理想のピアノ生徒が集まるホームページ制作&集客コンサルタントの永井です。
今回はピアノ教室のホームページを公開してから、実際に生徒集めが軌道に乗るまでの、大まかな流れのお話(全体イメージ)をしてみます。
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ネット集客が軌道に乗るとはどういう状態か
以前に私はこのブログで、ネット集客はロケットの打ち上げにいている、という例え(※)をしたことがあります。
※ インターネットを使った生徒募集は農耕に似ている
ロケットの打ち上げは、最初の離陸に、ものすごいエネルギーが必要です。
同時に、発射の角度や、飛んでいる最中の角度の軌道修正もきっと大事なんだと思います。
でも、成層圏を過ぎて宇宙空間に出てしまったら、もう重力からは自由ですから、飛んでいる状態を維持するのにエネルギーはそんなにいりません。
私は科学者ではないので、もちろんこれはイメージですか、ホームページを作ってピアノ生徒を集めていくプロセスもこんな風なんです。
そして冒頭に書いた「軌道に乗る」とは、この宇宙空間に出たような状態のことを私は呼んでいます。
検索順位が安定し、ホームページの中味も十分に充実し、どんなブログを書けば良いかもしっかり掴んでいる。
あとはブログを月に2~3本、慣れた手つきでパパッと書いているだけで、先生の考え方に共感した理想の生徒さん(※)が安定して集まってくる。
そんなような状態です。
※ 理想のピアノ教室を創るための「土台」とは何か
ただ、軌道に乗ってもブログを書き続ける必要はあります。
残念ながら、Web集客において完全自動(完全放置)で、お客さんが集まり続けるということはありえません。
一度軌道に乗ったホームページであっても、サイトを放置し続けたら、しばらくは良くても、徐々に重力に引っ張られ、やがて墜落します。
ブログにせよ何にせよ、何かしらの情報更新をし続けることは避けられないのが実情です。
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大きなサイクルとしては「春募集を2回」
では、どれくらいの期間、どんなプロセスを経て、ホームページを使ったピアノ生徒集めは「軌道に乗った」状態にたどり着くのでしょうか?
私は大きなサイクルとしては「春募集を2回経験すること」が1つの目安だと思っています。
どういうことかご説明しましょう。
1年目の春募集でギアを入れる
まず最初にピアノ教室のホームページを公開して、「さぁ~生徒よ集まれ!」と、勇んでブログを始めます。
すると何が起こるかと言うと、何も起こらないんです(笑)
生徒が来ない。
ホームページを使ったピアノ生徒集めは、最初の数ヶ月に「魔境」があります。
慣れないブログを頑張って書いているのに生徒が来ない!
待てど暮らせど生徒が来ない!
そして不安になり、ブログもめんどくさいし、失望してやめてしまう。
こういう残念なパターンがあります。
なぜ最初は生徒が来ないのかと言うと、1つは、検索順位が1ページ目まで上がって、ホームページを地域の人に見つけてもらえるようになるまでに、早くても数ヶ月はかかるからです。
もう1つは、ブログの書き方の「ツボ」が掴めていないところにあります。
ピアノ教室の講師ブログは、その書き方によって、問い合わせの率が大きく変わります(検索順位も)。
「うちの教室(私)の場合はこういうことを書くと生徒が集まりやすい」
というツボのようなものが、それぞれの教室ごと、先生ごとにあるんですね。
これが掴めないうちは、頑張ってブログを書いている割には生徒が来ない。
何か、車のギアをニュートラルに入れたままアクセルを踏んでいるような感覚を覚える期間があるんですね。
割に合わない、やるせない期間。
まさに魔境ですね ^ ^ ;
【補足】
最初の魔境なしに、最初からパーッと生徒が集まる場合もあります。
それは地域にライバルとなるピアノ教室のホームページがない場合です。
競合がいなければ、検索上位を取るのは決して難しくありません。
競合がいなければ、1つのサイト、1つの教室にお客さんが一気になだれ込むことはあり得ます。
昔、個人ピアノ教室のホームページがまだ珍しかった黎明期には、こういうこともあったようです。
今もそういう地域はあるかもしれませんね。
でも、そんな時代は今や急速に終わりつつあります。
少なくとも東京23区や大阪では完全におとぎ話です。
個人のピアノ教室でもホームページを持つのがどんどん当たり前になってきていて、昔ほどのインパクトを期待するのは年々難しくなってきていると言えるでしょう。
この点は、私がアメブロなどの無料ブログをおすすめしていない理由の1つでもあります。
今までアメブロで生徒を集められたからといって、今までアメブロで検索上位をとれていたからといって、これからの時代もそれを維持できると言えますか?
