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先週、25歳のピアノ講師のN先生から1本のLINEメッセージをいただきました(↓下に掲載)
N先生は2年半前の春に、西日本の某都市のご実家で生徒ゼロからピアノ教室を開業して、この春には生徒さんが25人(※)となり無事満員になりました!👍
※N先生は一人当たりのレッスン時間が45分・60分と長めなので、30分の教室に換算すると40人前後に相当すると思われます。
私も2年前のちょうど今頃、ホームページ集客のアドバイスやブログの添削をしていたのをよく覚えていますよ。
それで、「おめでとうございます!😊」と思いきや、満員となった矢先に教室の閉鎖を決断した、というLINEだったんですね↓
↑ということで今回は、自宅などで個人ピアノ教室を営むお若い女性講師さんの、結婚・出産・育児・育休にまつわるお話をしてみます。
楽器店やカルチャーセンターの音楽教室での雇われ講師さんであれば、後任の講師さんに代講を引き継いで産休に入ればいいですよね。
でも個人でやっているピアノ教室の場合は、そう一筋縄には行かない現実があります。
とても大事なことなのに、正解がある事でもなくて、しかもそう頻繁に聞ける話でもないので、いざ自分の場合はと考えた時に「どうしたものか」と悩む方もいらっしゃると思います。
今回はそんな若い先生に向けて「考える材料」として、N先生の事例をご紹介することにしました。
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個人ピアノ教室講師の結婚問題
独身のうちから個人ピアノ教室の生徒をある程度持っている場合、結婚に際してまず気がかりなのが「結婚後もレッスンを続けられるか」という点ですよね。
つまり、お相手の方との関係で、遠方に引っ越さずに済むか、今の教室に通勤できる範囲に住めるか、という点です。
お相手の方が、職場が教室に比較的近いとか、テレワークだから場所は問わないとか、新幹線で通ってもいいとか、うまいことを両立できる方や理解のある方であれば良いでしょうけど、現実にはN先生のようなケースもありましょう。
もしN先生のように遠方に引っ越さなければならない場合は「教室を手放すか、結婚を諦めるか」の2択を迫られるわけですよね。
N先生も「結婚しない」という選択肢だってあったはずです。
折衷案としては週末だけ一緒に過ごす週末婚という手もなくはないですが、ピアノ教室にとって土曜日は書き入れ時ですから、それも悩ましいところなんじゃないでしょうか。
まぁ「単身赴任みたいなもの」と割り切って考える事もできなくはないかもしれませんが。
なのでこういうあたりは、結婚前にお相手の方としっかり話し合って、事前にお互いの合意を作っておく必要があるでしょうね。
私のお客さんの中にも、ホームページを作った時点では独身だったけど、途中で結婚された方が他にも何人かいらっしゃいます。
今までは「結婚で教室を閉める」という方はいなかったので、今回のN先生は初のケースでした。
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個人ピアノ教室講師の出産育児問題
さて、結婚するならするで、その先の出産と育児の問題がありますよね。
今回のN先生の場合は
「子供は産み育てたい」
「その子が幼児の間は教室はやらない」
というご自分の価値軸がはっきりしています。
私のお客さんで一番多いのは
「お子さんが幼稚園に入るあたりから、育児と両立できる範囲の少人数の生徒で細々とレッスンを始める」
「小学校、中学、高校と手がかからなくなる(お金はかかるようになる)につれて生徒を増やしていく」
というスタイルの先生です。
出産前からいるピアノ生徒のレッスンをどうするか問題
ここで問題になるのが「出産前から生徒をたくさん抱えている場合」ですよね。
産むのはいいけど生徒どうするの問題ですよ。
結婚の時点で遠方に引っ越さずに済んだとしても、出産後にはこの問題が出てきます。
この時に教室の生徒数を維持したいのであれば、よほど少人数の教室でない限り「レッスンを人に頼む」か「育児を人に頼む」か、またはその両方からは絶対に逃げられないでしょう。
私のお客さんには子育てを終えられたセンパイ先生もたくさんいらっしゃいますが、出産後にどうしたかでよく聞くのはやはり「知り合いの先生に代講をお願いした」か「バッサリやめた」です。
もしレッスンを引き継いでくれる先生がいるのであれば、それを機にそのまま経営側に回る(オーナー化する)という手も1つかもしれません(それはそれで大変でしょうけど)。
自分がレッスンに復帰(復職)するなら、お子さんの就園や就学がタイミングとしてあるでしょうね。
一度に全生徒を戻すのが大変なら、段階的にという事もあるかもしれません。
また「育児を人に頼む」と言っても、昔のように面倒を見てくれる家族やご近所さんが周りに都合よくいれば良いですが、そうでない場合は、0歳から保育園などに預けるか、レッスンの時間だけベビーシッターさんに見てもらうか、ということになりますよね。
0歳から保育園に預けるにしても、最短でも法律上は2ヶ月近く経たないと預けられないので(ベビーシッターも?)、その子供を預けられない間をつないでくれる代講の先生はどうしても必要なんじゃないでしょうか。
もしその間レッスンをお休み(休講)にするとしても、せいぜい2~3ヶ月が限度かと思います(生徒が離れる&レッスンの空白は習い事としても良くない)。
保育園に預けるにしても、入れる確証が出産前からあるわけでもないし、入れるとしても数ヶ月から1年くらいかかる事だって多いでしょう。
そうして保育園に入れても、費用の負担は大きいし、ベビーシッターに頼ろうものなら、もう月謝収入のほとんどが吹き飛ぶか、赤字になるのが現実かと思います。
そうなると「そこまでしてレッスンを続けるのか」という折り合いを、夫婦間でしっかりと話し合う必要があるでしょうね。
ここはもう、それぞれの価値観次第なんじゃないでしょうか。
しかも今は共働きの時代なので、男性の側も結婚相手の女性に、ある程度の収入を期待していることもあるでしょう。
その場合は女性である先生の方も、結婚の前から正直に、結婚・出産後の見通しついて、自宅ピアノ教室という職業の特性も含め(たぶん一般の方はよく知らない)、ある程度話しておくことが望ましいかもしれませんよね。
確定的なことはその時にならないと言えないかもしれませんが、想定されるいくつかのシナリオを話し合っておく事ぐらいはできるんじゃないでしょうか。
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それぞれの正解を自分の責任で選び取る
色々なパターンをお話ししてきましたが、最後は「自分の場合はどうするか」を決めないといけないですよね。
最初に書いた通り、これは人生を左右するとっても大事なことです。
そして正解も定番もない事です。
しかも自分一人で決められることではなくて、お相手の方の都合や気持ちもある話です。
なので最後はもう「自分達の場合は何を選び取るのか」を自分とお相手の方とできちんと話し合って決めるしかないんじゃないでしょうか。
そのための「考える材料」として、今回のN先生の事例や「こうしたらこうなる」「この場合はこう」といった選択の可能性がいくつか頭にあることは助けになるだろうと思い、今回のお話をしました。
ご参考になれば幸いです😊
ちなみに
ちなみに、今回のN先生のLINEメッセージは、ピアノ教室の運営や集客という点においても、とても示唆に富んでいます。
話がとっ散らかるので本編では触れませんでしたが、今回の記事を読むようなお若い先生であれば、これも知っておいて損はない事例なので、下にその箇所の抜粋と、過去の関連記事を挙げておきますので、ご興味のある方はチェックしてみてくださいね↓
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