないわけです。
最近は20数人で「ヒーヒー」の私の母
どんなスーパーマン先生でも70~80人くらいが限界なんじゃないか、というお話をしましたが、この生徒数の許容範囲というのは当然ながら人それぞれです。
私の母も実家でピアノを教えているのですが、今年で70歳になりました。
5~6年くらい前は、生徒40人くらいでヒーヒー言ってたんですけど、70歳を過ぎた今ではもう、20人ちょっとでヒーヒー言ってます。
もう、きついんですって、体力的に。
まぁ、そうでしょう。
「もう新しい生徒はいらない」
「今の子達が大きくなるにつれて自然衰退でいい」
「75歳で免許返納(車も教室も)」
最近はそう言っています。
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20代独身で70人超、でも今後の人生は?
そんなウチの母とは逆に、20代独身の先生で70人以上の生徒さんを見ている方もいらっしゃいます。
コチラ⇒新卒で自宅教室開業 ⇒ 3年半で生徒60人超の先生はどんな人か
大学を卒業して開業したての頃はガンガン集めたいということで、私もゼロからガンガン入れてきたんですけど、今はもうこれ以上増やそうとはしていません。
20代の独身でもキツイと言ってますから、本当にキツイんだと思います。
それで、70代に入った母は引退を考え始めましたが、30代が視野に入ってくる女性の先生だと、今度は結婚と出産の話がありますよね。
結婚して共働きするだけならまだしも、妊娠出産となると、さすがに70人以上は無理でしょう。
「妊娠・出産となった時、この70数人をどうするんだ?」ということで、今、次のライフステージでの教室設計を考えているところです。
「増やしたはいいけど、これからまた形を変えていかなきゃいけない」
そういう先生もいるわけです。
ちなみに「土日も平日もレッスンでいっぱい過ぎて、旦那を探す暇もないままアラサーになってしまった」と言われた私の心境がなんとも複雑なのはここだけの話 ^ ^ ;
出産~育児のステージも
これから結婚&出産(旦那探しから)でどうするかという方もいれば、「産んだ後のステージ」にいる方も、私のお客さんにはたくさんいらっしゃいます。
「0歳から保育園に預けてバリバリ再開」という先生は、今のところ私の客さんにはいませんが、中にはそういう方もいらっしゃるかもしれません。
多くは、1~2歳か、幼稚園に入るあたりまではお休みか、せいぜい数人程度の生徒に細々と教えて、小学校に上がった後に備えてホームページなどの集客環境を整えていくというスタイルのピアノ教室さんです。
お子さんが未就学児の場合に持てる生徒数は、せいぜい10人~20人くらいという方が多いようですね。
例えば
⇒自作HPをテコ入れ ⇒ 半年弱でピアノ生徒5人から19人で満員! 2児のママ N先生の事例
家庭との兼ね合いで見れば、誰かほかの先生にでも頼まないかぎり、実際はこれくらいが現実的なところなんじゃないでしょうか。
そうして、子供が小学校とか、中学や高校に上がったり、社会人になったりと、それぞれの「手が空くタイミング」で、本格的に生徒募集を始めて行く、という方が多いです(このタイミングでホームページを作る方もいますね)。
「20人くらいまでと思ってたけど、やってみたら意外とできた」という先生もいらっしゃいます。
⇒本当はピアノ生徒20人で満員だったのに、保護者さんが都合を付けて下さり30人になった!世田谷のピアノ教室 E先生の声
こんな風に、ピアノ生徒の適正数いうのは、それぞれの方のライフステージに応じて「伸び縮みさせていくもの」というように私は捉えています。
やはり「人生は変化するもの」であり「何事もバランス」という事かと思います。
婚活や、出産や、育児や、介護や、自身の健康など、人生において他の大切なこととの兼ね合いで、無理のない「それぞれの適正数」を、その時々で考えていくことが大事なんじゃないでしょうか。
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「オーナー化」について永井はどう思うか
ここまでは「先生が一人でレッスンする」という前提で見てきました。
最近は「オーナー化」と言って、他の先生を雇って、その先生にレッスンの一部なり全部なりを任せて教室を拡大する、という話もよく聞きます。
個人の限界である70人、80人をゆうに超えて、200人、300人と生徒を抱えているピアノ教室さんですね。
私のお客さんの中にも、このスタイルでやっているピアノ教室さんはいくつもあります。
これはこれで私も色々見てきていますし、私が今の事業で独立する前に勤めていた、スガナミ楽器というヤマハ特約店なんかは、まさに企業としてこの事業をやっているところで、正社員として裏からガッツリ見てきたので、私も思うことは色々あります。
この「個人ピアノ教室のオーナー化」ということについては、長くなってしまうのでここでは詳しく書きませんが、私としては「やりたいなら止めないけど、決して推奨はしない」というスタンスでいます。
この業界を10年以上裏から見てきて、一人の事業主、経営者としてもビジネスをやってきた者として、「個人ピアノ教室のオーナー化」は決して甘い話ではないと私は考えています。
「自分はレッスンをしないでお金だけ入ってくるなんて♪」
「夢の不労所得やん♪」
↑なんて思ったら大間違いで、先ほどの生徒70人以上の先生じゃないですけど、彼女らは彼女らで大変みたいですよ。
色々と苦労することも多いようで、「その苦労やリスクが、収益とどれだけ割に合うか?」という目で冷静に電卓を叩いてみると、やはりここでも「それぞれの適正な規模」「満足すべき範囲」というものがあるように思います。
ですから私としては「安易な拡大」はあまりお勧めしていません。
「大きくなれば良い」「生徒は多いほど良い」というものでは必ずしもないという事ですね。
▼この点については、以前に別の視点からお話ししました。
経営しているピアノ教室のホームページ集客コンサルなら株式会社ひろがれ音楽。開業の準備をしているピアノ教室や経営している音楽教室を対象に、徹底した「めんどうみ主義」の集客コンサル付きホームページ制作サービスを提供。今回は、ピアノ教室の講師のレッスン料についてご紹介。
ということで今回は、ピアノ教室生徒の「適正数」について、私が見聞きしてきた事と考えを語ってみました。
何かのご参考になれば幸いです。
ピアノ生徒集客でお困りの先生へ
株式会社ひろがれ音楽では、ピアノ教室のホームページ制作と集客サポートコンサルを行っています。
・これからウェブ集客にチャレンジしたい方
・自宅ピアノ教室で独立したい方
・永井にHP制作とウェブ集客をがっちりサポートして欲しい方
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