私の目にはアメブロはタイタニック号に見えています。
参考
私がピアノ教室の生徒募集にアメブロを薦めない理由
えっ? まだアメブロでピアノ生徒集めてるんですか!?
話を戻しましょう。
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ギアを噛み合わせるには
では、どうしたらそのツボが掴めるのか?
ギアをしっかりと噛み合わせて、アクセルを踏み込んだパワーがきちんとタイヤに伝わるようになるのか?
まずはこの段階を目指すのが、1回目の春募集が終わるまでの目標となります。
というのは、春募集の時期は、お客さん側もこれから通うピアノ教室を実際に探している(冷やかしのサイト訪問率が低い)ので、ブログの反応が出やすい時期なんですね。
ホームページのアクセス数も増えるし、滞在時間も増えるし、見られるページの数も増えます。
この1回目の春募集で、ブログの書き方や話題を色々と試し打ちするわけです、なるべくたくさん。
するとどこかのタイミングで
「どうもこの手の記事は反応が良いらしいぞ」
ということが見えてくるんですね。
これがあなたの「勝ちパターン」です。
1回目の春募集で、たとえ爆発的な生徒増はなかったとしても、この勝ちパターンが掴めたら、1回目の春募集は成功と見て良いと私は思っています。
ちなみに、私の生徒募集サポートでは、この段階を「卒業(※)」の1つの目安と考えています。
※私のサポートなしで独り立ちする段階。
2回目の春募集でドカッ!
1回目の春募集でブログのツボを掴んだら、あとは年内一杯、その書き方を練習しつつオフシーズンでもちょろちょろと生徒を集めていきます。
同時に検索対策もしっかりと押し進めていきます。
競合の多いエリアであっても、1年~1年半くらい、しっかりと強力な検索対策を施せば、よほど無謀なキーワード(「○○県 ピアノ教室」とか)に挑まない限りは、それなりの上位は取れるでしょう(今ならまだ)。
そして年が明けて1月半ば、お正月ムードが消えてきたあたりから、いよいよ試合開始です。
それまで磨き上げてきた、勝ちパターンのテッパン記事をバシバシ発射していけば良いのです。
2回目の春募集が終わる頃には、これで少なくともそこそこの生徒数(20~30人程度)には届くでしょう(どこかで致命的なミスを犯していなければ)。
もちろんそれ以上も狙えます。
私の母の場合は2年で7人から44人までいきました。
母のピアノ教室生徒を7人から44人に、2年弱で遠隔で増やしたネット集客のやり方
この時点でまだ体力や空き枠に余裕があれば、このサイクルを繰り返すだけです。
この頃にはもうあなたは、ブログのスタイルも確立して、大して苦にならないぐらい熟練しているでことしょう、まるで宇宙空間をスイスイと飛んでいるかのように。
実際は様々な要因が千差万別に絡み合うので、地域差や個人差はもちろんあるでしょうけれども、一般論としてはこんなイメージです。
以上、今回はピアノ教室のホームページ生徒募集が軌道に乗るまでの大まかな流れをご紹介しました。
実際には検索対策や、ブログの書き方、ホームページ内容をどう作り込んでいくか、アクセス解析と軌道修正など、細かい具体的なテクニックやノウハウもありますので、そこは他のブログ記事や私のセミナーでご紹介しています。
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