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永井です。

前回(※)お話しした、個人ピアノ教室のレッスン料(月謝)の「値段の決め方(値決め)」に続き、今回はレッスン料の「値上げ」についてのお話をしていきたいと思います。

※前回のお話はこちら↓
ピアノ教室レッスン料/月謝の「決め方」と「値上げ」のお話①

追加の新しいお話というよりも、前回の内容を補完し、さらに拡張するようなお話になるかと思います。

インフレ時代の個人ピアノ教室の戦い方を考える

さて、今の日本経済が物価高(インフレ)の最中にあることは、皆さんよくご存知かと思います。

個人のピアノ教室も日本経済の一部なわけですから、このインフレの波の影響を受けにないわけにはいかないので、今回のテーマは、「インフレ時代における個人ピアノ教室の戦い方」ということでもあります。

昨年からニュースなどを見ていて、物価上昇という言葉とセットでよく、賃金上昇(賃上げ)という言葉も聞かれると思います。

「世の中の物価が上がっているので、企業のほうも頑張ってお給料を上げてださい」ということで、去年の春闘から世の中全体のお給料の額も上がっている、というお話ですね。

ただ、このお給料のアップ以上に、物価のほうが上がってしまっているということで、実質的な所得、つまり実際に使えるお金(可処分所得)は下がっている、というのが今の難しい現状かと思います。

要は家計のお財布が実質的にしぼんでいるわけで、それだけ物が買えなくなり、世の中の物やサービスも売れにくくなっている、という事ですね(外国人によるインバウンド消費は別として)。

個人のピアノ教室も、残念ながらこの大きな時代の波から逃れることはできません。

そして、今の世の中の流れをピアノ教室で言うと、物価上昇と賃金上昇の両面を意味するのが、今回のテーマである「レッスン料の値上げ」ということになるかと思います。

「物が高いのに月謝を上げて大丈夫なんですか?」

実は先日、このお話をしようと思うきっかけになった出来事がありました。

今年のお正月明けに、関西のとあるピアノ教室の先生から無料電話相談を伺ったのですが、そのご相談内容が、このレッスン料の値上げということだったんですね。

そのお電話の中でその先生から

「物の値段が上がっているのに、月謝を上げていいんでしょうか?」

というご質問を伺ったんです。

「そりゃ、そう心配にもなるよな」って、私も思いましたよ。

これだけ色々な物価が上がっていると、日頃からスーパーなんかでも、少しでも安い商品に手を伸ばしたくもなる時もありますよね。

お客さんの財布が縮んでいるのに、値上げなんかしたら、余計に売れなくなってしまうんじゃないか?

縮んだ分だけこちらも値下げしたほうが、買ってもらえるんじゃないか?

そう考えるのも、ごもっともなことだとは思います。

インフレ時代に値下げをしたらどうなるか

前回の月謝の値決めの話でも、私は安易な値下げや安売りはおすすめしない、とお話ししましたが、もし今のようなインフレの時代に値下げをするとどうなるか、ということを、一度は想像してみることも大事かなと思います。

前回も、売れない時に「値下げをしたら売れるんじゃないか」という誘惑が出てくると話しましたが、ここには、前回話しきれなかった大事なポイントが、実はあります

それは、「安くするから買ってください」は、一番安易な、誰にでもできる手だ、ということです。

つまり、もしあなたがお教室の月謝を値下げして、問い合わせが一時回復したとしても、周りの教室に簡単に追随されて、その値下げ効果がなくなってしまう危険がある、ということです。

値下げをして数が売れるようになるならまだしも、それすらも怪しくなると、もはやただの地獄でしかありません

そうした血みどろの値下げ合戦に巻き込まれていく危険は、頭に置いておかなければならないでしょう。

しかも、もしうまくいって売れたとしても、そこに待っているのは「貧乏暇なし」的な状況かもしれませんよ

これはどっちに転んでも、いろんな意味でキツイんじゃないでしょうか。

到底「めざすべき姿」とは言えないと、私は思います。

一応、技術的には「あえての値下げ」という、逆を張る戦略、「損して得取れ」的な手法もあることはあるのですが、そういうものをやるにしても、短期的なキャンペーンに留めるなどして、長期的な基本レッスン料までは下げない方が良いのではないでしょうか。

インフレ時代の値上げに大切な3つのステップ

そういうわけで、私は今の時代、個人のピアノ教室もしっかりと、値上げの道を選ぶべきだと思います。

しかし、ただ値上げをするだけではなくて、しっかりとやるべき大切なこともありましょう。

世の中の物価全体が上がって、お金を使える先が狭まってくるということは、「削るところは削り、使うところには使う」というように、人々の消費がより選択的になるということです。

家計の中で使えるお金が減るのであれば、子供の習い事にしても、「これ以上増やすのはやめよう」とか「減らせるものは減らそう」という判断が働くことは想像に難くありません。

そして本当に大切な習い事に絞って、お金を投じるようになるでしょう。

つまりこれは、今まで以上に、「選んでもらう努力」と「選び続けてもらう努力」が必要になってくるということかと思います。

人様、世間様に、選んでもらうために大切なことは何か?

