今週、横浜のピアノ教室のK先生と、毎月の電話コンサルを行っていた時のことです。
お話の流れでK先生は「何歳までこの仕事(自宅ピアノ教室)をやるか?」というお話になったんですね。
人は必ず歳を取るし、人生に終わりを迎える日もいつか必ず来ます。
そんな残りの人生において、自分はいつまで自宅でピアノを教える仕事をし続けるのか?ということを最近考えていたそうなんです。
私の母も今年72歳で、今まだ20数人のピアノ生徒を教えていますが、最近はもう新しい生徒は取っていません。
そして今いる生徒さんがじわじわと大きくなって、75歳くらいには自然消滅の形で引退できたらいいな、なんていう風に言っています。
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K先生ともそんな話は前からしていて、「私も70まではやらないと」なんてふうにもおっしゃっていました。
70と言わず、その後も可能であればぜひ続けていただきたいし、ご本人としても「できそうならやっていきたい」とのご希望でしたよ。
やめるのはある意味簡単ですし、いつでもできると言えばできるでしょう。
70歳以降も続けようと思った時に、生徒がいて集客もできていて、続けられる状況を作っておいてあげることが私の仕事です。
こういう人生のサポート的な側面にも、私はこの仕事への幸せをじわじわ感じています。
そんなK先生とのお電話をする中で、「それにしても自宅のピアノ講師って本当にいい仕事だなってつくづく思います」というお話(※)になったんですね。
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そうそう、そうなんですよね。
なにせ自宅が職場ですからね。
通勤時間ゼロです。
これだけでも世の中のサラリーマンからしたら、相当羨ましい話ですよ。
しかも仕事の量(生徒数)は、集客の仕組みさえ整っていれば、先生のさじ加減で調整ができます。
「体がきつくなってきたから、今後はこれぐらいの人数(仕事量)に抑えよう」
なんてことができるわけですからね。
しかも好きなことをしてお金がもらえるわけです。
実際のレッスンは色々と大変なこともあるだろうし、小さな子供のレッスンなんかは特に、体力勝負の面もあるかもしれませんが、それでもピアノを教えて日々の糧を得られるということは、幸せなことだと思います。
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K先生の旦那さんは「ずっと会社の愚痴ばっかり言っていた」「サラリーマンには向いてない人だった」とおっしゃっていましたよ。
そうです。
世の中の多くのサラリーマンにとって、仕事とは「嫌なもの」「愚痴の対象」でしかないという、とっても残念な現実が、実際にはあります。
お正月休みやお盆休みなど長期休暇の後は、仕事がまた始まることを、多くのサラリーマンが嘆きます。
ピアノ教室の先生方は、果たしてそこまでレッスンの仕事が嫌でしょうか?やりたくないでしょうか?
私が日頃いろんな先生方と接している限りでは、個人差こそあれ、ピアノ教室の先生方の仕事に対する幸福度は、サラリーマンのそれよりもずっと高い、と感じています。
私のお客さんは生徒に困ってない方が多いからかもしれませんが、ほとんどの方は、生徒がいる、仕事があるということを喜びとしてくださっています。
私もそれが本当に嬉しくて、この仕事をする力になっています。
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もちろんピアノ教室の先生も一人の事業主であり、事業主として生きていくことにはリスクも代償もありましょう。
けれどもそこに伴うメリットや喜びもまた大きいんですね。
世のサラリーマンと比べた時に、サラリーマンはサラリーマンで良い点もありますが、彼らは彼らで、その多くは人生の幸福度という面において大変な代償を払っているように私には見えます。
私自身も1人の事業主であり経営者でありますが、サラリーマンだった時代もありました。
私のサラリーマン時代がどうだったかということはここには書きませんが笑、私は、今が今までの人生で一番幸せだ、ということは間違いなく言えます。
独立した事業主ゆえに享受している幸福というものが、私にも、私のお客さんたちにもあるんですね。
そんな風に、自宅ピアノ教室の先生って本当に良い職業だなって、つくづく、しみじみと思う今日この頃です。
事業主、万歳!😊
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