その鍵が、前回お話しした、あなたの教室が提供する「価値」です。

前回(※)の復習になりますが、ピアノ教室における「価値」とは、そこに通う生徒さんやご家族が、どんな「嬉しい」を手にできるか、ということです。

※まだ読んでない方はこちら↓
ピアノ教室レッスン料/月謝の「決め方」と「値上げ」のお話①

インフレ時代のピアノレッスン料の値上げにおいては(本当はいつもですが)、この、あなたのピアノ教室が提供する「価値」との向き合い方がキーポイントになります。

では、具体的にどんな取り組みが必要になるのか、私なりに考える3つのステップをお話ししましょう。

《 ① 今ある価値の発見とアピール 》

前回もお話ししましたが、私がこれまで見てきた限りでは、生徒が減ってしまって困っているピアノ教室さんの多くは、ご自身の教室で提供している価値を、うまく地域の人たちに伝えられていない、発信できていないケースがほとんどです。

これはまず、ホームページやブログ、SNSなどをうまく使いこなせていない、発信がうまくできていないという、集客の技術的な点でつまづいていたり、そもそもやっていないという事があります。

そしてそれ以前に、そもそも「何が自分の教室の提供価値なのか」ということに、先生自身が気づいていないというケースが、ものすごく多いです。

価値を発信しようにも、何がソレなのかわからない、という状況ですね。

わからないどころか、あるのに「無い」と思い込んで(自身を過小評価して)いる先生もすごく多いです(これが非常にもったいない)

なのでまずは、あなたが今、現に生徒さんや保護者さんに提供している価値を見つけることです。

この点については去年詳しくお話ししたので、次の記事をご覧ください▼
「普通のピアノ教室」「普通のピアノ講師」に生徒は集まるか

その価値を見つけたら、次にすべきは、あなたの地域でピアノ教室を探している方々に、その価値をしっかりと伝えていくことです。

今はインターネットがあるので、これを使ってどう発信して行くかという点については、私もこれまで様々なお話をしてきましたので、そちらをご覧ください▼

ピアノ教室ネット集客(生徒募集)のポイント

生徒が増えるピアノ教室ブログの書き方

《 ② 今ある価値の強化 》

次に、今、現に提供している価値について自覚があるならば、つまり

「これは好評だ、みんなの食いつきがいい」
「こうすると上手くいく」
「これは生徒さんや保護者さんが喜んでくれている」

そういうものがあるのであれば、これをもっとパワーアップできないか、考えてみると良いでしょう。

「うまくいっていることはもっとやる、どんどんやる」

ということです。

例えば、生徒さんや保護者さんたちに好評なソレの

質を上げる
量を増やす
頻度を増やす
対象を広げる
バリエーションを増やす

といった具合に、何らかのバージョンアップをして、今いる生徒さんや保護者さんたちの満足度をさらに上げるわけです。

こうして「今ある価値の強化」に成功したら、次はそれをしっかりとホームページやブログでアピールしていきます。

そうして雪だるま式に大きくしていくことを考えてみましょう。

《 ③ 今ない価値の創造 》

さらには、今はない価値を、新しく創り出すことも大切です。

新しい企画
新しいアイデア
新しい教え方
新しいツール
新しいつながり
新しいワクワク

こうした新しい価値を創り出す努力を日々していけると、より良いですよね。

基本は自分の頭で日頃から考え続けることですが、それプラス、他の教室でうまくいった事例や、他の業界でうまくいっている話を自分の教室にも応用できないか、自分が一消費者として感じた発見を持ち込めないか、考えるのも良いでしょう。

例えば、私が運営しているオンラインコミュニティの、「全国ピアノ教室オンライン情報交換会」では毎月、日本中のピアノ教室の先生方でZoom上で集まって、日頃のピアノ教室運営の相談やアイデアの交換などを行っています。

こうした、意見交換が活発な交流の場に参加することで、メンバーの皆さんは日々、様々な新しい発見やアイデアを仕入れていらっしゃいます

中にはこの会で話題になった事がキッカケで、新しい教則本を自分で作って、大手楽譜出版社から出してしまった先生もいるんですよ。

新しいアイデアを生み出すポイントは、いつもいつも考え続けることと、新しい刺激からの化学反応をいつも求めていること、だと思います。

大きな事でなくても良いので、日々コツコツと、小さな発明や改善を積み重ねていく事が、やがて大きな力を放つようになっていくでしょう。

こうして「新しい価値の創造」に成功したら、やはりこれも、しっかりとホームページやブログでアピールして、雪だるま式に大きくしていくことです。

ピアノ教室でも何の業界でも、こうした「付加価値の創造こそが経済成長の原動力だ」ということを強く信じ、実践していってください

物価高に負けない、力強くハッピーなピアノ教室経営を!💪

ということで前回から2回にわたって、ピアノ教室レッスン料(月謝)の値決めと値上げという点から、様々なお話をしてみました。

完全に経営のお話になっちゃいましたね😅

少し難しいところもあったかもしれませんが、今この時代を生き抜いていくのに、とても大切なことだと思うので、今このタイミングでお伝えすることにしました

「1回読んで終わり」ではなく、ぜひいつも頭において、日頃の教室運営や生徒募集の力にしていっていただきたいと思います。

おしまい😊

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